トラブルシューティング・ガイド

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IPMonitor v1.0 for Java アプリケーションの構成

IPMonitor v1.0 for Java は、クライアントとホストとの間を流れるセッション・データが入っているトレース情報を収集するために使用できる Java アプリケーションです。IPMonitor は、Z and I Emulator for Web サーバー上で動作し、クライアントが IPMonitor 経由でホスト・セッションを確立できるようにホストに接続します。

セッション・プロパティーの変更を許可されているユーザーは、以下の手順に従うことができます。ユーザーがセッション・プロパティーの変更を許可されていない場合、そのユーザーのためにシステム管理者が以下の手順に従う必要があります。

  1. サーバー上で IPMonitor アプリケーションを始動します。IPMonitor を始動するときにホスト名、ホスト・ポート、およびローカル・ポートのパラメーターを指定しなかった場合、その情報を IPMonitor ウィンドウで入力してください。
  2. クライアント・デスクトップ (クライアントのブラウザーでアクセス) にあるセッション・アイコンを右クリックして、「プロパティー」を選択します。
  3. 「宛先アドレス」を、IPMonitor アプリケーションを実行する Z and I Emulator for Web サーバーの TCP/IP アドレスに設定します。例えば、Z and I Emulator for Web サーバーの名前が zieserv1 で、その TCP/IP アドレスが 10.27.70.115 であれば、このフィールドに hodserv1 または 10.27.70.115 のどちらでも指定できます。
  4. 「宛先ポート」を、IPMonitor アプリケーション構成でローカル・ポートとして指定されている値と同じものに設定します。デフォルト・ポートは 23 です。
  5. IPMonitor が開始されたサーバー上の IPMonitor ウィンドウで「接続」をクリックします。「接続」ボタンは「切断」に変わり、クライアントへの接続状況は「待機中」に変わります。
  6. IPMonitor アプリケーションに接続するように構成したクライアントで、Z and I Emulator for Web セッションを開始します。直接ホストに接続しているかのように、ホストからのデータが入ったセッション・ウィンドウが表示されます。サーバー上の IPMonitor ウィンドウで、クライアントおよびホストの接続状況はどちらも「接続」に変わります。
  7. トレース情報を収集する対象のクライアント・ワークステーションにおける問題を再現します。
  8. 問題が再現されたら、サーバーの IPMonitor ウィンドウで「停止」をクリックしてトレースを終了し、「保存」をクリックして、「トレース・ファイル」フィールドにリストされているファイルにトレース・データを保存します。
  9. サーバー上で IPMonitor を終了し、クライアント・ワークステーション上でセッションを閉じます。
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