File Upload ウィザードによって、File Upload コマンドを作成してリモート・データベース・サーバーに送ることができます。File Upload コマンドは、リモート・データベースに データを作成、置き換え、付加し、あるいはテーブルを更新するために作成 することができます。
このオンライン・ヘルプ・ファイルは、File Upload ウィザード の 2 つのバージョンについて説明しています。
- Java 1 バージョン
Java 1 ブラウザーを使用している場合には、File Upload ウィザードの Java 1 バージョンが表示されます。
- Java 2 バージョン
Java 2 対応ブラウザーを使用している場合には、File Upload ウィザードの Java 2 バージョンが表示されます。
File Upload ウィザードの 2 つのバージョン (Java 1 と Java 2) の機能は非常によく似ていますが、ユーザー・インターフェースとワードに わずかな違いがあります。このオンライン・ヘルプではその相違点を指摘します。
リモート・データベース・サーバーは iSeries または AS/400 で 稼働中で、クライアント・ワークステーションには該当する Java Database Connectivity (JDBC) ドライバーがなければなりません。Z and I Emulator for Web クライアントおよび Database On-Demand クライアントには既に AS/400 Toolbox for Java からの JDBC ドライバーが組み込まれていて、これにより Z and I Emulator for Web クライアントまたは Database On-Demand クライアントは適切に構成された iSeries または AS/400 の DB2/400 データにアクセスできます (「ログオン」タブの 「データベースの URL」 フィールドを参照) 。
他のホスト・プラットフォームで稼働中のデータベース・サーバーがサポートされるのは、Z and I Emulator for Web または Database On-Demand クライアント・ワークステーションに該当する JDBC ドライバーがインストールされている場合だけです (「ログオン」タブの 「データベースの URL」フィールドを参照) 。
File Upload ウィザードは、データ・ファイルを XML を含む各種のファイル形式で読み取ることができます (以下のファイルを参照) 。File Upload ステートメントは保管して再利用できます (以下のファイルを参照) 。
File Upload ウィザードの一部のフィールドには デフォルト値を設定できます。
一連のタブによって、File Upload ステートメントを作成して 実行するプロセスがガイドされます。これらのタブは次のとおりです。
ログオン
- データベース URL
「データベースの URL の指定」を参照してください。 File Upload ウィザードが 5250 ディスプレイ・セッション から起動されている場合には、File Upload ウィザードには 当初「データベースの URL」フィールドに現行 iSeries ホストの名前が 入っているデフォルトのデータベースの URL が表示されています。
- Userid (Java 1 ブラウザー)
ユーザー ID (Java 2 対応ブラウザー)
リモート・データベース・サーバーへの接続に必要なユーザー ID (ある場合) を入力します。
- パスワード
リモート・データベース・サーバーへの接続に必要なパスワード (ある場合) を入力します。
- ドライバーの説明 (Java 1 ブラウザー)
- ドライバー ID (Java 2 対応ブラウザー)
このリスト・ボックスには、Z and I Emulator for Web で登録されているすべての JDBC ドライバーの名前が含まれています。このリスト・ボックスを展開して、使用する登録済み JDBC ドライバーの名前をクリックするか、「その他」をクリックして別のドライバーを指定します。 JDBC ドライバーの一般的な使用法については、 「JDBC ドライバーの登録」を参照してください。
- クラス名 (Java 1 ブラウザー)
- その他 (Java 2 対応ブラウザー)
このフィールドには、JDBC ドライバーの完全修飾 Java クラス名が入っていなければなりません。
- 「ドライバーの説明」(または「ドライバー ID」) フィールドで登録されたドライバーの名前を選択した場合には、Z and I Emulator for Web でこのフィールドにユーザー用の完全修飾 Java クラス名が表示されて、 これを変更することはできません。
- しかし、「ドライバーの説明」(または「ドライバー ID」) フィールド で「その他」を選択した場合には、このフィールドにドライバーの完全修飾クラス名 を入力しなければなりません。大文字小文字が区別されます (
COM
は com
とは異なります)。完全修飾クラス名が分からない場合は、ドライバーの提供元に連絡してください。
ドライバーはワークステーションにインストールされていて、Z and I Emulator for Web クライアントまたは Database On-Demand クライアントにアクセス可能でなければなりません (「 JDBC ドライバーのデプロイ」を参照) 。
- テーブル・フィルター (File Upload)
このフィールドは、Z and I Emulator for Web 管理者が使用可能にしていなければ表示されません。
スキーマ名、スキーマ・フィルター、テーブル名、およびテーブル・フィルターの コンマで区切られたリストを入力します。このリストは、データベースへのログオン後に File Upload ウィザードの「テーブル」タブの「使用可能なテーブルのリスト」に 表示したいスキーマおよびテーブルを指定します。
この「テーブル・フィルター」フィールドは、「使用可能なテーブルのリスト」のいくつかのフィルタリング・レベルのうちの 1 つです (「レベル 4. 現行 SQL または File Upload ステートメントの値」を参照) 。
スキーマおよびテーブルのリストの作成については、 「使用可能なスキーマおよびテーブルの リストの指定」を参照してください。
- 接続
リモート・データベース・サーバーに接続するには、「接続」をクリックします。 Java 1 ブラウザーを使用していて、ログオンまたはホストへの接続に 問題がある場合には、「ログオンまたは接続時の問題」 を参照してください。
切断
リモート・データベース・サーバーから切断するには、「切断」をクリックします。
テーブル
- ファイル・アップロード・タイプ
リモート・データベース・サーバーに送りたい File Upload ステートメントのタイプを選択するには次のようにします。
- 「Create」をクリックして、リモート・データベース に新しいテーブルを作成します。
- 「Replace」をクリックして、リモート・データベース の既存のテーブルの内容を上書きします。
- 「Append」をクリックして、リモート・データベース の既存のテーブルにデータを付加します。
- 「Update」をクリックして、リモート・データベース のテーブルの選択した部分を更新します。
- 以下のフィールドは、「Create」操作のみで使用します。
- 新規テーブル名:
リモート・データベースに作成する新しいテーブルの名前を入力します。
- 参照テーブル
「Create」操作では、新規テーブルのフィールド記述のソースとしてリモート・データベースの既存のテーブルを使用したい場合には、「参照テーブル」をクリックします。
- 保管された SQL ステートメント
「Create」操作では、新規テーブルのフィールド記述のソースとして保管された SQL ステートメントを使用したい場合には、「保管された SQL ステートメント」をクリックします。
- 保管された SQL ステートメント
「Create」操作では、新規テーブルのフィールド記述のソースとして 「保管された SQL ステートメント」を選択すると、 このリストが表示されます。フィールド記述のソースとして使用したい保管された SQL ステートメント を選択します。
- 次の 4 つのフィールドは、(Java 1 ブラウザーを使用している場合に 表示される) Java 1 バージョン、 および (Java 2 対応ブラウザーを使用している場合に表示される) Java 2 バージョンとはわずかに違っています。
- Java 1 ブラウザーを使用している場合:
- 参照テーブルの選択 (Create)
テーブルの選択 (Replace、Append、Update)
これは、現行の File Upload ステートメントで使用するのに利用できるスキーマおよびテーブルのリストです (「使用可能なテーブルのリスト」を参照) 。
このリストの内容は、いくつかのレベルのフィルタリングによって 決定されます (「スキーマ名およびテーブル名の フィルタリングのレベル」を参照) 。
「Create」の場合には、作成する新規テーブルのフィールド記述の ソースとして使用したいテーブルの名前の横にあるチェック・ボックスを選択します。
「Replace」、「Append」、または「Update」の場合には、 「Replace」、「Append」、または「Update」操作のターゲットにしたい テーブルの名前の横にあるチェック・ボックスを選択します。
- スキーマの表示
「テーブルの選択」の下のテーブルのリストに表示したいスキーマの名前を選択するには、「スキーマの表示」 をクリックします。
- テーブルのフィルタリング
「テーブルの選択」の下のテーブルのリストに表示したいテーブルの名前またはタイプを指定するには、「テーブルのフィルタリング」 をクリックします。
- Java 2 対応ブラウザーを使用している場合:
- 使用可能なテーブル
これは、現行の File Upload ステートメントで使用するのに利用できるスキーマおよびテーブルのリストです (「使用可能なテーブルのリスト」を参照) 。
このリストの内容は、いくつかのレベルのフィルタリングによって 決定されます (「スキーマ名およびテーブル名の フィルタリングのレベル」を参照) 。
「Create」操作では、リモート・データベースに作成する 新規テーブルのフィールド記述のソースとして使用する 1 つのテーブルを選択します。
「Replace」、「Append」、または「Update」操作では、 「Replace」、「Append」、または「Update」操作のターゲットになる 1 つの テーブルを選択します。
「Create」、「Replace」、「Append」、または「Update」操作 に使用したいテーブルの名前を、「使用可能なテーブル」のリストから 「選択したテーブル」フィールドに移動します。
- テーブル名を選択します。
- 「>」をクリックします。
- 選択したテーブル
このフィールドには、参照テーブル (Create) または操作のターゲット (Replace、 Append、または Update) として「Create」、「Replace」、「Append」、 または「Update」操作に使用するテーブルの名前が含まれています。 選択したテーブル名を除去するには、「<」をクリックします。
- スキーマのフィルタリング
「使用可能なテーブル」のリストに表示したいスキーマの名前を選択するには、「スキーマのフィルタリング」 をクリックします。
- テーブルのフィルタリング
「使用可能なテーブル」のリストに表示したいテーブルの名前またはタイプを指定するには、「テーブルのフィルタリング」 をクリックします。
- 最新表示
「テーブルの選択」の下のテーブルのリストを最新表示するには、 「最新表示」をクリックします。
キー欄
「キー欄」タブを使用できるのは、File Upload ステートメントの タイプが「Update」の場合だけです。
ファイル
「ファイル」タブをクリックして、File Upload ステートメント に使用したいソース・ファイルを指定します。
- ファイル名
ソース・ファイルのパスおよび名前を入力するか、または 「参照」をクリックしてファイルをブラウズします。
- ファイル・タイプ
ソース・ファイルのファイル形式をクリックします。
- ASCII テキスト (*.txt)
データは、列に ASCII テキストでフォーマットされます。
- コンマ区切り値 (CSV) 形式
CSV 形式とも呼ばれています。このデータは ASCII テキストで、各行に 1 つのレコードが入り、 各レコード内のフィールドはコンマで区切られます。
- Microsoft Excel - BIFF3 (*.xls)
Microsoft Excel 3.0 ファイル形式 (BIFF3)。
- Microsoft Excel - BIFF4 (*.xls)
Microsoft Excel 4.0 ファイル形式 (BIFF4).
- XML (*.xml) (File Upload)
2 つのタイプの XML ファイルがサポートされています。
- Excel XML
- このタイプの XML ファイルは、Microsoft Excel 2003 によってオープンして変更できます。「Excel XML ファイルの形式」を参照してください。
- DTD XML
- このタイプの XML ファイルは、DatabaseOnDemand DTD に従ってフォーマットされた有効な XML 文書です。「DTD XML ファイルの形式」を参照してください。
File Upload ウィザードは、DatabaseOnDemand DTD に 対する XML 文書の妥当性を検査しません。(ただし、多くの XML エディターがこの妥当性検査をサポートしています。文書に DatabaseOnDemand DTD が含まれている場合には、それらのエディターの 1 つを使用して、文書の妥当性を検査することができます。)
File Upload ウィザードは、DTD の COLUMN エレメント の NAME 属性を使用して、XML ファイルの列 (例えば、DESCRIPT
) をリモート・データベースの同じ名前の列と突き合わせます。
以下の場合に、Windows NotePad または標準の XML エディター を使用して、DTD XML ファイルの内容を編集 (データの追加、除去、または変更) することができます。
- 変更が DatabaseOnDemand DTD と整合性がある。
- DatabaseOnDemand DTD が変更されない。(ただし、DTD を削除できる。)
- ステートメントの保管
File Upload ステートメントを保管して後で再利用するには、「ステートメントの保管」をクリックします。
- ステートメントの実行
File Upload ステートメントをリモート・データベース・サーバーに送るには、「ステートメントの実行」をクリックします。
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