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データベース URL の指定

リモート・ホスト上で実行中のデータベース・サーバーに接続するには、Java Database Connectivity (JDBC) ドライバーがクライアントにインストールされていなければなりません。

Z and I Emulator for Web クライアントおよび Database On-Demand クライアントには、AS/400 Toolbox for Java からの JDBC ドライバーが既に組み込まれています。このドライバーによってクライアントは、正しく構成されている iSeries または AS/400 にある DB2/400 データにアクセスできます。

別の JDBC ドライバーが必要な場合は、管理者に連絡して、そのドライバーを入手してください。

データベース URL とは、特殊なタイプのデータベース・サーバー (ローカル JDBC ドライバーと互換性がある) と特殊なホストを指定する Universal Resource Locator (URL) のことです。次の表には、Z and I Emulator for Web クライアントと Database On-Demand クライアントによって組み込まれる JDBC ドライバーを使用する時のデータベース URL の正しいフォーマットが示されています。

JDBC ドライバー記述: データベース URL のフォーマット: 例:
AS/400 Toolbox for Java jdbc:as400://[host]
  • jdbc:as400://myiSeries
  • jdbc:as400://9.88.24.163
  • 他のタイプの JDBC ドライバーを使用している場合は、データベース URL の正しいフォーマットについてデータベース管理者にお問い合わせください。

    iSeries ホスト上で実行しているデータベース・サーバーに接続していて、Z and I Emulator for Web サーバー (または Database On-Demand サーバー) 上の i5/OS または OS/400 プロキシー・サーバー を使用したい場合は、そのサーバー名とプロキシー・サーバーのポート番号をデータベース URL に付加してください。 

    完全フォーマットは次の通りです。

    jdbc:as400://[host];proxy server=ZIEWebServerName:proxyServerPort
    例えば、
    jdbc:as400://myiSeries;proxy server=myZIEWebServer:3470

    さらに、iSeries ホストで OS/400 V5R2 以降を実行中のデータベース・サーバーに接続している Java 2 対応ブラウザーを使用している場合は、"database name" プロパティーを使用することによって、独立補助ストレージ・プールに保管されたものも含めて、接続用に使用するデータベースを指定することができます。  

    完全フォーマットは次の通りです:

    jdbc:as400://[host];database name=name
    例えば、
    jdbc:as400://myiSeries;database name=IASP1

    次の表に、"proxy server"、"server"、および "database name" 接続プロパティーに関する詳細情報を示します。

    プロパティー 説明 必須 選択項目 デフォルト
    "proxy server" プロキシー・サーバーが稼働している中間階層マシンのホスト名とポートを指定します。このフォーマットは hostname[:port] で、ポートはオプションです。これが設定されない場合は、ホスト名とポートは com.ibm.as400.access.AS400.proxyServer プロパティーから検索されます。デフォルト・ポートは 3470 です (接続で SSL を使用する場合は、デフォルト・ポートは 3471 です)。ProxyServer が中間階層マシン上で稼働中でなければなりません。

    中間階層マシンの名前は 2 階層環境では無視されます。

    no プロキシー・サーバーのホスト名とポート (proxyServer プロパティーの値、設定されない場合はなし)
    "secure" サーバーとの通信に、Secure Sockets Layer (SSL) 接続を使用するかどうかを指定します。V4R4 以降のサーバーへの接続時に使用可能になるのは SSL 接続のみです。 no 「true」(すべてのクライアント/サーバー通信を暗号化する)
    「false」(パスワードのみを暗号化する)
    "false"
    "database name" 独立補助ストレージ・プールに保管されたものも含めて、接続用に使用するデータベースを指定します。このプロパティーが適用されるのは、i5/OS または OS/400の V5R2 以降に接続する場合のみです。データベース名を指定する時は、その名前はサーバーのリレーショナル・データベース・ディレクトリー内に存在しなければなりません。次の基準により、どのデータベースにアクセスするかが判別されます。
    • このプロパティーを使用してデータベースを指定する場合は、指定されたデータベースが使用されます。指定されたデータベースが存在しない場合は、その接続は失敗します。
    no データベース名