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ページ設定 (3270 プリンター・セッション、3270 ディスプレイ・セッション)

「ページ設定」ウィンドウは、次の 3 つの異なるコンテキストで表示されます。

3270 ディスプレイ・セッションの場合:

「ページ設定」ウィンドウのオプションを変更するのは、VTAM ならびに LU タイプ 1 および LU タイプ 3 プロトコルに精通している場合だけにしてください。

プリンター定義テーブル (PDT) を使用している場合、PDT で定義されている競合した値は、「拡張オプション」ウィンドウで選択した値で一時的にオーバーライド されます。ただし、PDT ファイル自体が変更されることはありません。

ホスト SCS コマンドが以下のオプションをオーバーライドするのは、「拡張オプション (ページ設定)」ウィンドウで「最適化」オプションが「はい」に設定されなかったときです。

1 インチ当たりの文字数
1 インチ当たりの行数
ページ当たりの最大行数
1 行当たりの最大文字数
フォント
フォントを選択
NULL 行を抑制
NULL をスペースとして印刷
MPP+1 で CR の場合 NL を抑制 (3270 プリンター・セッションのみ)
MPP+1 で NL の場合 NL を抑制 (3270 プリンター・セッションのみ)
1 桁目の FF を無視 (3270 プリンター・セッションのみ)
データの前にある FF はスペースを取る (3270 プリンター・セッションのみ)
用紙送り位置 (3270 プリンター・セッションのみ)
1 ページ当たり複数の画面印刷の使用
ロック
拡張オプション


1 インチ当たりの文字数
1 インチ当たりに印刷される文字の個数を指定します。PDT が使用されている場合、PDT で定義された選択項目が表示されます。Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 3 つの選択項目 (10、12、および 17) が使用可能です。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、PDT 内の DEFAULT_CPI? 項目から取られます (存在している場合)。Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、10 がデフォルト値です。

1 インチ当たりの行数
1 インチ当たりの行数を指定します。PDT が使用されている場合、PDT で定義された選択項目が表示されます。Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 5 つの選択項目 (2、3、4、6、および 8) が使用可能です。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、PDT 内の DEFAULT_LPI? 項目から取られます (存在している場合)。Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、6 がデフォルト値です。

ページ当たりの最大行数
1 ページ当たりの最大行数 (上部マージンと下部マージンを含む) を指定します。この値は、最大ページ長 (MPL) とも呼ばれます。1 から 255 の間の値を入力してください。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、PDT 内の MAXIMUM_PAGE_LENGTH 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 デフォルト値の 66 が使用されます。

1 行当たりの最大文字数
1 行当たりの最大文字数を指定し、最大表示位置または最大印刷位置 (MPP) とも呼ばれます。1 から 255 の間の値を入力してください。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、PDT 内の MAXIMUM_PRINT_POSITION 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 デフォルト値の 80 が使用されます。

フォント
このオプションは、 Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合にのみ、適用されます。

このフィールドは、印刷に使用するための、現在選択されている Windows のフォントを表示します。

エミュレーター・クライアント (例えば default.html) では、このフィールドは読み取り専用です。「フォントの選択」をクリックして、フォントを変更します。

管理クライアント (例えば admin.html) では、このフィールドに任意のフォント名を入力できます。指定したフォントがクライアント・マシン上で使用可能かどうか、注意が必要です。

デフォルト値は、現行ロケールによって変わります。

フォントを選択
このオプションは、 Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合にのみ、適用されます。

このボタンをクリックすると、印刷に使用するフォントを指定できる「フォント」ウィンドウが表示されます。

太字のフォント・スタイルで印刷する LU タイプ 3 セッションでの強調表示された文字を除き、Z and I Emulator for Web は、ユーザー選択のフォント・スタイルを無視し、標準のフォント・スタイルを使用します。

1 バイト文字セットの 3270 プリンター・セッションでは、Z and I Emulator for Web は、ユーザーが指定するフォント・サイズを無視します。2 バイト文字セットの 3270 プリンター・セッションでは、Z and I Emulator for Web は、文字間隔が十分に広い場合には、10 ポイントのフォント・サイズを使用します。文字間隔が十分に広くない場合には、Z and I Emulator for Web は、1 インチ当たりの文字数、および 1 インチ当たりの行数に基づき、 該当するポイント・サイズを計算します。

Windows 以外のクライアントで Z and I Emulator for Web を実行している時には、 「ページ設定」タブに「フォントの選択」ボタンは表示されません。

NULL 行を抑制
このオプションは、不定様式 LU タイプ 3 ジョブにのみ、書き込み制御文字 (WCC) のビット 2 および 3 が B'00' でない時に適用されます。

「はい」を選択すると、印刷不能文字しか入っていない行が抑制されます。印刷不能文字は、ヌル、無印刷フィールド内の文字、およびフィールド属性です。スペース (ブランク) (X'40') は印刷可能文字と見なされます。

「いいえ」を選択すると、印刷不能文字しか入っていない行はブランク行として印刷されます。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、PDT 内の COMPRESS_LINE_SPACING? 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 値 「いいえ」が使用されます。

NULL をスペースとして印刷
このオプションは LU タイプ 3 セッションにのみ適用されます。ヌルがスペース (X'40') として印刷されます。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、PDT 内の OVERRIDE_FORMATTED_PRINT? 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 値 「はい」が使用されます。

MPP+1 で CR の場合 NL を抑制 (3270 プリンター・セッションのみ)
このオプションは、不定様式 LU タイプ 3 ジョブにのみ、書き込み制御文字 (WCC) のビット 2 および 3 が B'00' である時に適用されます。

「はい」を選択すると、(最大印刷位置) MPP+1 に復帰 (CR) コードがある場合は自動改行を抑制します。例えば、文字 'A' が行 n の MPP にあり、続いて MPP+1 に CR コード、MPP+2 に文字 'B' がある場合、'A' は行 n の最後の位置に印刷され、'B' は同じ行 (重複する) の最初の位置に印刷されます。

「いいえ」を選択すると、行 n+1 の最初の桁に 'B' が印刷されます。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、 PDT 内の NO_AUTO_NL_IF_CR_AT_MPP_PLUS_1? 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 値 「いいえ」が使用されます。

MPP+1 で NL の場合 NL を抑制 (3270 プリンター・セッションのみ)
このオプションは、不定様式 LU タイプ 3 ジョブにのみ、書き込み制御文字 (WCC) のビット 2 および 3 が B'00' である時に適用されます。

「はい」を選択すると、MPP+1 に改行 (NL) コードがあれば、自動改行は抑制されます。例えば、n 行目の MPP に文字 'A' があり、その後に MPP+1 の NL コードおよび MPP+2 の文字 'B' が続いていると、'A' は n 行目の最終位置に印刷され、'B' は n+1 行目の先頭位置に印刷されます。

「いいえ」を選択すると、自動改行の後で MPP+1 の NL が有効となり、結果はブランク行になります。例えば、n 行目の MPP に文字 'A' があり、その後に MPP+1 の NL コードおよび MPP+2 の文字 'B' が続いていると、'A' は n 行目の最終位置に印刷され、'B' は n+2 行目の先頭位置に印刷されます。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、 PDT 内の NO_AUTO_NL_IF_NL_AT_MPP_PLUS_1? 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 値 「いいえ」が使用されます。

1 桁目の FF を無視 (3270 プリンター・セッションのみ)
セッションが LU タイプ 3 の時に「はい」を選ぶと、先頭行の先頭位置にある改ページ (FF) は無視されます。

セッションが LU タイプ 1 の時に「はい」を選択した場合には、印刷ジョブの先頭にある FF または CR+FF 組み合わせは無視されます。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、 PDT 内の IGNORE_FORM_FEED_AT_FIRST_POS? 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 値 「いいえ」が使用されます。

データの前にある FF はスペースを取る (3270 プリンター・セッションのみ)
このオプションは LU タイプ 3 セッションにのみ適用されます。

「はい」を選ぶと、FF が実行され、FF は印刷位置を占めて、 次のページの先頭行の先頭位置にブランクとして印刷されます。したがって、次の印刷位置はその行の 2 番目の位置になります。

「いいえ」を選ぶと、FF が実行され、次の印刷位置は次のページの先頭行の先頭位置になります。つまり、FF は印刷位置を取りません。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、 PDT 内の FORM_FEED_TAKES_POSITION? 項目から取られます。この項目が検出されない場合、または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 値 「はい」が使用されます。

用紙送り位置 (3270 プリンター・セッションのみ)
このオプションは LU タイプ 3 セッションにのみ適用されます。

「任意の位置」オプションを選択すると、FF はそれがある所で実行されます。

「1 桁目のみ」を選択すると、FF が 1 桁目にある場合だけ実行されます。 1 桁目にないときには、FF は空白文字として印刷されます。

PDT が使用されている場合、デフォルト値は、 PDT 内の FORM_FEED_ANY_POSITION? 項目から取られます。これが Any と定義されている場合には、任意の位置が使用されます。この項目が検出されない場合、 または Windows プラットフォーム上で PDT が使用されていない場合は、 値 「1 桁目のみ」が使用されます。

1 ページ当たり複数の画面印刷の使用
1 ページ当たり複数画面印刷の使用を使用可能にすると、ユーザーは複数の画面、つまり、2、3、または 4 画面を 1 ページに印刷できます。このオプションは、PDT モードの場合はサポートされていません。また、「はい」に設定した場合、この機能は BestFit 設定に優先します。セッション構成中に選択された画面サイズが、印刷出力の調整に使用されます。

ロック
ユーザーがセッションに関連した始動値を変更できないようにするには、「ロック」を選択します。ほとんどのフィールドが使用不可になっているので、フィールドの値を変更することはできません。ただし、セッション・メニュー・バーまたはツールバーからアクセスされる機能は変更できます。

拡張オプション
「拡張オプション (ページ設定)」を参照してください。

関連トピック:

  • ページ設定 (3270 プリンター・セッション、3270 ディスプレイ・セッション)
  • プリンター・セットアップ (3270 プリンター・セッション、5250 プリンター・セッション、3270 ディスプレイ・セッション)
  • 非 Java 印刷モードと Java 印刷モード
  • ディスプレイ・エミュレーション・セッションでの印刷モードの切り替え
  • 拡張オプション (3270 プリンター・セッションのみ)
  • Mac OS X ホスト印刷サポート