トラブルシューティング・ガイド

目次

IBM eServer zSeries トラブルシューティング・チェックリスト

  1. プログラム・ディレクトリーにある手順を確認します。
  2. 「Z and I Emulator for Web の計画、インストール、および構成」ガイドで zSeries 情報を確認します
  3. SMP/E を使用して基本製品がインストールされたことを確認します。
  4. 製造元リフレッシュ (PTF) またはリフレッシュ・パック (APAR) のアプリケーションを確認します。
  5. ++HOLD 情報を確認します。
  6. シェル・スクリプトに引用符が含まれていないかを確認します。
  7. Java レベルを確認します。
  8. PATH 値および LIBPATH 値を確認します。
  9. エラー・メッセージを確認します。
  10. Z and I Emulator for Web デプロイメント・ウィザード・ファイルを zSeries コンピューターに正しく移動したことを確認します。
  11. OS/400 プロキシー・サーバー・ポートが開いていることを確認します。
  12. zSeries サーバーに関する印刷問題が発生していますか?
  13. HCL に送信するファイルを圧縮します。

  1. プログラム・ディレクトリーにある手順を確認します。

    プログラム・ディレクトリーは、Z and I Emulator for Web インフォメーション・センターの『Books』の下にあります。

    注: トラブルシューティングについて詳しくは、プログラム・ディレクトリーの『Hints and Tips』セクションを調べてください。
  2. 「Z and I Emulator for Web の計画、インストール、および構成」ガイドで zSeries 情報を確認します。

    構成サーブレットを使用する方法や、zSeries オペレーティング・システムで別々の読み取り/書き込みプライベート/パブリッシュ・ディレクトリーをセットアップする方法などについては、「Z and I Emulator for Web の計画、インストール、および構成」 ガイドの『zSeries 上で Z and I Emulator for Web を構成』セクションを参照してください。

  3. SMP/E を使用して基本製品がインストールされたことを確認します。

    SMP/E を使用して製品がインストールされたことを確認したら、 ディレクトリー構造を作成するために適切な hod80mvs.sh スクリプトが実行されたことを確認します。ファイルをファイル構造に移動してください。

  4. 製造元リフレッシュ (PTF) またはリフレッシュ・パック (APAR) のアプリケーションを確認します。

  5. ++HOLD 情報を確認します。

    製造元リフレッシュを最近適用した場合は、製造元リフレッシュについて ++HOLD 情報を確認します。

  6. シェル・スクリプトに引用符が含まれていないかを確認します。

    シェル・スクリプトを調べて、いずれのパス・ステートメントにも引用符 (") が含まれていないことを確認します。

  7. Java レベルを確認します。

    java -fullversion コマンドを使用して Java のレベルを調べます。次に、プログラム・ディレクトリーにある情報を使用してバージョンを確認します。

  8. PATH 値、LIBPATH 値、および CLASSPATH 値を確認します。

    Java に関する環境変数が変更されたことを確認します。

    1. PATH を使用している場合: echo 'PATH='$PATH
    2. LIBPATH の場合、以下を使用します: echo 'LIBPATH='$LIBPATH
    3. Java 1.1.8 を使用している場合は、CLASSPATH 変数が設定されていることも確認してください。

  9. エラー・メッセージを確認します。
    1. サービス・マネージャーを使用して、エラーがないか NCoDServices.RAS.txt ファイルを確認します。このファイルは /private ディレクトリーにあります。Z and I Emulator for Web 管理者機能のサービス・オプションで開始、停止、および表示できるサービス・マネージャー・トレースを HCL が要求することがあります。詳しくは、『サービス・マネージャー・トレース』を参照してください。これにより、追加デバッグ情報が NCoDServices.RAS.txt ファイルに記録されます。このファイルは ...\zieweb\zieforweb\private ディレクトリーにあります。このファイルは、Z and I Emulator for Web が開始されるたびに作成し直されます。このファイルは ASCII ファイルであるため、HCL サポートに送信するときは FTP をバイナリー・モードで使用して ASCII マシンに送信する必要があります。
    2. サービス・マネージャーを開始するときや実行しているときに問題が発生する場合は、STDERR ファイルおよび STDOUT ファイルを調べます。
    3. サービス・マネージャーの開始時に問題が発生する場合は、ServiceManager.sh ファイルを編集して、実行される Java コマンドを変更します。実行される Java コマンドの前に # 記号を追加し、コメントの後ろにある Java コマンドの # 記号を除去します。この行は問題判別用であり、...\ZIEWeb\ private\ ディレクトリーにおいて ZIEWeb.stdout に出力されます。ファイル NCoDServices.RAS.txt、ZIEWebstd、STDERR、および STDOUT のコピーを保管します。
  10. Z and I Emulator for Web デプロイメント・ウィザード・ファイルを zSeries コンピューターに正しく移動したことを確認します。
    1. DWunzip ユーティリティーを使用して、当該ファイルをセットアップします。DWunzip は、デプロイメント・ウィザードで作成された ZIP ファイルを使用します。DWunzip は、そのファイルを、正しい許可がある正しいディレクトリーに圧縮解除します。この ZIP ファイルは、FTP を使用してバイナリー形式でホストに送信する必要があります。
    2. 正しい許可 755 が DWunzip-S390 シェル・スクリプトに設定されていることを確認します。
    3. 以下の事項を調べて、デプロイメント・ウィザード・ファイルが正しくインストールされていることを確認します。
      1. デプロイメント・ウィザードを使用して作成された HTML ファイルはパブリッシュ・ディレクトリー (../zieforweb/ZIEWeb) または 代替読み取り/書き込みパブリッシュ・ディレクトリーにあり、 名前に .ascii が付加されています。
      2. それ以外のファイルは許可ビット 755 の ../ZIEWeb/ZIEWebData/htmlname ディレクトリーにあります (htmlname は HTML ファイルの名前です)。
      3. ../ZIEWeb/ZIEWebData/htmlname ディレクトリーにおいて、指定されるすべての TXT ファイルに .ascii が付加されています (htmlname は HTML ファイルの名前です)。
  11. OS/400 プロキシー・サーバー・ポートが開いていることを確認します。

    OS/390 サービス・マネージャーで開く OS/400 プロキシー・サーバー・ポートについて懸念している場合は、Z and I Emulator for Web 管理者機能で以下の手順を実行することにより対象のポートを使用不可にすることができます。

    1. 管理者クライアントの左フレームで「OS/400 プロキシー・サーバー」を選択します。
    2. 「いいえ」ラジオ・ボタンを選択します。
    3. 「適用」をクリックします。
    4. サービス・マネージャーをリサイクルして変更内容を反映させます。
    上記の手順が完了すると、ポート 3470 は開かれなくなります。
  12. zSeries サーバーに関する印刷問題が発生していますか?

    zSeries で印刷問題が発生している場合は、『3270 ホスト印刷トラブルシューティング・チェックリスト』を参照してください。

  13. HCL に送信するファイルを圧縮します。

    HCL サポート・チームが private ディレクトリーの圧縮版を要求することがあります。コンテンツを圧縮するには、/private ディレクトリーに cd で移動して、次のコマンドを発行します。

    pax -wzvf /tmp/private.pax.Z * 

    生成されたファイルを HCL サポート・チームに送信します。

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