トラブルシューティング・ガイド

目次

Z and I Emulator for Web トレース・チェックリスト

Z and I Emulator for Web では、以下のタイプのトレース・オプションが提供されます。

基本トレース
拡張トレース
サービス・マネージャー
リダイレクター
情報バンドラー


基本トレース

基本トレースでは、クライアントが期待どおりにダウンロードを行わない場合の問題に関する情報が収集されます。また、基本トレースでは Z and I Emulator for Web 構成情報も取り込まれます。

基本トレースを有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. Z and I Emulator for Web デプロイメント・ウィザードを開き、新規 HTML ファイルを作成するか、または既存の HTML ファイルを編集します。
  2. 「追加オプション」ウィンドウが表示されるまで、各ウィンドウをクリックします。
  3. 「拡張オプション」ボタンをクリックします。
  4. 左ツリー・ビューで「問題判別」をクリックします。
  5. 「基本」を選択します。オプションで「問題判別コンポーネントを組み込む」ボックスにチェック・マークを付けます。構成済みの 問題判別によって作成された既存の HTML ファイルを編集している場合 には、デフォルトで「問題判別コンポーネントの組み込み」ボックスに チェックが入っています。
  6. 「OK」をクリックします。
  7. HTML ファイルの作成を終了します。

問題が発生する場合は、ブラウザーの Java コンソールを開き、その内容をテキスト・ファイル (*.txt) にコピーします。必ずすべての Java コンソール・エントリーを取得してください。Java コンソールの長さは複数のウィンドウにわたる場合があります。詳しくは、『Java コンソールの表示』を参照してください。

拡張トレース

拡張トレースでは、Z and I Emulator for Web とホスト Telnet サーバーの間の Telnet トラフィックが取り込まれます。Z and I Emulator for Web には、以下のタイプの拡張トレースが用意されています。

トランスポート
IPMON
サービス・マネージャー
リダイレクター

トランスポート

トランスポート・トレースを有効にするには、HTML ファイル内の APPLET タグに TraceOptions パラメーターを追加します。このパラメーターを追加する最も簡単な方法は、デプロイメント・ウィザードを使用する方法です。ただし、HTML コードを直接編集して、このパラメーターを手動で追加することもできます。詳しくは、『拡張デバッグを手動で構成』を参照してください。

デプロイメント・ウィザードを使用してトランスポート・トレースを有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. Z and I Emulator for Web デプロイメント・ウィザードを開き、新規 HTML ファイルを作成するか、または既存の HTML ファイルを編集します。
  2. 「追加オプション」ウィンドウが表示されるまで、各ウィンドウをクリックします。
  3. 「拡張オプション」ボタンをクリックします。
  4. 左ツリー・ビューで「問題判別」をクリックします。
  5. 「詳細設定」を選択します。
  6. 「ログ・ファイル名」フィールドにログ・ファイルの名前を入力します。デプロイメント・ウィザードではデフォルト・ファイル名 trace.txt が指定されますが、そのファイル名は必要に応じて変更できます。Unix ベースのクライアント・プラットフォームの場合には、ファイルの 保管先への絶対パスを含めてください。Windows クライアント・プラットフォーム の場合には、絶対パスを含めなければ、ログ・ファイルはクライアント・ デスクトップに保管されます。
  7. 「トランスポート・トレースを使用可能にする」を選択します。
  8. 「OK」をクリックします。
  9. HTML ファイルの作成を終了します。

トランスポート・トレースを有効にしてある場合に問題が発生したときは、以下の手順を実行します。

  1. Z and I Emulator for Web クライアントを起動します。デスクトップが表示されると、「Z and I Emulator for Web 自動コンポーネント・トレース」ウィンドウが表示され、トレースが開始されたことが通知されます。
    注: このウィンドウを見つけるために、他のウィンドウを移動させなくてはならない場合があります。
  2. セッションが自動開始されない場合は、セッション・アイコンをクリックします。
  3. エミュレーター・ウィンドウに切り替えて、問題を再現します。トレース・ウィンドウは閉じないでください。
  4. 問題が再発したら、「HZ and I Emulator for Web 自動コンポーネント・トレース」ウィンドウを選択します。この時点で、このウィンドウは他のウィンドウの後ろに隠れている場合があります。「終了 (END)」トレース・オプションを選択し、「OK」をクリックします。
  5. ブラウザーの Java コンソールを開き、その内容をテキスト・ファイル (*.txt) にコピーします。必ずすべての Java コンソール・エントリーを取得してください。Java コンソールの長さは複数のウィンドウにわたる場合があります。詳しくは、『Java コンソールの表示』を参照してください。

IPMON

IPMON の概要については、トラブルシューティング・ガイドの『IPMON トレースの概説』を参照してください。

IPMON トレースを有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. Z and I Emulator for Web デプロイメント・ウィザードを開き、新規 HTML ファイルを作成するか、または既存の HTML ファイルを編集します。
  2. 「追加オプション」ウィンドウが表示されるまで、各ウィンドウをクリックします。
  3. 「拡張オプション」ボタンをクリックします。
  4. 左ツリー・ビューで「問題判別」をクリックします。
  5. 「詳細設定」を選択します。
  6. 「ログ・ファイル名」フィールドにログ・ファイルの名前を入力します。デプロイメント・ウィザードではデフォルト・ファイル名 trace.txt が指定されますが、そのファイル名は必要に応じて変更できます。Unix ベースのクライアント・プラットフォームの場合には、ファイルの 保管先への絶対パスを含めてください。Windows クライアント・プラットフォーム の場合には、絶対パスを含めなければ、ログ・ファイルはクライアント・ デスクトップに保管されます。
  7. 「IPMonitor トレースを使用可能にする」を選択します。HTML ベース のモデルを使用している場合には、「セッション名」フィールドには 構成中の現行セッションの名前が事前に入力されています。サーバー・ベースの構成または複合モデルを使用している場合には、 トレースしたいセッションの名前を手動で入力する必要があります。
  8. 「OK」をクリックします。
  9. HTML ファイルの作成を終了します。

IPMonitor トレースを有効にしてある場合に問題が発生したときは、以下の手順を実行します。

  1. Z and I Emulator for Web クライアントを起動します。
  2. Z and I Emulator for Web デスクトップが表示されたら、セッション・アイコンを右クリックし、「IPMonitor でのセッション開始」を選択します。
  3. トレースが開始されたことを通知する「IPMonitor v1.0 for Java 自動モード (IPMonitor V1.0 for Java, automatic mode)」ウィンドウが表示されます。
    注: このウィンドウを見つけるために、他のウィンドウを移動させなくてはならない場合があります。
  4. エミュレーター・ウィンドウに切り替えて、問題を再現します。トレース・ウィンドウは閉じないでください。
  5. 問題が再発したら、「IPMonitor v1.0 for Java 自動モード (IPMonitor V1.0 for Java, automatic mode)」ウィンドウを選択します。この時点で、このウィンドウは他のウィンドウの後ろに隠れている場合があります。「停止」をクリックしてから「保存して終了」をクリックします。トレース・ファイルの保管先とファイル名を確認します。
  6. ブラウザーの Java コンソールを開き、その内容をテキスト・ファイル (*.txt) にコピーします。必ずすべての Java コンソール・エントリーを取得してください。Java コンソールの長さは複数のウィンドウにわたる場合があります。詳しくは、『Java コンソールの表示』を参照してください。

サービスマネージャ

サービス・マネージャー・トレース機能は「管理」ウィンドウの「サービス」ページから使用できます。この機能は、サービス・マネージャーに関するトラブルシューティング情報を収集するために使用します。トレースの開始と停止、およびトレース・レベルの設定を行うには、「サービス」ページで「サービス・マネージャーのトレース」をクリックします。詳しくは、『Z and I Emulator for Web サービス』を参照してください。

リダイレクター

サーバー・トレース/メッセージ機能は必ずインストールされます。 この機能は、「管理」ウィンドウの「サービス」ページで使用できます。「サービス」ページで、リダイレクター・トレースの開始と停止、およびサーバーのトレース/メッセージ・コンソールの表示を行うことができます。 このコンソールでは、トレースおよびメッセージの情報を画面に表示できます。この情報は private ディレクトリーの NCoDServices.RAS.txt にも保管されます。このファイルは、任意の ASCII テキスト・エディターで参照できます。詳しくは、『Z and I Emulator for Web サービス』を参照してください。

サーバー上でのトレースについて詳しくは、『サーバーでのトレース』を参照してください。

情報バンドラー

情報バンドラーは、Z and I Emulator for Web サーバーから診断情報を収集するために使用します。情報バンドラーは、以下の項目のコピーを 1 つの ZIP ファイルに保管します。

ユーザー定義のフォント・ファイルは、ユーザーが作成しない限り、Z and I Emulator for Web サーバー上には存在しません。

この ZIP ファイルは、問題の診断に役立てるために HCL サポート・センターに送信できます。

情報バンドラーは、Novell、i5/OS、OS/400、および z/OS を除く、すべてのサポート対象プラットフォームで グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用して実行できます。 また、情報バンドラーはコマンド行を使用して実行することもできます。

情報バンドラーの実行

情報バンドラーを実行するには、以下のようにします。

上記のコマンドにある install_dir は、Z and I Emulator for Web ソフトウェアのインストール・ディレクトリーです。

コマンド行オプションのリストを参照するには、パラメーターを指定せずに、または -? パラメーターを指定して、情報バンドラーを起動します。詳しくは、『情報バンドラー・コマンド行オプション』を参照してください。

情報バンドラー GUI

情報バンドラー GUI は、Novell、i5/OS、OS/400、および z/OS を除く、すべてのサポート対象プラットフォームで使用できます。この GUI にアクセスするには、-gui パラメーターを指定して情報バンドラーを起動します。

Z and I Emulator for Web 情報バンドラー・ウィンドウが開きます。

  1. 目的の Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリーを指定します (デフォルト・パブリッシュ・ディレクトリー以外を指定する場合)。
  2. デプロイメント・ウィザード・ファイル用の代替の Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリーを指定します。このフィールドは、「デプロイメント・ウィザード要約 (Deployment Wizard Summary)」パネルの「ディレクトリー」フィールドと同じパスに設定してください。デフォルト・パスは、Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリーです。
  3. 収集する情報のタイプを選択します。IPMonitor トレース情報を収集する場合は、トレース・ファイルの名前を指定します。これを行うには、「IPMonitor トレース・ファイル」ボタンを選択します (別のダイアログが開きます)。次に、特定の .TLG ファイルを参照するか、または .TLG ファイルをディレクトリー内で検索します。
  4. 出力ファイルを指定します。

    デフォルト出力ファイルは install_dir\private\ziepd.zip です。

    既存の出力ファイルはすべて上書きされます。上書きの前にプロンプトが出されることはありません。

    出力ファイル名の変更を選択した場合、情報バンドラーは自動的には .zip 拡張子をファイルに追加しません。

  5. 「OK」をクリックします。選択したファイルが ZIP 出力ファイルに追加されます。

情報バンドラー・コマンド行オプション

情報バンドラーには、サポート対象のすべての Z and I Emulator for Web プラットフォーム上のコマンド行からアクセスできます。

コマンド行オプションを参照するには、-? パラメーターを指定して、またはパラメーターを指定せずに、コマンド行から情報バンドラーを実行します。

すべての Z and I Emulator for Web プラットフォームでの情報バンドラーの実行について詳しくは、『情報バンドラーの実行』を参照してください。

希望のコマンド行パラメーターをすべて指定するには、情報バンドラーを起動するコマンド・スクリプトの行を編集しなければならない場合があります。本来、この行は、実パラメーターの代わりに限定数のシンボリック・パラメーター (%1 %2$1 $2 など) を指定する行です。

GUI をサポートするプラットフォーム上で、GUI を使用せずにコマンド行オプションで情報バンドラーを実行する場合は、 情報バンドラーを起動するコマンド・スクリプトの行を編集して、-gui パラメーターを除去します。さもないと、-gui パラメーターによってコマンド行オプションがオーバーライドされます。

情報バンドラーへのカスタム拡張機能の追加

デフォルト情報バンドラー構成ファイル infbnd.properties にカスタム拡張機能を追加できます。また、別の構成ファイルを指定することもできます。構成ファイルは、ZIP ファイルに組み込むために選択できる情報のタイプを示します。さらに、新しいタイプの情報を追加して、その新しいタイプが選択されたときに収集されるファイルを指定することもできます。

別の構成ファイルを指定するには、-cfg パラメーターを使用し、このパラメーターの後に、使用したい構成ファイルの名前を指定します。絶対パスではないパス名が検索されます。最初は Z and I Emulator for Web インストール・ディレクトリー内が検索されます。コマンド行オプションについては詳しくは、『情報バンドラー・コマンド行オプション』を参照してください。

カスタム拡張機能をデフォルト構成ファイルに追加するには、以下の手順を実行します。

  1. Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリーにある infbnd.properties ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
  2. 32 個の拡張機能情報カテゴリー (Extension01 から Extension32 まで) のいずれかを選択して、 そのカテゴリーを InfoCategoryList に追加します。以下の例は、デフォルトの InfoCategoryList の末尾に Extension01 を追加したケースを示しています。 InfoCategoryList: \ HODRegKeys ; \ PrivateDir ; \ SecurityFiles ; \ HTMLFiles1 ; \ PropFiles1 ; \ JavaScriptFiles ; \ NSMPropFiles ; \ DepWizFiles ; \ PrtDefFiles ; \ DirUtilFilesWin32 ; \ DirUtilFilesNonWin32 ; \ UdfFiles ; \ Extension01
    In the above example, be sure to place a '\' character at the end of the line after UdfFiles.
  3. infbnd.properties ファイルの終わりでサンプル Extension01 InfoCategory を変更します。
  4. infbnd.properties ファイルの終わりで Extension01 のサンプル WorkItem エレメントを変更します。
  5. 更新した構成ファイルを Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリーにコピーします。
  6. 更新した構成ファイルを使用して情報バンドラーを実行します。
  7. 新規構成ファイル内にエラーがあるかどうかを確認するために、アイコンを使用せずにコンソールから情報バンドラーを実行します。エラーがある場合、情報バンドラーは、一般エラー・メッセージはコンソールに出力し、特定のエラーの説明はログ・ファイルに出力します。このログ・ファイルの名前は infbnd.log です。 このファイルはインストール・ディレクトリーにあります。

構成ファイルで使用されるエレメントの定義を以下に示します。

InfoCategoryList 名および InfoCategory 名
InfoCategoryList は構成ファイルのトップレベル・エレメントです。このエレメントは、InfoCategoryList という語と、それに続く InfoCategory 名のリストで構成されています。InfoCategory 名の例としては、HODRegKeys、PrivateDir、SecurityFiles などがあります。各 InfoCategory 名は、構成ファイル内に格納されている同様の名前のデータ・エレメントのグループ (InfoCategory を構成する) を指しています。1 つの InfoCategory に、InfoType、DisplayName、CmdLineOption、Platform の各エレメントが 1 つずつ、ZipDir が 1 つ、および WorkItem が 1 つ以上含まれています。
InfoType
このエレメントは、収集される情報のタイプを識別するものです。有効なタイプは FileSet および RegKeySet です。このエレメントの名前の形式は、InfoCategory 名 + _InfoType です。
DisplayName
このエレメントは、情報バンドラー Java GUI パネルでユーザーに表示されるメッセージに対して Z and I Emulator for Web が使用するメッセージ・キーを識別するものです (例えば、KEY_IB_EXTENSION_01 を指定すると、Extension01 が表示されます)。そのメッセージは、KEY_IB_EXTENSION_xx のように定義されます (xx は拡張機能番号 (01-32) です)。このエレメントの名前の形式は、InfoCategory 名 + _DisplayName です。
CmdLineOption
このエレメントは、情報カテゴリーを識別するコマンド行オプションとして使用されるテキスト・ストリングを指定します。この例として、sec (SecurityFiles を表します) や ext01 (Extension01 を表します) などがあります。コマンド行では、コマンド行パラメーターの前に '-' を付けなければなりません (例: '-ext01')。このエレメントの名前の形式は、InfoCategory 名 + _CmdLineOption です。
プラットフォーム
このエレメントは、情報カテゴリーが有効となるプラットフォーム・タイプを指定します。有効なプラットフォーム・タイプは、AIX (Linux や Solaris を含む)、Win32、i5/OS、OS/400、および MVS です。例えば、HODRegKeys カテゴリーは Win32 プラットフォーム・タイプに対してのみ有効です。ユーティリティーが実行されると、現行プラットフォームに対して無効となるカテゴリーはスキップされます。このエレメントの名前の形式は、InfoCategory 名 + _Platform です。
ZipDir
このオプション・エレメントは、情報カテゴリーのトップレベル ZIP 項目ディレクトリーとして使用されるテキスト・ストリングを 指定します (例えば、test を指定すると、情報カテゴリーの ZIP 項目パスがすべて .test で始まります)。このエレメントの名前の形式は、InfoCategory 名 + _ZipDir です。ZIP 項目ディレクトリー名がない場合は、none を指定してください。
WorkItemList 参照および WorkItem 参照
このエレメントは、収集される 1 つ以上の情報セットをリストで指定します。このエレメントの名前の形式は、InfoCategory 名 + _WorkItemList (for example, Extension01_WorkItemList) です。このリストには、1 つ以上の WorkItem 参照が含まれていなければなりません。WorkItem 参照の形式は、WorkItem_ + 数表示です (例: WorkItem_1、WorkItem_2)。
WorkItem
このエレメントは、収集される情報のセットを記述するものです。このエレメントの名前の形式は、InfoCategory 名 + _ + WorkItem 参照です (例: Extension01_WorkItem_1)。InfoType が FileSet の場合は、WorkItem にサブエレメント DirType、DirName、SubdirSearchDepth、Include、および Exclude が含まれます。InfoType が RegKeySet の場合は、WorkItem に RegKey サブエレメントが含まれます。
PlatformWI
このサブエレメントは、InfoCategory の InfoType が FileSet の場合に WorkItem エレメント内で使用できます。このサブエレメントはオプションです。これが WorkItem 内で使用される場合は、このサブエレメントにより、InfoCategory を制御する Platform コマンドの有効範囲が狭められます。例えば、SecurityFiles InfoCategory で SecurityFiles_Platform が 'win32; aix; mvs; os400' に設定されている場合、 この InfoCategory は 4 つのプラットフォーム・タイプすべてに適用されます。一方、Security_Files_WorkItem_1 で PlatformWI サブエレメントが 'win32, aix, mvs' に設定されている場合、 この特定の作業項目は、指定された 3 つのプラットフォーム・タイプにのみ適用されます。
DirType
このサブエレメントは、InfoCategory の InfoType が FileSet の場合に WorkItem エレメント内で使用されます。このサブエレメントは、検索場所となるディレクトリーと、システムのファイル構造との関係を記述するものです。有効なタイプは次のとおりです。
RelativeToInstall
このユーティリティーは、Z and I Emulator for Web インストール・ディレクトリー内で、DirName サブエレメントに指定されたサブディレクトリーを検索します。
RelativeToPublish
このユーティリティーは、Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリー内で、DirName サブエレメントに指定されたサブディレクトリーを検索します。
RelativeToDir
このユーティリティーは、DirName サブエレメントに指定されたサブディレクトリー内で検索を行います。
絶対
このユーティリティーは、DirName エレメントを無視し、Include サブエレメントに指定されたファイル・パスを使用してファイルを検索します。
DirName
このサブエレメントは、InfoType が FileSet の場合、 および DirType が RelativeToInstall、RelativeToPublish、または RelativeToDir の場合に、WorkItem エレメント内で使用されます。このエレメントは、検索場所となるサブディレクトリーのパスを指定します。その値は、. を含む、任意の有効なパスにすることができます。RelativeToInstall および RelativeToPublish の場合、DirName は相対ディレクトリー・パスでなければなりません。RelativeToDirectory の場合、DirName は絶対ディレクトリー・パスでなければなりません。
SubdirSearchDepth
このサブエレメントは、InfoType が FileSet の場合に WorkItem エレメント内で使用されます。このエレメントは、Include ファイルを先頭ディレクトリーからいくつ下のサブディレクトリーまで検索するのかを指定します。有効な値は以下のとおりです。0、1、2、3 など。すべてのサブディレクトリーを検索する場合は、all を指定します。検索できる最も深いサブディレクトリーは、JVM で使用できるメモリーの量によって決まります。
Include
このサブエレメントは、InfoType が FileSet の場合に WorkItem エレメント内で使用されます。このサブエレメントは、収集される 1 つ以上のファイルをリストで指定します。最後のファイル分離文字の後ろにあるファイル名には、 ワイルドカード文字 '?' ('.' を除く任意の 1 文字に一致) および '*' ('.' を除くゼロ個以上の文字に一致) を含めることができます。このユーティリティーは実行されると、パターンに一致するすべてのファイルを収集しようとします。
除外
このサブエレメントは、InfoType が FileSet の場合に WorkItem エレメント内で使用されます。このサブエレメントは、除外される 1 つ以上のファイルをリストで指定します。最後のファイル分離文字の後ろにあるファイル名には、 ワイルドカード文字 '?' ('.' を除く任意の 1 文字に一致) および '*' ('.' を除くゼロ個以上の文字に一致) を含めることができます。このユーティリティーは実行されると、パターンに一致するファイルをリジェクトします。
RegKey
このサブエレメントは、InfoType が RegKeySet の場合に WorkItem エレメント内で使用されます。このサブエレメントは、Microsoft Windows のレジストリー・サブキーを読み取るように定義します。

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