Web Express Logon のトラブルシューティング
Web Express Logon は、正しく機能するように連動している多くの独立したプロセスに 依存しています。これらのプロセスの一部は、Z and I Emulator for Web クライアントで実行し、その他は他のホスト・システムで実行します。これらのプロセスの 1 つ以上が中断した場合、問題を適切に解決するために問題の原因になっているプロセスを 判別できなければなりません。このセクションはその目的のために書かれています。
Web Express Logon に問題がある場合、受け取る結果のタイプやそれに伴って表示される通知メッセージがあればそのメッセージも 分析してください。これらの通知メッセージの一部は、対話式パネルによって Z and I Emulator for Web クライアントの一部として含まれるか、またはサーバー・ベースのログの一部である場合 (またはその両方) があります。
Web Express Logon が正しく機能していない (つまり、ユーザーがホスト・エミュレーション・セッションに ログインしていない) と想定して、以下の質問をご自分にしてください。
- Z and I Emulator for Web クライアントがエラー・メッセージ・パネルを表示しましたか?
- 「はい」であれば、Web Express Logon クライアント・サイド・メッセージにスキップしてください。
- 「いいえ」であれば、セッション構成パネルで以下を確認してください。
- 現在実行中のセッションに Express Logon を使用可能にしましたか? これを行うためには、セッションを 強調表示して、「デプロイメント・ウィザード」の「構成 (Configure)」ドロップダウン・メニューの下の「プロパティー (Properties)」を 選択します。ウィンドウの左側で、「接続 (Connection)」の下の「Express Logon」を選択して、「はい (Yes)」をクリックして Express Logon を使用可能にします。
- これは 5250 セッションで、認証に Kerberos パスチケットを使用していますか? そうであれば、セッション・プロパティーの「Express logon」ウィンドウの「Kerberos パスチケットを使用 (Use Kerberos Passticket)」オプションに「はい (Yes)」を選択してあることを 確認する必要があります。
- マクロ・ベースの自動化を使用していますか? 使用している場合、以下の項目を検査してください。
- マクロの作成時、「マクロのレコード (Record macro)」ウィンドウで Web Express Logon (Certificate Express Logon ではなく) を選択したことを検査してください。
- セッションを開始したときにマクロが実行されることを予期している場合には、セッション構成で Auto-Start マクロを選択していることを確認してください。
- 自動化マクロは実行したが、ユーザーがログインするための適切な信任状を提示しませんでしたか? これは、Credential Mapper Web アプリケーションへのアクセスは 正しく行われたが、その環境内の何かが正しく機能していないことを意味します。サーバー・サイドのロギングを使用可能にして別の信任状自動化イベントを 試みてください。次に作成されたログを調べて、Web Express Logon サーバー・サイド・メッセージを参照してください。
- IBM WebSphere Application Server を使用しており、Java 2 セキュリティーが使用可能になっていますか? 使用可能になっている場合、以下の許可が was.policy ファイルに付与されていることを確認してください。そのファイルは META-INF ディレクトリーにあります。
- permission java.io.FilePermission "<<ALL FILES>>", "write";
- <<ALL FILES>> は、web.xml ファイルの CMPI_TRACE_LOG_FILE パラメーターに指定したどのディレクトリーにでも変更できます。
- permission java.lang.RuntimePermission "accessClassInPackage.sun.jdbc.odbc";
- これは、JDBC データベース Host Credential Mapper (HCM) に適用されます。