Web Express Logon クライアント・サイド・メッセージ
Web Express Logon プロセスの間に予期しない問題が発生したとき、Z and I Emulator for Web クライアントは、通知メッセージをパネルに表示することによって、問題に関する情報をユーザーに提供します。これらのメッセージのそれぞれには、発生している問題の固有な ID として 使用できるエラー・コードが入っています。以下は、Z and I Emulator for Web クライアントに関するすべての Web Express Logon メッセージのリストです。
- WELM001: メッセージ・キーが見つかりませんでした: status = value
- このメッセージは、カスタム・プラグインで検出されたエラーの場合にのみ表示されるものです。Web Express Logon 信任状マッパー・フレームワークを カスタマイズした場合には、ユーザー定義のエラー・コードを作成できます。Web Express Logon 信任状マッパーがこのようなコードを戻したときには、このメッセージが表示されます。
- WELM002: 適切なホスト信任状プラグインが見つかりません
- このメッセージは、Z and I Emulator for Web クライアントの信任状要求を処理する該当の信任状プラグインが見つからない場合に表示されます。Z and I Emulator for Web クライアントのセッション・タイプを処理するように Web Express Logon 信任状マッパー・アプリケーションが正しく構成されていることを確認してください。
- WELM003: 無効なネットワーク・ユーザー ID
- Web Express Logon 信任状マッパーがユーザーのネットワーク ID を獲得 できません。これは、CMS 構成のネットワーク・セキュリティー・プラグイン・セクションでの不適切な設定が原因に なることがあります。ローカル・オペレーティング・システムの ID がユーザーを識別するために使用されている場合、「セッション構成 (Session Configuration)」パネルの 「Express Logon」セクションにこのオプションが選択されていることを確認してください。
- WELM004: 無効なアプリケーション ID
- このメッセージは、有効なアプリケーション ID がないことを示します。Web Express Logon マクロを作成したときにアプリケーション ID を 指定します。マクロの作成時に、アプリケーション ID に正しい値を必ず入力してください。
- WELM005: 無効なサーバー・アドレス
- このメッセージは、有効なサーバー・アドレスがないことを示します。サーバー・アドレスは、 「セッション構成 (Session Configuration)」パネルの「宛先アドレス (Destination Address)」として 指定されます。一部の信任状プラグインでは、これは必須パラメーターです。
- WELM006: データベースに接続できませんでした
- この問題は、間違って構成されたデータベース・リンクによって生成されることがあります。ご使用の CMS 構成でデータベースが正しく構成されていることを確認してください。構成情報が正しいと思われる場合には、データベースの可用性と実行状況を他と関係なく検査してください。このテストを行う場合データベースの構成および管理ツールが考えられます。
- WELM007: 一致するユーザー ID をデータベース内で検出できません
- 信任状プラグインは、与えられた検索基準で、ユーザーのホスト ID に一致するものを検出できません。ユーザーのホスト ID が、信任状プラグインによって 使用されるデータベースまたは他のストレージ・メディアに指定されていることを確認してください。さらに、サーバー・サイドのロギングを 使用可能にすることができ、CMS に送信されるパラメーターが正しいことを確認してください。
- WELM008: Credential Mapper Servlet は、信任状要求の処理中に例外を報告しました。詳しくは、サーバー・ログを参照してください。
- この汎用メッセージは、CMS に発生している例外の結果です。この問題の原因の詳細については、サーバー・サイド・ロギングを使用可能にする場合の指示に従ってください。
- WELM009: 無効なユーザー ID
- 信任状プラグインに、正当なユーザーのホスト ID がありません。一部のプラグインでは、ホスト ID を使用してホストにアクセスするための一時パスチケット信任状を 入手します。使用されている値が不適切な場合、このメッセージが生成されます。信任状プラグインによって 使用されるデータベースまたは他のストレージ・メディアに指定されているユーザーのホスト ID を確認することが 必要になります。さらに、サーバー・サイドのロギングを 使用可能にすることができ、CMS に送信されるパラメーターが正しいことを確認してください。
- WELM010: パスチケットを入手できませんでした
- このメッセージは、パスチケット作成プロセスの間に信任状プラグインがエラーを受け取った場合に表示されます。通常、パスチケットの実際の作成は、信任状プラグインのプロセス以外で行われます。その外部プロセスがエラーを 戻すと、このメッセージが表示されます。サーバー・サイドのロギングを使用可能にして信任状要求を再度行ってください。本書のこのセクションに記載の メッセージと一緒にログにある情報を使用すると、問題をさらによく理解できます。
- WELM011: 信任状/パスチケット要求がタイムアウトしました。
- このメッセージは、未処理要求が解決される前にタイムアウトした結果です。これは、Z and I Emulator for Web クライアントが Credential Mapper Server を要求しているか、または信任状プラグインが外部エンティティーを要求している場合に発生する可能性があります。いずれかの場合に、要求が満たされる前にデフォルトの時間が経過した場合にこのメッセージが 生成されます。問題を取り除くには、使用されているアドレスが正しいことを 確認してください。Z and I Emulator for Web クライアントの場合、Credential Mapper サーバーは、「セッション構成」パネルの「Express Logon プロパティー」ウィンドウで Credential Mapper Server アドレスとして指定されます。信任状プラグインがこの問題を 生成している場合、信任状プラグインがユーザーの CMS 構成に正しく構成されていることを確認してください。
- WELM012: DCAS から予期しない戻りコードを受け取りました
- このエラーは、信任状プラグインが外部アプリケーションの予期しない戻り値を受け取った場合に 発生します。サーバー・サイドのロギングを使用可能にして信任状要求を再度行ってください。本書のこのセクションに記載の メッセージと一緒にログにある情報を使用すると、問題をさらによく理解できます。
- WELM013: API はサポートされていません。サーバー・ログのシステム管理者に連絡してください。
- このメッセージは、信任状マッピング・アプリケーションによって選択された信任状プラグインについてサポートされていない要求をしたことをユーザーに 知らせます。サーバー・サイドのロギングを使用可能にして信任状要求を再度行ってください。本書のこのセクションに記載の メッセージと一緒にログにある情報を使用すると、問題をさらによく理解できます。
- WELM014: 信任状マッパー・サーバー・アドレスに間違った形式の URL が指定されました
- Credential Mapper サーバーに使用されたアドレスは、有効な URL アドレス ではありません。Credential Mapper サーバーは、「セッション構成 (Session Configuration)」パネルの「Express Logon プロパティー (Express Logon properties)」で Credential Mapper Server アドレスとして指定されます。
- WELM015: Credential Mapper 応答を解析できません。
- Credential Mapper サーバー・アプリケーションによって生成された応答に、間違ってフォーマット されている応答が含まれています。これは、カスタム Credential Mapper サーバー・アプリケーションをデフォルトの Z and I Emulator for Web Credential Mapper サーバー・アプリケーションの代わりに使用する場合に発生する場合があります。CMS 応答フォーマットについては、Web Express Logon のカスタマイズを参照してください。
- WELM016: ローカル・ユーザー ID は使用できない
- このメッセージは、Z and I Emulator for Web クライアントが実行しているオペレーティング・システムがネットワーク・セキュリティー ID 用の「ローカル・オペレーティング・システム ID の使用」オプションをサポートしていない場合に生成されます。このオプションがサポートするオペレーティング・システムとバージョンについては、概要を参照してください。
- WELM017: 信任状マッパー応答に重複したユーザー ID、パスワード、または状況タグが含まれていました
- この問題は、Credential Mapper サーバー・アプリケーションによって生成された応答に、重複応答値が含まれている場合に 発生します。これは、カスタム Credential Mapper サーバー・アプリケーションをデフォルトの Z and I Emulator for Web Credential Mapper サーバー・アプリケーションの代わりに使用する場合に発生する場合があります。CMS 応答フォーマットについては、Web Express Logon のカスタマイズを参照してください。
- WELM018: 信任状要求の処理中に例外が発生しました: いくつかの例外
- このメッセージは、Web Express Logon プロセスの間に Z and I Emulator for Web クライアントで例外が発生すると表示されます。例外が IOException である場合、問題はセッション構成の「Express Logon プロパティー (Express Logon properties)」に指定された Credential Mapper サーバー・アドレスである可能性があります。アドレスが正しいと思える場合には、CMS サーバーが 使用可能であることを確認してください。セッション構成に指定した Credential Mapper アドレスをご使用のブラウザーのアドレス入力フィールドに入力すると、CMS サーバーへのアクセスを容易にテストできます。結果は、本書に前述したものと同様の XML 文書になるはずです。
- WELM020: Portal ユーザー ID を使用できません
- このメッセージは、Portal ID を検索できないときに生成されます。Z and I Emulator for Web ポートレットとして HTML ページを構成することはできません。
- WELM021: Portal Vault で、一致するユーザー ID が見つからない
- Portal Vault で、一致するユーザーのホスト信任状が見つかりません。HTML ページの生成時に Portal Vault パラメーターが構成されていることを確認してください。
- WELM050: Web Express Logon の資格情報マッパー・サーバー・アドレスが指定されていません
- Web Express Logon を使用して Z and I Emulator for Web 構成サーバー・ログイン・プロセスを自動化しましたが、Credential Mapper サーバー・アドレスが指定されていません。デプロイメント・ウィザードの Credential Mapper サーバー・アドレスに正しい値が指定されていることを確認してください。
- WELM051: Web Express Logon から戻されたユーザー名が既知の Z and I Emulator for Web ユーザーでありません
- Web Express Logon を使用して Z and I Emulator for Web 構成サーバー・ログイン・プロセスを自動化しましたが、Web Express Logon が提供したユーザー名が有効な Z and I Emulator for Web ユーザーではありません。Z and I Emulator for Web Administrative Console にアクセスすることによって、そのユーザーが Z and I Emulator for Web 構成にリストされていることを確認してください。さらに、サーバー・サイド・ログを見て、このユーザー名が正しく検索されることを確認します。
- WELM052: 無効なパスワードが Web Express Logon から戻されました
- Web Express Logon を使用して Z and I Emulator for Web 構成サーバー・ログイン・プロセスを自動化しましたが、Web Express Logon が提供したパスワードが有効なパスワードではありません。Z and I Emulator for Web Administrative Console にアクセスすることによって、そのユーザーが Z and I Emulator for Web 構成にリストされていることを確認してください。さらに、サーバー・サイド・ログを見て、このユーザー名が正しく検索されることを確認します。
- WELM053: このセッションは Web Express Logon では有効になりません
- Web Express Logon マクロが実行されて、そのマクロが実行されるセッションが Web Express Logon を使用するように 構成されていません。Web Express Logon は、Z and I Emulator for Web セッション構成パネルを使用して構成できます。