ZipPrint 処理
ZipPrint に関するチュートリアルは Z and I Emulator for Web Infocenter ( https://zieweb.hcldoc.com/help/index.jsp) にあります。
文書の識別
「アプリケーション・プロファイルのカスタマイズ」ウィンドウの識別グループにあるパラメーターによって、特定文書の印刷にアプリケーション・プロファイルを使用する必要があるかどうかを ZipPrint が判別できます。識別グループのパラメーターは次のとおりです。
これらのパラメーターのそれぞれには以下が入っています。
- ストリング (文字のシーケンス)。
- ストリングが発生する行と列の位置。
文書の印刷にアプリケーション・プロファイルを使用する前に、ZipPrint はキーワード、上部ストリング、下部ストリングのパラメーターに指定された値を文書の値と比較します。
- 値が一致する場合は、ZipPrint はアプリケーション・プロファイルを使用して文書を印刷します。
- 値が一致しない場合は、ZipPrint は文書がアプリケーション・プロファイルと一致しないと結論付けます。そのために、ZipPrint は以下のいずれかを実行します。
- エラー・メッセージを表示して、終了します (「ファイル」>「ZipPrint」>「アプリケーションからの印刷 - プロファイルの選択」をクリックした場合)。
- 別のアプリケーション・プロファイルを試します (「ファイル」>「ZipPrint」>「アプリケーションからの印刷 - 自動」をクリックした場合)。
ZipPrint は、以下に説明されているパラメーターを調べます。10 ページの文書を開いてページ 6 を表示し、ZipPrint を開始したとします。
- ZipPrint はページ 6 でキーワードを探します。
- ページ 6 にキーワードが検出されない場合は、文書がアプリケーション・プロファイルと一致しないと ZipPrint は結論付けます。
- 次に、ZipPrint は適切な行と列の位置に上部ストリングが入っているページが検出されるまで、文書を逆方向に戻ります。
- ZipPrint がページを逆方向に戻り、文書のページで適切な場所に上部ストリングを検出すると、ZipPrint はそのページが文書の先頭ページであると結論付けて、検索を停止します (ページが実際には文書の先頭ページでない場合であっても)。
- 例えば、ZipPrint が以下の状態だったとします。
- ページ 4 まで逆方向に戻り、上部ストリングが検出されません。
- ページ 4 まで逆方向に戻り、上部ストリングが検出されません。
- ページ 3 まで逆方向に戻り、上部ストリングを検出しました。
ページ 1 にも上部ストリングが入っている場合であっても、ZipPrint はページ 3 が文書の先頭ページであると結論付けます。
- 文書の ZipPrint が上部ストリングを検出したページから開始し、ZipPrint は各ページで継続して以下を実行します。
- 画面からデータを読み取り、それを印刷宛先に送信することによってページを処理します。
- 次のページに順方向に進みます。
- ZipPrint は文書を順方向に進み、各ページで下部ストリングを探します。
- ZipPrint が適切な行と列の位置に下部ストリングを検出した場合には、ZipPrintはそのページが文書の最終ページであると結論付けます。このページに対して、以下のようにします。
- ZipPrint は、このページ上のテキストを下部ストリングが入っている行までしか処理しません。
- ZipPrint は文書の処理が終了したと結論付けて、停止します。
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