転送リスト・マネージャーを使用すると、ファイルまたはディレクトリーの転送リストが作成できます。「転送リスト・マネージャー」ツールバーのボタンを使用することにより、 新規リストの作成、リストの削除、リストの編集、リスト項目の編集、 およびリストのアップロードまたはダウンロードができます。リスト項目には、ローカル・ファイルまたはディレクトリーの名前とパス、 リモート・ファイルまたはディレクトリーの名前とパス、 および個々のファイルまたはディレクトリーの転送モードが含まれています。
リスト項目には、転送方向は含まれません。リストを使用して、 ファイルまたはディレクトリーの送受信を行うことができます。「ホストへのリストの送信」を選択した場合は、FTP クライアントは、 「ローカル」カラムのファイルまたはディレクトリーを、「リモート」カラムで選択したファイルまたはディレクトリーに転送します。「ホストからのリストの受信」を選択した場合は、FTP クライアントは、「リモート」カラムのファイルまたはディレクトリーを、「ローカル」カラムで選択したファイルまたはディレクトリーに転送します。
ファイルまたはディレクトリーの転送中、ソース・ファイルが存在しないと、 メッセージが表示されて、リストの次のファイルに移って処理を継続するか、 転送を取り消すかを選択することになります。
転送リスト・マネージャーは、「ランタイム設定」ウィンドウのFTP セッション・プロパティーの「ファイルが存在する場合」の値は無視します。転送リスト・マネージャーは、常に既存のファイルを置き換えます。 |
転送エラーが起こった場合に中断しないで転送を継続したい場合は、FTP セッション・プロパティーの「ランタイム設定」ウィンドウの「転送リスト・エラー」で「継続」を選択します。
ディレクトリーを転送する場合は、ディレクトリー名にスラッシュまたはバックスラッシュを使用しないでください。例えば、Test6 というディレクトリーを転送する場合は、パス名を次のように入力してください。D:\Test6
Windows または OS/2 から FTP クライアントを立ち上げる場合は、 ディレクトリー名とファイル名の区切りにはバックスラッシュを使用します。
UNIX から FTP クライアントを立ち上げる場合は、 ディレクトリー名とファイル名の区切りにはスラッシュを使用します。
OS/390 または z/OS の MVS サービス・サイドにある転送リストにファイルを追加する場合は、 ディレクトリーを単一引用符で囲み、その後にスラッシュを付ける必要があります。例えば、'MDBLAIR'/CLASSV
は CLASS をMVS Service MDBLAIR から転送し、'TEST.SPF.ISPROF'/testfile
は testfile を MVS Service TEST.SPF.ISPROF から転送します。
HFS サイドにある転送リストにファイルを追加する場合は、UNIX でファイルを追加するのと同じように追加します。
i5/OS および OS/400 オペレーティング・システムで、UNIX と同じように、ファイルを転送リストに追加します。