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転送リスト・マネージャー

転送リスト・マネージャーを使用すると、ファイルまたはディレクトリーの転送リストが作成できます。「転送リスト・マネージャー」ツールバーのボタンを使用することにより、 新規リストの作成、リストの削除、リストの編集、リスト項目の編集、 およびリストのアップロードまたはダウンロードができます。リスト項目には、ローカル・ファイルまたはディレクトリーの名前とパス、 リモート・ファイルまたはディレクトリーの名前とパス、 および個々のファイルまたはディレクトリーの転送モードが含まれています。

リスト項目には、転送方向は含まれません。リストを使用して、 ファイルまたはディレクトリーの送受信を行うことができます。「ホストへのリストの送信」を選択した場合は、FTP クライアントは、 「ローカル」カラムのファイルまたはディレクトリーを、「リモート」カラムで選択したファイルまたはディレクトリーに転送します。「ホストからのリストの受信」を選択した場合は、FTP クライアントは、「リモート」カラムのファイルまたはディレクトリーを、「ローカル」カラムで選択したファイルまたはディレクトリーに転送します。

ファイルまたはディレクトリーの転送中、ソース・ファイルが存在しないと、 メッセージが表示されて、リストの次のファイルに移って処理を継続するか、 転送を取り消すかを選択することになります。

転送リスト・マネージャーは、「ランタイム設定」ウィンドウのFTP セッション・プロパティーの「ファイルが存在する場合」の値は無視します。転送リスト・マネージャーは、常に既存のファイルを置き換えます。

「転送リスト・マネージャー」ツールバー

転送リストの選択
ファイル転送リストをローカル・マシン上の現行セッションまたは個人用ライブラリーのいずれかから選択します。リストを強調表示して、「OK」を選択すると、そのリストがテキスト・フィールドに表示されて、他のツールバー操作(編集およびコピーなど) に対してアクティブ・リストになります。
ホストへのリストの送信/ホストからのリストの受信
現行の転送リストに入っているファイルを、ホストとの間でやり取りします。ローカル・ファイルまたはリモート・ファイルのディレクトリーを指定しない場合、 FTP クライアントは、現行作業ディレクトリーでファイルの検索を試みます。リストをホストに送信する際にリモート・ファイル名を指定しないと、FTP クライアントは、ローカル・ファイル名でそのファイルを転送します。ホストからリストを受信する際にローカル・ファイル名を指定しないと、FTP クライアントは、リモート・ファイル名でそのファイルを転送します。ディレクトリーが既に存在している場合、FTP クライアントは、転送するファイルだけを上書きします。

転送エラーが起こった場合に中断しないで転送を継続したい場合は、FTP セッション・プロパティーの「ランタイム設定」ウィンドウの「転送リスト・エラー」で「継続」を選択します。

転送リストの編集
転送リストに現在入っているファイルを表示します。現行転送リストに対して以下の変更を行うことができます。
転送リストの削除
現在選択している転送リストを削除します。
新規転送リストの作成
新規転送リストを作成できます。保管場所 (現行セッションまたは個人用ライブラリーのいずれか) を選択して、転送リストを選択し、リストの名前を「名前」フィールドに入力します。
現行転送リストに追加

OS/390 または z/OS の MVS サービス

OS/390 または z/OS の MVS サービス・サイドにある転送リストにファイルを追加する場合は、 ディレクトリーを単一引用符で囲み、その後にスラッシュを付ける必要があります。例えば、'MDBLAIR'/CLASSVCLASS をMVS Service MDBLAIR から転送し、'TEST.SPF.ISPROF'/testfiletestfile を MVS Service TEST.SPF.ISPROF から転送します。

HFS サイドにある転送リストにファイルを追加する場合は、UNIX でファイルを追加するのと同じように追加します。

i5/OS および OS/400

i5/OS および OS/400 オペレーティング・システムで、UNIX と同じように、ファイルを転送リストに追加します。

現行転送リストのコピー
現行転送リストを指定する場所に、割り当てられている名前を付けてコピーします。このリストをコピーすると、ターゲット・リストが現行ファイル転送リストになります。