トラブルシューティング・ガイド

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プリンター定義テーブルのコンパイル (3270)

プリンター定義テーブル (PDT) をコンパイルするには、Web 公開ディレクトリーの pdfpdtusrpdf サブディレクトリーに プリンター定義ファイル (PDF) を配置しておく必要があります。デフォルト Web 公開ディレクトリーは \zieforweb\zieweb です。

プリンター定義テーブルは、作成または変更したプリンター定義ファイルをコンパイルしたときに生成されます。PDT を作成する手順を以下に示します。

  1. PDT コンパイラーを開始する。このコンパイラーは、Windows のサーバーまたはクライアントにおいて「スタート」メニューの「管理」から開始できます。他のプラットフォームでは、このコンパイラーは、Java コマンドを使用して開始する必要があります。サンプル・コマンド・ファイルが libsamplesCommandFilesdirectory にあります。
  2. プリンター定義ファイルをプルダウン・リストから選択する。
  3. 作成するプリンター定義テーブルの記述を入力する。記述は、 プリンター・セッションの構成時に PDT を識別するものであるため必須です。
  4. この記述は固有でなければなりません。
  5. 「OK」をクリックします。ウィンドウの下部に状況およびエラー情報が表示されます。 PDF にエラーがある場合は、そのエラーを修正して、コンパイルをやり直してください。

    他の PDF をコンパイルする場合は、ステップ 1 から 4 までを繰り返します。

  6. 終了したら、「終了」をクリックする。

コンパイラーは、Web 公開ディレクトリーの pdfpdt サブディレクトリーに PDT (.hodpdt) ファイルを作成します。グラフィカル・モードでコンパイラーを実行すると、ログ pdtc.log も作成されます。 このログは、コンパイラーを実行するたびに上書きされます。非グラフィカル・モードでコンパイラーを実行した場合は、ログ出力が画面に送信されますが、ファイルには送信されません。

  • プリンター定義テーブル・コンパイラー (3270)
  • ホスト印刷解説書
  • プリンター定義ファイル (3270)

    プリンター定義ファイル (PDF) は、 マクロ定義、セッション・パラメーター、 形式制御、および文字定義を含む ASCII ファイルです。PDF を ASCII テキスト・エディターで編集すれば、使用するプリンター用にそのファイルをカスタマイズできます。ほとんどのプリンターは、基本機能では似通ったコマンドをサポートしますが、 もっと高度な機能においてはサポートするコマンドは大きく異なります。

    多くの PDF は、PostScript や HP Printing Performance Architecture (PPA) を利用しているプリンターを除く、大部分のプリンターに適合します。コミュニケーション・マネージャーや Z and I Emulator for Web の PDF は、Z and I Emulator for Web 用にコンパイルして使用できます。ただし、サポートされていないコントロールも含まれています。

    新規 PDF は、ファイルをタイプ入力することでも、いずれかの PDF をカスタマイズすることでも作成できます。どちらの場合でも、ASCII エディターを使用する必要があります。 ワード・プロセッシング・プログラムは使用しないでください。PDT を直接カスタマイズすることはできません。 提供されているいずれかの PDF を修正するか、または新規の PDF を作成して、それをコンパイルして PDT にします。コンパイラーは提供されています。

    IBM が提供する PDF は Web 公開ディレクトリーの pdfpdt サブディレクトリーにインストールされます。PDF の拡張子は .pdf です。PDF ファイルのリストと詳細情報については、『ホスト印刷解説書』 を 参照してください。

    いずれかの PDF をカスタマイズして独自のものを作成する場合は、オリジナルを変更せず、オリジナルを pdfpdtusrpdf サブディレクトリーにコピーしてください。

    カスタマイズされた PDT を作成する予定の場合は、正しい制御シーケンスを PDF に統合するために、 該当するプリンターの技術解説書を用意しておく必要があります。

    PDF を変更または作成したら、それを pdfpdt ディレクトリーの usrpdf サブディレクトリーに保管する必要があります。この作業を初めて行うときは、このディレクトリーを作成する必要があります。

    プリンター定義テーブル (3270)

    PDT は、ホスト・アプリケーションから送信されたデータ・ストリームをフォーマットするために使用されるファイルです。PDT が使用される場合、Z and I Emulator for Web エミュレーターはデータ・ストリームを EBCDIC から ASCII に変換し (データ・ストリームにパススルー・コマンドがない場合)、データ・ストリームや PDT 自体に指定されている制御に従ってデータをフォーマットし、そのデータをプリンターに送信します。基本的な命令が含まれている単純な PDT を使用することもできますが、ただし、最新式のワークステーション・プリンターで使用できる機能 (フォントや用紙入れを変更する機能など) の一部を使用する場合は、 使用するプリンターに合わせて PDT をカスタマイズして、必要なコマンドをホスト・アプリケーションから送信する必要があります。いずれにせよ、プリンターがサポートするエミュレーション・モード (HP PCL Level 3 や IBM PPDS など) に適した PDT を使用する必要があります。

    1 バイト文字セット (SBCS) および 2 バイト文字セット (DBCS) のプリンター用に、いくつかの PDT が Z and I Emulator for Web に付属しています。これらのカスタマイズ版を作成することも、 まったく新しいものを作成することもできます。いずれの場合でも、PDT を作成するときに使用されるプリンター定義ファイルが必要となります。

    IBM が提供する PDT は Web 公開ディレクトリーの pdfpdt サブディレクトリーにインストールされます。PDF の拡張子は .pdt です。ファイルのリストと詳細情報については、『ホスト印刷解説書』 を 参照してください。

    プリンター定義テーブル記述 (3270)

    PDT ごとに記述が必要です。 記述はプリンター・セッションの構成時に PDT を識別するためのものです。 記述は固有でなければなりません。グラフィカル・モードでは、 固有の記述が割り当てられているかどうかをコンパイラーが調べます。コンパイラーは、同じ記述を持つ PDT が既に存在することを認識すると、 コンパイルを停止してエラー・メッセージを表示します。記述を変更したら、「OK」をクリックして、操作を再開します。

    プリンター定義テーブル・コンパイラー (3270)

    このコンパイラーは Java アプリケーションです。 そのため、Java ランタイム環境 (jre) が必要です。Windows のサーバーやクライアントでは Z and I Emulator for Web が jre をインストールしますが、他のオペレーティング・システムでは Z and I Emulator for Web とは別に jre をインストールする必要があります。このコンパイラーは、Z and I Emulator for Web サーバーや、ローカルにインストールされたクライアントでは実行できますが、ダウンロード・クライアントでは実行できません。

    このコンパイラーは、通常の方法で開始された場合はグラフィカル・インターフェースを表示します。 このインターフェースは 2 つの入力フィールド (PDT 名用のフィールドとプリンター記述用のフィールド) および 「状況およびエラー情報」ウィンドウで構成されます。このグラフィカル・インターフェースはすべてのプラットフォームでサポートされます。

    コマンドのパラメーターとして PDT 名とプリンター記述を追加すれば、このコンパイラーを非グラフィカル・モードで開始することもできます。この非グラフィカル・モードはすべてのプラットフォームでサポートされます。

    関連トピック

    ホスト印刷解説書

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