HCL Z and I Emulator for Web のバージョン
第 1 版 (2020 年 3 月)
本書は、HCL Z and I Emulator for Web バージョン 1.0 と、新しい版で明記されていない限り、それ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
(C) Copyright HCL Technologies Limited 2020. All rights reserved.
この「ホスト印刷解説書」 では、Z and I Emulator for Web が提供するホスト印刷機能について説明します。
この解説書は、アプリケーション開発者および管理者を対象としています。
「ホスト印刷解説書」は、製品の DVD-ROM および Z and I Emulator for Web Infocenter (https://zieweb.hcldoc.com/help/index.jsp) でも入手できます。
「ホスト印刷解説書」 では、次の表記規則が使用されています。
規則 | 意味 |
モノスペース | コマンド・プロンプトで入力する必要のあるテキスト、およびコマンド、関数、ならびにリソース定義属性やそれらの値など、示されているとおりに使用しなければならない値を示します。モノスペースは、画面テキストおよびコード例を示すためにも使用されます。 |
Italics | 指定する必要のある可変値を示します (例 : file_name にファイルの名前を指定します)。イタリックは、強調表示および書名の表示にも使用されます。 |
戻る | Return、Enter または左矢印が表示されているキーを指します。 |
|
このグラフィックは、読者に対する注記を強調表示するために使用されます。 |
Z and I Emulator for Web クライアントでは 3270 印刷がサポートされます。3270 の論理装置タイプ 3 (LU3) または論理装置タイプ 1 (LU1) の印刷データ・ストリームは、 次のいずれかの印刷出力先に送信することができます。
Z and I Emulator for Web 3270 プリンター・セッションは、LU3 モードまたは LU1 モードで稼働している IBM 3287 プリンターをエミュレートします。
3270 プリンター・セッションを構成すると、セッションで使用するのが LU タイプ 3 か LU タイプ 1 かを指定する必要はありません。この場合、Z and I Emulator for Web クライアントは 3270 ホストに接続するときに、自動的に LU タイプを検出します。
論理装置 (LU) は、元々はシステム・ネットワーク体系 (SNA) で使用されている用語です。3270 プリンター・セッションでは、Z and I Emulator for Web クライアントは、SNA サーバーではなく Telnet サーバーに接続します。ただし、Telnet サーバーによって送信される LU3 または LU1 のデータ・ストリームは、SNA サ ーバーによって送信される LU3 または LU1 のデータ・ストリームとまったく同じです。 |
Z and I Emulator for Web 3270 プリンター・セッションの目的は 3287 プリンターをエミュレートすることであるため、3270 プリンター・セッションでは、ワード・プロセッシング・プログラムから文書を印刷する際によく見かけるのと同じオプションは用意されていません。具体的には、次のような違いがあります。
このセクションでは、3270 プリンター・セッションの「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを構成する方法を理解するのに役立つ背景情報を提供します。
3270 プリンター・セッションの「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く には、次の手順を実行します。
「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウは、他のコンテキストから開くこともでき ます (オンライン・ヘルプの『プリンター・セットアップ (3270 プリンター・ セッション、5250 プリンター・セッション、および 3270 ディスプレイ・セッション) (Printer Setup (3270 Printer session, 5250 Printer session, and 3270 Display session))』を参照)。これらのコンテキストにおける「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウの構成は 、ここで説明する構成とほぼ同じです。
「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウの上部にある「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスには、クライアント・プラットフォームに応じて、最大で 次の 5 つの印刷方法が示されます。
以下では、次の Z and I Emulator for Web クライアント・プラットフォームで、どのように印刷方法を使用するかについて説明します。
次の表には、Z and I Emulator for Web クライアントが Windows プラットフォーム上で動作している場合に使用できる印刷方法と、各印刷方法の特徴を示しています。
印刷方法 | 特徴 |
---|---|
A. 「Windows プリンター」: 「プリンター定義テーブルの使用」は「いいえ」に設定 |
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B. 「Windows プリンター」: 「プリンター定義テーブルの使用」は「はい」に設定 |
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C. 「その他のプリンター」 (常にプリンター定義テーブルを使用する)
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D. 「ファイル」: 「Adobe PDF を使用する」は「いいえ」に設定 (常にプリンター定義テーブルを使用する) |
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E. 「ファイル」: 「Adobe PDF を使用する」は「はい」に設定 (プリンター定義テーブルを使用しない) |
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A.「Windows プリンター (Windows Printer)」: 「プリンター定義テーブルの使用」は 「いいえ」に設定これは、Windows プラットフォーム上で動作している Z and I Emulator for Web クライアント用のデフォルト印刷方法です。この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「Windows プリンター (Windows Printer)」をクリックする。
- 「プリンター定義テーブルの使用」を「いいえ」に設定する。
使用したい Windows プリンターを選択することができます (ローカル・プリンターまたはネットワーク・プリンター)。Windows プリンターを選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- デフォルトの Windows プリンターを使用するには、「Windows プリンターの選択 (Choose Windows Printer)」を「デフォルトを使用する (Use Default)」に設定する。
- 別の Windows プリンターを選択するには次のようにする。
- 「Windows プリンターの選択 (Choose Windows Printer)」を「他のプリンター (Other)」に設定する。
- 「プリンターの選択 (Select Printer)」をクリックする。
Windows フォントを選択できます。Windows フォントを選択するには、以下のようにします。
- 「ページ・セットアップ (Page Setup)」ウィンドウを開く。
- 「セッション・プロパティー (Session Properties)」ウィンドウの左側ペインで、「ページ・セットアップ (Page Setup)」をクリックする。
- 「フォントの選択 (Select Font)」をクリックする。
- 「フォント (Font)」ウィンドウで、「フォント (Font)」列からフォントを選択する。
- 「フォント (Font)」ウィンドウでは、「フォント・スタイル (Font style)」と「サイズ (Size)」の設定は使用しません。これらの設定は有効になっているように見えますが、Z and I Emulator for Web クライアントの印刷にはまったく関係ありません。
Windows の「印刷設定」ダイアログ・ボックスを使用して、Windows プリンター・プロパティー (「縦長」または「横長」、「シートごとのページ数」、「印刷品質」など) を簡単に変更できます。Windows プリンターのプロパティーを変更するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「Windows プリンターの選択 (Choose Windows Printer)」を「デフォルトを使用する (Use Default)」に設定する。
- 「プリンターの選択 (Select Printer)」をクリックする。
- 「印刷セットアップ (Print Setup)」ダイアログ・ボックスで、「プロパティー (Properties)」をクリックする。
この印刷方法 (「Windows プリンター (Windows Printer)」: 「プリンター定義テーブルの使用」は「いいえ」に設定) は、Windows プリンター・ドライバーを使用せずにプリンターにアクセスできない場合 (USB プリンターや Windows 専用プリンターの場合など)、または PDT ファイルを使用できない場合 (PostScript プリンターの場合など) に便利です。
この印刷方法では Windows ネイティブ・プリンター・インターフェース (WNPI) モードが使用されるため、以下のような特徴があります。
- プリンターのファームウェアに特殊文字が組み込まれていない場合でも、Windows フォントに特殊文字が含まれていれば、一部の特殊文字 (ユーロ文字など) を印刷できます。
- B. の印刷方法よりも処理が低速です。
- 3270 データ・ストリーム・コマンド TRN (Transparent) が正しく処理されない場合があります。その場合は別の印刷方法を使用します。
B. 「Windows プリンター」: 「プリンター定義テーブルの使用」は「はい」に設定
この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「Windows プリンター (Windows Printer)」をクリックする。
- 「プリンター定義テーブルの使用」を「はい」に設定する。
- 「プリンター定義テーブル」リスト・ボックスを展開して、PDT を選択する。
この印刷方法を Z and I Emulator for Web クライアントで使用するには、その前に Z and I Emulator for Web 管理者がプリンター定義テーブル (PDT) を用意する必要があります (『PDT ファイルの作成』を参照)。
使用したい Windows プリンターを選択することができます (ローカル・プリンターまたはネットワーク・プリンター)。Windows プリンターを選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- デフォルトの Windows プリンターを使用するには、「Windows プリンターの選択 (Choose Windows Printer)」を「デフォルトを使用する (Use Default)」に設定する。
- 別の Windows プリンターを選択するには次のようにする。
- 「Windows プリンターの選択 (Choose Windows Printer)」を「他のプリンター (Other)」に設定する。
- 「プリンターの選択 (Select Printer)」をクリックする。
この印刷方法では、Windows スプーラー・インターフェース (WSI) モードが使用されるため、次のことが当てはまります。
- プリンターのファームウェアに特殊文字が組み込まれていない場合は、一部の特殊文字 (ユーロ文字など) を印刷できません。
- A. の印刷方法よりも処理が高速です。
C.「他のプリンター (Other Printer)」 (常にプリンター定義テーブルを使用する)
非 Windows プラットフォームでは、この印刷方法は「プリンター (Printer)」と呼ばれます。
通常は、この印刷方法を Windows プラットフォーム上で使用する必要はありません。この方法は、A や B の方法と同じ出力を生成しますが、ユーザーにとってやや使いにくい方法です。
この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「他のプリンター (Other Printer)」をクリックする。
- 「プリンター定義テーブル」リスト・ボックスを展開して、PDT を選択する。
この印刷方法を Z and I Emulator for Web クライアントで使用するには、その前に Z and I Emulator for Web 管理者がプリンター定義テーブル (PDT) を用意する必要があります (『PDT ファイルの作成』を参照)。
「プリンター名 (Printer Name)」フィールドには、次のいずれかを入力できます。
- 有効な印刷装置の名前 (LPT1、LPT2 など)
Z and I Emulator for Web クライアントは、指定された LPT 装置に印刷データ・ストリームを出力します。ユーザーは、クライアント・ワークステーションを構成して、この LPT 装置をプリンターに関連 付ける必要があります。
- ネットワーク・プリンターの UNC 名 (myServermyPrinter など)
Z and I Emulator for Web クライアントは、ネットワーク・プリンターに印刷データ・ストリームを出力します。
- 有効なファイルのパスと名前
Z and I Emulator for Web クライアントは、指定されたファイルに印刷データ・ストリームを出力します。
- ファイル・パスが指定されていない (ファイル名のみが指定されている) 場合は、Z and I Emulator for Web クライアントは、ブラウザーの作業ディレクトリー内にある指定されたファイルに印刷データ・ストリームを書き込みます。
- 相対ファイル・パスが指定されている場合は、Z and I Emulator for Web クライアントは、ブラウザーの作業ディレクトリーに相対パスを適用し、そのディレクトリー内の指定されたファイルに印刷データ・ストリームを書き込みます。
D. 「ファイル」: 「Adobe PDF を使用する」は「いいえ」に設定 (常にプリンター定義テーブルを使用する)
この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「ファイル (File)」をクリックする。
- 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」を「いいえ」に設定する。
- 「ファイルのパスおよび名前」フィールドに、有効なファイルのパスと名前を入力する。
- 「プリンター定義テーブル」リスト・ボックスを展開して、PDT を選択する。
この印刷方法を Z and I Emulator for Web クライアントで使用するには、その前に Z and I Emulator for Web 管理者がプリンター定義テーブル (PDT) を用意する必要があります (『PDT ファイルの作成』を参照)。
ファイルのパスと名前については、『ファイルのパスと名前の指定』を参照してください。
「ファイルのパスおよび名前」フィールドでは、ホスト印刷ジョブの完了後に実行される 1 つ以上のネイティブ・コンソール・コマンドを指定することもできます (オンライン・ヘルプの『ホスト印刷ジョブ後の外部コマンドの実行』を参照)。
この印刷方法は、印刷出力を直接プリンターに送信したくない場合に便利です。以下に例を示します。
- プリンターにアクセスできない場合
- 印刷出力ファイルを E メールに添付したい場合
この印刷方法は、印刷出力をフラット ASCII 形式で生成したい場合にも便利です。
E.「ファイル (File)」: 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」は「はい」 に設定 (プリンター定義テーブルを使用しない)
この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「ファイル (File)」をクリックする。
- 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」を「はい」に設定する。
- 「ファイルのパスおよび名前」フィールドに、有効なファイルのパスと名前を入力する。
Z and I Emulator for Web クライアントは、印刷出力を Adobe PDF 形式のバイナリー・データに変換して、このバイナリー・データを指定されたファイルに書き込みます。このファイルは、Adobe Reader バージョン 4.0 以降を使用して表示できます。
この印刷方法は、印刷出力をどのプラットフォームでも簡単に表示できる形式に変換したい場合に便利です。
この方法では、PDT は必要ありません。
次の表には、Z and I Emulator for Web クライアントが UNIX、AIX、または Linux プラットフォーム上で動作している場合に使用できる印刷方法と、各印刷方法の特徴を示しています。
印刷方法 | 特徴 |
---|---|
A. 「Windows プリンター」: 「プリンター定義テーブルの使用」は「いいえ」に設定 |
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B. 「Windows プリンター」: 「プリンター定義テーブルの使用」は「はい」に設定 |
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C. 「プリンター」 (常にプリンター定義テーブルを使用する)
|
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D. 「ファイル」: 「Adobe PDF を使用する」は「いいえ」に設定 (常にプリンター定義テーブルを使用する) |
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E. 「ファイル」: 「Adobe PDF を使用する」は「はい」に設定 (プリンター定義テーブルを使用しない) |
|
A.「Windows プリンター (Windows Printer)」: 「プリンター定義テーブルの使用」は 「いいえ」に設定この印刷方法は、UNIX、AIX、Linux では使用できません。
B.「Windows プリンター (Windows Printer)」: 「プリンター定義テーブルの使用」は 「はい」に設定この印刷方法は、UNIX、AIX、Linux では使用できません。
C.「プリンター (Printer)」 (常にプリンター定義テーブルを使用する)
Windows プラットフォームでは、この印刷方法は「他のプリンター (Other Printer)」と呼ばれます。
これは、UNIX、AIX、または Linux プラットフォーム上で動作している Z and I Emulator for Web クライアント用のデフォルト印刷方法です。この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「他のプリンター (Other Printer)」をクリックする。
- 「プリンター定義テーブル」リスト・ボックスを展開して、PDT を選択する。
この印刷方法を Z and I Emulator for Web クライアントで使用するには、その前に Z and I Emulator for Web 管理者がプリンター定義テーブル (PDT) を用意する必要があります (『PDT ファイルの作成』を参照)。
印刷出力をワークステーションに直接接続されたプリンターに送信するには、「プリンター名 (Printer Name)」フィールドに、有効な装置名 (/dev/lp0 など) を入力する必要があります。Z and I Emulator for Web クライアントは、指定されたデバイスに印刷データ・ストリームを出力します。
印刷出力をネットワーク・プリンターに送信する場合は、UNIX、AIX、Linux ではこの方法は使用できません。代わりに D の方法を使用してください。
D.「ファイル (File)」: 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」は「いいえ 」に設定 (常にプリンター定義テーブルを使用する)
この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「ファイル (File)」をクリックする。
- 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」を「いいえ」に設定する。
- 「ファイルのパスおよび名前」フィールドに、有効なファイルのパスと名前を入力する。
- 「プリンター定義テーブル」リスト・ボックスを展開して、PDT を選択する。
この印刷方法を Z and I Emulator for Web クライアントで使用するには、その前に Z and I Emulator for Web 管理者がプリンター定義テーブル (PDT) を用意する必要があります (『PDT ファイルの作成』を参照)。
ファイルのパスと名前については、『ファイルのパスと名前の指定』を参照してください。
「ファイルのパスおよび名前」フィールドでは、ホスト印刷ジョブの完了後に実行される 1 つ以上のネイティブ・コンソール・コマンドを指定することもできます (オンライン・ヘルプの『ホスト印刷ジョブ後の外部コマンドの実行』を参照)。
この印刷方法は、印刷出力を直接プリンターに送信したくない場合に便利です。以下に例を示します。
- プリンターにアクセスできない場合
- 印刷出力ファイルを E メールに添付したい場合
この印刷方法は、UNIX、AIX、または Linux のワークステーションから、使用可能な ネットワーク・プリンターに印刷出力を送信したい場合にも使用する必要があります。次の手順を実行します。
- 「ファイル (File)」の印刷方法を使用して、印刷出力をファイルに送信する。
- コマンド・プロンプトから適切なコマンドを実行して、このファイルをネットワーク・プリンタ ーに送信する。例えば、ファイルの名前が hprint.000 であり、リモート・プリンターの名前が prtq1 である場合は、次のようにコマンドを実行します。
lp -dprtq1 hprint.000またはlp -Pprtq1 hprint.000E.「ファイル (File)」: 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」は「はい」 に設定 (プリンター定義テーブルを使用しない)
この印刷方法を選択するには、以下のようにします。
- 「プリンター・セットアップ (Printer Setup)」ウィンドウを開く。
- 「印刷先 (Print to)」リスト・ボックスを展開して、「ファイル (File)」をクリックする。
- 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」を「はい」に設定する。
- 「ファイルのパスおよび名前」フィールドに、有効なファイルのパスと名前を入力する。
Z and I Emulator for Web クライアントは、印刷出力を Adobe PDF 形式のバイナリー・データに変換して、このバイナリー・データを指定されたファイルに書き込みます。このファイルは、Adobe Reader バージョン 4.0 以降を使用して表示できます。
この印刷方法は、印刷出力をどのプラットフォームでも簡単に表示できる形式に変換したい場合に便利です。
この方法では、PDT は必要ありません。
Z and I Emulator for Web ホスト印刷クライアント (3270 プリンター・セッションと 5250 プリンター・セッション) では、次の 3 つの印刷テクノロジー (印刷「モード」) が使用されます。
3270 ディスプレイ・セッションでは、次の 4 番目の印刷テクノロジーが使用されます。
次の表には、前のセクションで説明した 5 つの印刷方法と、ホスト印刷クライアントで使用され る 3 つの印刷テクノロジーとの間の関係を示しています。
印刷方法 | 印刷テクノロジー |
---|---|
「Windows プリンター (Windows Printer)」: 「プリンター定義テーブ ルの使用」は「いいえ」に設定 | Windows ネイティブ・プリンター・インターフェース (WNPI) モード |
「Windows プリンター (Windows Printer)」: 「プリンター定義テー ブルの使用」は「はい」に設定 | Windows スプーラー・インターフェース (WSI) モード |
「他のプリンター (Other Printer)」または「プリンター (Printer)」 (常にプリンター定義テーブルを使用する) | Java ファイル・インターフェース (JFI) モード |
「ファイル (File)」: 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」は 「いいえ」に設定 (常にプリンター定義テーブルを使用する) | Java ファイル・インターフェース (JFI) モード |
「ファイル (File)」: 「Adobe PDF を使用する (Use Adobe PDF)」は「 はい」に設定 (プリンター定義テーブルを使用しない) | Java ファイル・インターフェース (JFI) モードと、Adobe PDF 形式を生成するための ライブラリー |
以下のサブセクションでは、3 つの印刷テクノロジー (印刷「モード」) のそれぞれについて説 明します。
このモードは、Z and I Emulator for Web バージョン 1.0 でサポートされており、Windows プラットフォーム上で稼働しているクライアントでのみ使用できます。
このモードでは、Z and I Emulator for Web クライアントは、選択されたプリンターの Windows プリンター・ドライバーに対して、Java ネイティブ・インターフェース (JNI) を介して GDI (Graphics Device Interface) API コールを行うことにより、印刷データ・ストリームをプリンターに送信します。
このモードでは、Z and I Emulator for Web クライアントは Windows プリンター・ドライバーと通信するため、次のような場合に便利です。
Z and I Emulator for Web クライアントは Windows プリンター・ドライバーと通信するため、次のようになります。
Windows ネイティブ印刷モードは、2 つの Windows ネイティブ・ライブラリー・ファイル (zieprint.dll および zieprinterdriver.dll) を使用します。 これらのファイルは、ユーザーのローカル・ファイル・システムに自動的にインストールされます。ファイルのインストール先ディレクトリーは、Windows プラットフォームおよび使用するブラウザーによって異なります。
このモードは、Z and I Emulator for Web バージョン 1.0 でサポートされており、Windows プラットフォーム上で稼働しているクライアントでのみ使用できます。
このモードの Z and I Emulator for Web クライアントは次のように機能します。
プリンター定義テーブル (PDT) を使用すると、多くの場合、Windows ネイティブ・プリンター・インターフェース (WNPI) モードを使用するよりも高い柔軟性が得られます。 これは、PDT では Windows プリンター・ドライバーでサポートされていないプリンター・データ・ストリーム機能を指定できるためです。
Windows スプーラー・インターフェース・モードは、2 つの Windows ネイティブ・ライブラリー・ファイル (zieprint.dll および ziespoolermode.dll) を使用します。 これらのファイルは、ユーザーのローカル・ファイル・システムにインストールされます。ファイルのインストール先ディレクトリーは、Windows プラットフォームおよび使用するブラウザーによって異なります。
このモードは、ホスト印刷をサポートしているすべての Z and I Emulator for Web クライアント・プラットフォームでサポートされています。
このモードの Z and I Emulator for Web クライアントは次のように機能します。
プリンター定義テーブル (PDT) を使用すると、詳細なプリンター・データ・ストリーム機能を指 定できるため、高い柔軟性が得られます。
「プリンター (Printer)」ウィンドウの「印刷先」オプションのドロップダウン・リストでファイルへの印刷を選択するときに、ファイルのパスと名前を入力できます。
3270 プリンター・セッションには、Adobe PDF ファイルへの印刷オプションが含まれるようになりました。この機能により、ユーザーは、Adobe Acrobat プラグインがインストールされてい る標準 Web ブラウザーで、ファイルを表示できます。「拡張オプション」パネルでは、用紙サイズ、用紙の向き、および Adobe PDF フォントを選択できます。
次の表では、Adobe PDF ファイルに対してサポートされているすべての用紙サイズをリストします。US English と Canadian ロケールのデフォルトの用紙サイズは、Letter です。これ以外のすべてのロケールの場合、デフォルトの用紙サイズは A4 です。
表 5. サポートされる用紙サイズ
Name | 地域 | 幅 | 長さ |
北アメリカのメディア・サイズ | |||
Number 10 | 北アメリカ | 4.125 インチ | 9.500 インチ |
Number 9 | 北アメリカ | 3.875 インチ | 8.875 インチ |
連続シート (132 カラム) | 北アメリカ | 11.000 インチ | 13.200 インチ |
連続シート (80 カラム) | 北アメリカ | 8.000 インチ | 11.000 インチ |
Executive | 北アメリカ | 7.250 インチ | 10.500 インチ |
Ledger | 北アメリカ | 11.000 インチ | 17.000 インチ |
Legal | 北アメリカ | 8.500 インチ | 14.000 インチ |
レター | 北アメリカ | 8.500 インチ | 11.000 インチ |
Monarch | 北アメリカ | 3.875 インチ | 7.500 インチ |
ISO/日本のメディア・サイズ | |||
A3 | ISO/日本 | 297.0 mm | 420.0 mm |
A4 | ISO/日本 | 210.0 mm | 297.0 mm |
A5 | ISO/日本 | 148.0 mm | 210.0 mm |
B4 (ISO) | ISO | 250.0 mm | 353.0 mm |
B4 (JIS) | 日本 | 257.0 mm | 364.0 mm |
B5 (ISO) | ISO | 176.0 mm | 250.0 mm |
B5 (JIS) | 日本 | 182.0 mm | 257.0 mm |
C5 | ISO | 162.0 mm | 229.0 mm |
DL | ISO | 110.0 mm | 220.0 mm |
連続シートの場合、すべての側 (上、下、右、左) のデフォルトのマージン値は 0 です。北アメリカの用紙 (連続シートを含まない) 場合、デフォルトのマージン値は、すべての側で 0.25 インチです。ISO/日本の用紙の場合、デフォルトのマージン値は、すべての側で 5 mm です。
Adobe PDF ファイルで使用されるコード・ページ
指定されたホスト・コード・ページが Bidi または DBCS でない場合、Z and I Emulator for Web は、生成された Adobe PDF ファイルで内部の Windows コード・ページを使用します。次のリストは、特定のホスト・コード・ページに使用される Windows コード・ページを示しています。
- 1250 Windows Latin 2 (中央ヨーロッパ) - 870 および 1153
- 1251 Windows Cyrillic (Slavic) - 1025、1123、1154、および 1158
- 1252 Windows Latin 1 (ANSI)- 037、273、275、274、277、278、280、284、285、297、500、871、924、1047、1140、1141、1142、1143、1144、1145、1146、1147、1148、および 1149
- 1253 Windows Greek - 875
- 1254 Windows Latin 5 (トルコ語) - 1026 および 1155
- 1257 Windows Baltic Rim - 1112、1122、1156、および 1157
ギリシャ語のホスト・コード・ページ 875、およびエストニア語のホスト・コード・ページ 1122 と 1157 には、上記の Windows コード・ページに含まれていない文字があるので、次の文字は印刷できません。
- 875 Greek Host - 0xA0 および 0xDD
- 1122 および 1157 Estonian Host - 0x42、0x44~0x46、0x48、0x49、0x52~0x58、0x62、0x64~0x66、0x68、0x69、0x72~0x78、0x8D、0x9A、0x9B、0xAA、0xAB、0xAD、0xB2、0xBC、0xCB、0xCD、0xDB、0xDD~0xDF、0xEB、0xED、0xFB、0xFD、0xFE
次の用語を理解しておいてください。
大まかには、PDF をコンパイルする手順は次のとおりです。
Z and I Emulator for Web クライアントが実行されているワークステーションに PDT ファイルを配置するには、次の手順を実行します。
以下のサブセクションでは、PDT の作成方法をさらに詳しく説明します。
プリンター定義ファイル (PDF) は、 マクロ定義、セッション・パラメーター、 形式制御、および文字定義を含む ASCII ファイルです。ASCII テキスト・エディターを使って、 ご使用のプリンターに合うように PDF を編集することができます。ほとんどのプリンターは、基本機能では似通ったコマンドをサポートしますが、 もっと高度な機能においてはサポートするコマンドは大きく異なります。多くの PDF は、PostScript や HP Printing Performance Architecture (PPA) を利用しているプリンターを除く、大部分のプリンターに適合します。
Z and I Emulator for Web の HCL Z and I Emulator for Windows から PDF をコンパイルして、使用できます。ただし、すべての制御がサポートされるわけではありません。
Z and I Emulator for Web 内の PDF は、Adobe PDF (Portable Document Format) とは無関係であることに注意してください。 |
プリンター定義テーブル (PDT) は、 ホスト・アプリケーションが送ったデータ・ストリームのフォーマット設定に使用するファイルです。Z and I Emulator for Web エミュレーターは、 データ・ストリームを EBCDIC から ASCII に変換し (データ・ストリーム内にパススルー・コマンドがない場合)、データ・ストリームに指定されているか、 または PDT そのものに指定されている制御に従って、データをフォーマットし、プリンターに送ります。基本的な命令が含まれている単純な PDT を使用することもできますが、フォントの変更やペーパー・ドロワーのような、 最近のワークステーション・プリンターで使用可能になっているいくつかの機能を使用する場合は、 ご使用のプリンターに合わせて PDT をカスタマイズし、ホスト・アプリケーションから必要なコマンドを送る必要があります。どのような場合でも、プリンターがサポートするエミュレーション・モードに適した PDT を使わなければなりません (HP PCL レベル 3、IBM PPDS など)。
1 バイト文字セット (SBCS) および 2 バイト文字セット (DBCS) プリンター用に、 いくつかの汎用および専用の PDT が Z and I Emulator for Web に用意されています。それらをカスタマイズして PDT を作成することも、まったく新しいものを作成することもできます。どちらの場合も、PDT を作成するのにはプリンター定義ファイル (PDF) が必要です。
このコンパイラーは、Z and I Emulator for Web サーバー上、またはローカル・インストールされたクライアント上で実行される Java アプリケーションです。コンパイラーはダウンロード・クライアントを実行しません。
コンパイラーを開始すると、グラフィカル・インターフェースが表示されますが、 これには、2 つの入力フィールドがあります。1 つは PDT 名用、もう 1 つはプリンター記述用です。「状況およびエラー情報」ウィンドウも表示されます。ログ・ファイル pdtc.log が作成されます。
Windows XP、Windows 7、Windows 8、Windows 10、Windows Server 2008、Windows Server 2010、または Windows クライアントでは、「スタート」メニューの「管理」を使用してコンパイラーを開始できます。その他のプラットフォームでは、Java コマンドを使ってコンパイラーを開始しなければなりません。サンプル・コマンド・ファイルが用意されています。
また、コマンド行から、非グラフィカル・モードでコンパイラーを開始することもできます。
HCL 提供の PDF および PDT は、サーバー上のパブリッシュ・ディレクトリーの pdfpdt サブディレクトリー (例: <ZIEForWebInstallLocation>\ZIEWeb\pdfpdt
)、およびローカルにインストールされたクライアント上の同様のサブディレクトリーにインストールされます。
PDF には拡張子 .pdf が、PDT には拡張子 .pdt が付きます。他にもいくつかの PDF がサンプルとして用意されており、これらの PDF はパブリッシュ・ディレクトリーの samples\pdf ディレクトリー (例: %ZIEForWebInstallLocation%\ZIEWeb\samples\pdf
) にあります。
アラビア語とヘブライ語については、prn*.pdf ファイルが samplespdf ディレクトリーに用意されています。これらの prn*.pdf ファイルのいずれかを使用するには、そのファイルを samplespdf ディレクトリーから pdfpdtusrpdf ディレクトリーにコピーして、コピー後のファイルを必要に応じて修正してからコンパイルします。
Z and I Emulator for Web に付属するアラビア語またはヘブライ語のマーク文字を含むプリンター定義ファイルをコンパイルする場合、ヘブライ語またはアラビア語対応のマシンではない場合は、結果の PDT はプリンター・プロパティーの「プリンター定義テーブル」ドロップダウン・リストには表示されません。詳細については、『Z and I Emulator for Web Hints and Tips』の Web サイトを参照してください。 |
次に示す PDF と PDT は、Z and I Emulator for Web 専用に提供されているものです。
basic | 基本 ASCII テキスト・モード ほとんどのプリンターにおいて可読出力を生成する単純な PDF |
LaserPCL | HP PCL レベル 3 (レーザー・プリンター) PCL モードのほとんどのレーザー・プリンターに適合 |
LaserPPDS | IBM PPDS レベル 2 PPDS レベル 2 モードのほとんどのレーザー・プリンターに適合 |
Proprinter | IBM PPDS レベル 1 (Proprinter XL、X24、XL24) PPDS レベル 1 モードのほとんどのプリンターに適合 |
PDF にはパラメーターの目的を説明する注釈が含まれています。それぞれのセクションは、パラメーターの使用法を説明するテキストで始まります。詳細については、『プリンター定義ファイルの形式について』と『 プリンター定義ファイルの例 (3270)』を参照してください。
ホスト・コード・ページがタイ語 (838 または 1160) である場合には、 以下に示す PDF と PDT を使用できます。
タイ
basic_thai | 基本 ASCII テキスト・モード |
esc_pthai | タイ語用 EPSON ESC/P 互換プリンター |
esc_p2thai | タイ語用 EPSON ESC/P2 互換プリンター |
necthai | タイ語用 NEC プリンター |
DBCS プリンターの場合は、以下に示す PDT と PDF が提供されています。
日本
basic_dbcs | ASCII テキスト・モード: ほとんどのプリンターにおいて可読出力を生成する単純な PDF |
esc_p | ESC/P 24-J84 に基づくプリンター: ほとんどの EPSON ESC/P プリンターに適合 |
ibm5577 | IBM 5577-B02、F02、G02、H02: IBM 5577 シリーズ・プリンターに適合 |
ibm5585 | IBM 5585-H01 プリンター: IBM 5585 プリンター、およびページ単位の出力を行うプリンターに適合 |
ibm5587 | IBM 5587-G01、H01: IBM 5587 プリンター (拡張機能なし) に適合 |
lips3a4 | LIPS 3 ベースのプリンター: Canon LIPS プリンター (A4 サイズ) に適合 |
lips3b4 | LIPS 3 ベースのプリンター: Canon LIPS プリンター (B4 サイズ) に適合 |
韓国語
ibm5577k | 韓国語 IBM 5577 プリンター: IBM 5577 プリンターに適合 |
kssm_jo | KSSM_jo プリンター: 「combined」文字コード・モードのプリンターに適合 |
kssm_wan | KSSM_wan プリンター: 「complete」文字コード・モードのプリンターに適合 |
ks_jo | KS_jo プリンター: 「combined」文字コード・モードのプリンターに適合 |
ks_wan | KS_wan プリンター: 「complete」文字コード・モードのプリンターに適合 |
中国と台湾
esc_pp | 中国語 (簡体字) ESC/P プリンター: 中国のほとんどの EPSON ESC/P プリンターに適合 |
esc_5550 | 中国語 (繁体字) ESC/P プリンター (5550): 台湾のほとんどの EPSON プリンター (5550 文字コード・モード) に適合 |
esc_big5 | 中国語 (繁体字) ESC/P プリンター (big-5): 台湾のほとんどの EPSON プリンター (Big-5 文字コード・モード) に適合 |
esc_cns | 中国語 (繁体字) ESC/P プリンター (cns): 台湾のほとんどの EPSON プリンター (CNS 文字コード・モード) に適合 |
esc_tca | 中国語 (繁体字) ESC/P プリンター (tca): 台湾のほとんどの EPSON プリンター (TCA 文字コード・モード) に適合 |
ibm5577t | 中国語 (繁体字) IBM 5577 プリンター: 台湾の IBM 557x シリーズ・プリンターに適合 |
ibm5585t | 中国語 (繁体字) IBM 5585 プリンター: 台湾の IBM 5585 ページ・プリンターに適合 |
セッション構成パネルの「プリンター」ページに表示されるプリンター定義テーブルのリストは、 「接続」ページで設定した「ホスト・コード・ページ」に応じて変化します。該当するコード・ページに適した PDT だけでなく、ユーザーが作成した PDT もこのリストの中に表示されます。DBCS コード・ページ用に構成されたセッションで SBCS の PDT を使用したい場合は、該当する PDF を usrpdf ディレクトリーにコピーした後、この PDF を別の名前でコンパイルします。これにより、この PDF はユーザー作成の PDT となり、構成パネルのリストに表示されます。 |
PDT は、使用するプリンター・エミュレーション・モードに適していなければなりません。SBCS プリンターの場合、サポートしているモードは以下のとおりです。
DBCS プリンターの場合、サポートしているモードは以下のとおりです。
ご使用のプリンターでどのエミュレーション・モードまたは言語がサポートされているかが分からない場合は、 そのプリンターの技術資料を参照してください。
場合によっては、プリンターの設定を変更して、 PDT が書かれているモードに一致させる必要があります。プリンターによっては、自動的にモードが切り替わったり、 モードを変更するためのソフトウェアを備えていたりすることがあります。プリンターの資料を調べて、どの PDT を使うか、そして どのようにプリンターで正しいモードを設定するかをお確かめください。プリンター・メーカーの Web サイトも情報源として役に立ちます。
|
HCL が提供する PDT を 使用できない場合は、ユーザー自身で作成することができます。ただし、PDT を直接作成することはできません。まず最初にプリンター定義ファイル (PDF) を作成した後、それをコンパイルして PDT を作成する必要があります。
新しく PDF を作成するには、それをタイプ入力するか、 または HCL 提供の PDF の 1 つをカスタマイズします。ワード・プロセッサーを使うとテキストに疑似コードが含まれてしまうことがあるため、 いずれの場合にも ASCII エディターをご使用ください。
Z and I サーバー上のパブリッシュ・ディレクトリーの pdfpdt\usrpdf サブディレクトリー (例: <ZIEForWebInstallLocation>\ZIEWeb\pdfpdt\usrpdf
)、またはローカルにインストールされたクライアント上の同様のディレクトリーに作成した PDF を保存します。
PDF を作成する前に、PDF の構造と含まれるステートメントのタイプを理解しておく必要があります。『プリンター定義ファイルの形式について』のヘルプを参照してください。
必要な制御コードを検索できるよう、使用するプリンターの技術資料を用意しておいてください。プリンターごとに大きく異なる点があることがあります。
HCL 提供のいずれかの PDF をカスタマイズしてユーザー独自の PDF を作成するには、その PDF を pdfpdt ディレクトリーから pdfpdtusrpdf サブディレクトリーにコピーして、修 正してからコンパイルします。 |
PDF を作成または変更したら、プリンター定義テーブル・コンパイラーを 使って PDT を作成します。コンパイラーは、 グラフィカル・モードまたは非グラフィカル・モードのどちらでも実行できます。ユーザーが作成する PDT には、usr*.pdt という形式で名前がつきます。* には、コンパイルした PDF の名前が入ります。
すべての PDT には固有の記述が付いていなければなりません。 プリンター・セッションを構成するとき、それで PDT が識別されるからです。グラフィカル・モードでは、 固有の記述が割り当てられているかどうかをコンパイラーが調べます。同じ記述をもった PDT が既に存在することが検出された場合、 コンパイルは停止され、エラー・メッセージが表示されます。この場合は、記述を変更して「OK」をクリックすれば再開できます。非グラフィカル・モードでは、 コンパイラーは記述が固有かどうかを調べません。
グラフィカル・モードでは、PDF を対話式にコンパイルできます。pdtc.log という名前のログ・ファイルが pdfpdtusrpdf ディレクトリーに保管されます。
Windows ワークステーションまたはサーバーでプリンター定義テーブルをコンパイルするには、 以下のようにします。
<ZIEForWebInstallLocation>\ZIEWeb\pdfpdt\usrpdf
) に保存する。記述が固有でないと、エラー・メッセージが表示されます。 |
他の PDF もコンパイルする場合は、ステップ 3 から 5 を繰り返します。
/opt/HCL/ZIEForWeb/lib/samples/PdtCompiler
) からユーザー・ディレクトリ ー (例: /usr/local
) にコピーする。iSeries サーバーでプリンター定義テーブルをコンパイルするには、 以下のようにします。
/QHCL/ProdData/ZIEForWeb/lib/samples/PdtCompiler
) から自分の作業ディレクトリーにコピーする。 コンパイラーは非グラフィカル・モードで実行されます。
z/OS でプリンター定義テーブルをコンパイルするには、以下のようにします。
- JAVA_ENGINE 変数のパスが正しい Java パスであるか確認する。
- .pdf の名前と記述の NONGUI_COMMAND 行を修正する。
コンパイラーは非グラフィカル・モードで実行されます。
その他のプラットフォームでは、コマンドを使用してコンパイラーを開始することをお勧めします。この操作を簡単に行えるように、サンプル・コマンド・ファイルが pdtcompilercommandfiles ディレ クトリーに用意されています。
記述が固有でないと、エラー・メッセージが表示されます。 |
他の PDF もコンパイルする場合は、この手順を繰り返します。
グラフィカル・インターフェースの 下のウィンドウに、状況およびエラー情報が表示されます。グラフィカル・インターフェースを使用すると、実行された各コンパイラーのヒストリーが usrpdf サブディレクトリー内の pdtc.log に保管されます。このログは、コンパイラーを開始するたびに上書きされます。
PDT 記述が固有かどうかの検証の他に、PDF の構文が正しいかどうかも調べられます。見つかったエラーは、「状況およびエラー情報」ウィンドウに表示され、 ログに保管されます。
このセクションは、zOS には適用されません。 |
いくつかの PDT を一度にコンパイルしたいときは、コンパイラーを非グラフィカルのバッチ・モードで実行します。これは、コマンド・ファイルを作成し、コンパイラーを実行するコマンドの複数のインスタンスをそこに組み込むことによって行います。
pdtcompilercommandfiles ディレクトリーに用意された適切なサンプル・コマンド・ファイルに 、以下に示すいずれかのパラメーターを必要に応じて追加することにより、サンプル・コマンド・フ ァイルを修正できます。いくつかの PDT を一度にコンパイルする場合、最後のインスタンス以外の各インスタンスでは -NOINDEX パラメーターを使用します。最後のインスタンスでは INDEX パラメーターを使います。他のコンパイルがすべて完了した後にのみ、索引が 1 つ作成されます。
コンパイラーを非グラフィカル・モードで呼び出すコマンドは以下のとおりです。
INSTALL_PATH/lib/samples/PdtCompiler/PdtCompilerApplication-XXX [-NOINDEX] | [-PATH pathSpecification] | [-ENCOD encodingSpecification] [PDF_file_name PrinterDescription]ここで
XXX
は、ご使用のプラットフォームのコンパイラー・アプリケーション用の接尾部です。 オペレーティング・システム | XXX オプション |
AIX | PdtCompilerApplication-AIX |
OS400 | PdtCompilerApplication-OS400 |
s390 | PdtCompilerApplication-s390 |
UNIX | PdtCompilerApplication-UNIX |
|
PDT をコンパイルした後には、 索引を作成するためにコンパイラーをもう一度実行する必要があります。 これは、必ず実行しなければなりません。コンパイラーを呼び出して索引のみの作成を行うコマンドは以下のとおりです。
INSTALL_PATH/lib/samples/PdtCompiler/PdtCompilerApplication-XXX INDEXここで
XXX
は、ご使用のプラットフォームのコンパイラー・アプリケーション用の接尾部です。 コンパイルされたプリンター定義テーブルは、pdfpdt ディレクトリーに保存されます (例: <ZIEForWebInstallLocation>\ZIEWeb\pdfpdt
)。
非グラフィカル・モードでは、コンパイラー・メッセージは英語だけで表示されます。
PDF のセクションは、次のように大きく 3 つに分かれます。
PDF のこのセクションには、 制御コードを表す単一の略号で、 あるいは一連の制御コードで構成されるマクロが含まれています。略号を使えば、PC プリンターに対する制御シーケンスの定義が単純化され、 PDF の中の情報が読みやすくなります。HCL 提供の PDF には多数のマクロが組み込まれていますが、ユーザー独自のマク ロを定義することも可能です。
以下の表は、マクロ定義ステートメントの構造を示しています。1 つのマクロ定義は次の 4 つの部分から構成されています。
1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|
name | EQU | PC 印刷制御コード | コメント |
以下に例を示します。
FFF EQU 0C /* Form Feed */
部分 1 は、略号またはマクロ名です。この部分の長さは必ず 3 文字とし、先頭には数字を指定できません。17.1 のピッチを表すのに P17 など、 分かりやすい略号を定義しておくと役立ちます。
部分 2 は「equates to」を表しており、EQU としてコーディングする必要があります。
部分 3 は 16 進制御コードであり、使用するプリンターに合わせて定義する必要があります。 同じ機能でも、プリンター・メーカーごとに、それぞれ異なるコードが使用されている場合があります。例えば IBM LaserPrinter は、IBM Personal Printer Data Stream (PPDS) で定義されている制御コードを使います。それに対して Hewlett-Packard プリンターは、Hewlett-Packard Printer Control Language (PCL) で定義されている制御コードを使います。これらの制御コードは、プリンターの解説書 (別途入手しなければならない場合もあります) に定義されています。
プリンター・マニュアルによっては、ESC W 1 などの ASCII シンボル・ストリングとして制御シーケンスが記述されています。このほかに、1B 57 01 などの 16 進数、または 027 087 001 などの 10 進数を使用するプリンター・マニュアルもあります。PDT コンパイラーは、これらの形式をすべて受け入れます。
マクロ定義セクションの制御コードは、次のいずれかにします。
マクロの制御コード部分 (部分 3) がブランクの場合、ヌル・ストリングと解釈されます。ファイル内でコードが複数回定義されていると、最後の定義が使われます。
部分 4 はコメント・セクションであり、/* と */ で囲む必要があります。コメントはファイル内のどこにでも組み込むことができ、 コンパイラーはこれを無視します。
以下のマクロ定義の例は、IBM PPDS をサポートするプリンター用のものです。
CRR EQU 0D /* Carriage Return */ SEL EQU 11 /* Select Printer */ P10 EQU 12 /* 10 Pitch (characters/inch) */ P12 EQU 1B 3A /* 12 Pitch (characters/inch) */ P05 EQU 1B 57 01 /* 5 Pitch (characters/inch), double wide */ CDW EQU 1B 57 00 /* Cancel Double Wide */ CDL EQU 14 /* Cancel Double Wide line */ CS2 EQU 1B 36 /* Select character set 2 */ SVT EQU 1B 42 /* Set vertical tabs */ CAT EQU 1B 52 /* Cancel all tabs (clears VT) */ SFL EQU 1B 43 00 /* Set Form Length */ SDS EQU 1B 47 /* Start Double Strike */ CDS EQU 1B 48 /* Cancel Double Strike */ SUL EQU 1B 2D 01 /* Start Underline */ CUL EQU 1B 2D 00 /* Cancel Underline */ CP8 EQU 1B 5B 54 04 00 00 00 03 52 /* select code page 850 */ CP4 EQU 1B 5B 54 04 00 00 00 01 B5 /* select code page 437 */ LL8 EQU 1B 41 09 1B 32 /* Set line length 8 lines/inch */
以下に、マクロの使用法の例を示します。
ホスト・データ・ストリームには、Word Underscore (WUS) コマンド (LU1 SCS コマンド 23) が含まれているとします。これは、直前のワードまたはストリングに下線を付けなければならないことを指示します。Z and I Emulator for Web は、WUS コマンドをワードの前で START_HIGHLIGHT_UNDERLINE に、 ワードの後で END_HIGHLIGHT_UNDERLINE に変換します。
これらの制御は、PDF の制御コード・セクション内のマクロ SUL および CUL で定義されます。
START_HIGHLIGHT_UNDERLINE=SUL END_HIGHLIGHT_UNDERLINE=CULこれらのマクロは、Macros セクション (上記を参照) に定義されます。
Z and I Emulator for Web が WUS コマンドを受信すると、制御コードを調べてから、マクロを調べます。最後に、マクロで指示されたエスケープ・シーケンスをプリンターに送信します。ホストが、ストリング "This is underscored" に続き WUS コマンドを送ったと想定すると、 次のようなコードがプリンターに送られます。
54686973 20 6973 20 1B2D01 756E64657273636F726564 1B2D00 T h i s space i s space SUL u n d e r s c o r e d CUL
プリンター出力は次のようになります。"This is underscored"
詳しくは、 『付録 A. プリンター・データ・ストリームの情報』を参照してください。
このセクションは、PDF に含めることが可能なセッション・パラメーター、 制御コード、および強調表示の指定を記述します。
等号の左側のパラメーターはキーワードであり、 示されたとおりにコーディングしなければなりません。キーワードはステートメントを定義します。等号の右側の値は、1 つのワード、マクロ、制御コード、 10 進数、または 16 進数のいずれかになります (この値を、パラメーターと呼ぶ場合もあります)。
セッション・パラメーターは、出力をフォーマット設定する方法を指定します。PDF 内のセッション・パラメーターは、 セッション構成の「拡張オプション」パネルに関連付けられています。 ただし、PDF 内ではこのパネル内よりも多くのオプションを指定できます。構成パネルでデフォルトを変更しない場合、 PDT 内のそれと同等のパラメーターの値が使用されます。パネルで変更を行うと、PDT 内の値がオーバーライドされます。パネルで設定できるセッション・パラメーターのリストは、 「付録 C. 拡張構成オプション」にあります。
以下の表は、 セッション・パラメーターのフィールド名と意味をリストしたものです。
フィールド名 | 値または注釈 |
---|---|
ASCII_PASSTHRU? | はい/いいえ。LU1 のみ。ホスト・データは変換されないで送られます。PC 印刷制御コードを直接生成するホスト・アプリケーション用。詳しくは、下記を参照してください。 |
EBCDIC_PASSTHRU? | はい/いいえ。LU1 のみ。SCS コマンドは無視され 、データは、EBCDIC から ASCII への変換の後にプリンターに送られます。詳しくは、下記を参照してください。 |
MAXIMUM_PAGE_LENGTH | 001~255。1 枚の用紙に印刷できる行数。例えば、66 は、1 インチ当たり 6 行の 11 インチの用紙を意味します。この値を変更するときは、「SET_PAGE_LENGTH=SFL 値」制御コードの値も変更して同じにする必要があります。 |
MAXIMUM_PRINT_POSITION | 001~255。1 行に収まる文字数。 |
DEFAULT_CPI? | 010、012、017。デフォルトの 1 インチ当たりの文字数。 |
DEFAULT_LPI? | 002、003、004、006、008、010。デフォルトの 1 インチ当たりの行数。 |
COMPRESS_LINE_SPACING? | はい/いいえ。LU3 のみ。行上のすべての文字がヌルまたはブランクの場合に、 その行を印刷するかどうかを指示します。 |
FORM_FEED_ANY_POSITION? | はい/いいえ。LU3 のみ。どの位置でも用紙送り (FF) を活動化するかどうかを指定します。NO の場合、次のような位置でしか用紙送りは活動化されません。
|
OVERRIDE_FORMATTED_PRINT? | はい/いいえ。LU3 のみ。ヌル文字をブランクとして印刷するかどうかを指定します。 |
HORIZONTAL_PEL | 1 インチ当たりのペル数 (X 方向)。 |
VERTICAL_PEL | 1 インチ当たりのペル数 (Y 方向)。 |
LINE_SPACING_RATIO | 1 インチに等しい整数値。SET_VARIABLE_LINE_DENSITY 用の単位として使われます。PPDS の場合には 72、PCL の場合には 48 です。 |
TOP_MARGIN | 10 進数。デフォルトは用紙の上端です。 |
LEFT_MARGIN | 10 進数。デフォルトは用紙の左端です。 |
AUTO_NEWLINE_AT_MAX_POS? | はい/いいえ。MPP で CR および LF を挿入するかどうかを指定します。 |
IGNORE_FORM_FEED_AT_FIRST_POS? | はい/いいえ。最初の位置の FF を無視するかどうかを指定します。 |
FORM_FEED_TAKES_POSITION? | はい/いいえ。LU3 のみ。FF にスペースを与えるかどうかを指定します。 |
NO_AUTO_NL_IF_CR_AT_MPP_PLUS_1? | はい/いいえ。LU3 のみ。CR が MPP+1 の位置にある場合、自動改行を抑止するかどうかを指定します。「YES」に設定すると、自動改行は抑止されます。 |
NO_AUTO_NL_IF_NL_AT_MPP_PLUS_1? | はい/いいえ。LU3 のみ。NL が MPP+1 の位置にある場合、自動改行を抑止するかどうかを指定します。「YES」に設定すると、自動改行は抑止されます。 |
INTERV_REQ_TIMER | 000~255。「介入要求」のメッセージを送信するまでの遅延を指定します。値が 000 であればタイマーは無効になります。値が 011 を下回る場合は、間隔が 10 秒に設定されます。 |
FORM_FEED_AT_END_OF_JOB | NONE/ALWAYS/CONDITIONAL。ジョブの終わりに用紙送りをどのように挿入するのかを指定します。この値を NONE に設定すると、ジョブの終わりに用紙送りが挿入されません。この値を ALWAYS に設定すると、ジョブの終わりに常に用紙送りが挿入されます。CONDITIONAL に設定すると、ジョブがページ境界で終了しなかった場合にだけ用紙送りが挿入されます。デフォルト値は CONDITIONAL です。 |
PDF に次のような行を追加すると、 Z and I Emulator for Web からホスト・データが変換なしでプリンターに送られます。
ASCII_PASSTHRU? = YES
このオプションは、PC 印刷制御コードを直接生成するホスト・アプリケーション用です。
|
PDF に次のような行を追加すると、 Z and I Emulator for Web はすべての SCS コマンドを無視し、EBCDIC から ASCII への変換後のデータのみをプリンターに送ります。
EBCDIC_PASSTHRU? = YES
|
米国英語のホスト・コード・ページ 037 に使われる EBCDIC から ASCII へのデフォルトの変換テーブルは次のとおりです。
Hex 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F --------------------------------------------- 0 | 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 10 | 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 20 | 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 30 | 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 2020 40 | 20FF 8384 85A0 C686 87A4 BD2E 3C28 2B7C 50 | 2682 8889 8AA1 8C8B 8DE1 2124 2A29 3BAA 60 | 2D2F B68E B7B5 C78F 80A5 DD2C 255F 3E3F 70 | 9B90 D2D3 D4D6 D7D8 DE60 3A23 4027 3D22 80 | 9D61 6263 6465 6667 6869 AEAF D0EC E7F1 90 | F86A 6B6C 6D6E 6F70 7172 A6A7 91F7 92CF A0 | E67E 7374 7576 7778 797A ADA8 D1ED E8A9 B0 | 5E9C BEFA B8F5 F4AC ABF3 5B5D EEF9 EF9E C0 | 7B41 4243 4445 4647 4849 F093 9495 A2E4 D0 | 7D4A 4B4C 4D4E 4F50 5152 FB96 8197 A398 E0 | 5CF6 5354 5556 5758 595A FDE2 99E3 E0E5 F0 | 3031 3233 3435 3637 3839 FCEA 9AEB E9FF
このコード・ページは、EBCDIC_xx キーワードを使って変更することができます。EBCDIC_PASSTHRU? の行は、PDF 内のどの EBCDIC_xx 行よりも前にある必要があります。 これは、EBCDIC_PASSTHRU? が設定されたときに、Z and I Emulator for Web が EBCDIC から ASCII への変換テーブルを再初期設定するためです。
PDF の制御コード・セクションは、 ホスト制御コードを受信したときにどの ASCII エスケープ・シーケンスをプリンターに送るかを定義します。エスケープ・シーケンスはプリンターによって異なります。PDF は、使用するエミュレーション・モード専用に作成する必要があります。
次の表には、SBCS 言語と DBCS 言語の両方に使用される制御コードのフィールド名と意味を リストしています。
フィールド名 | 値または注釈 |
---|---|
SET_AUTO_PERFORATION_SKIP | ページとページの間のミシン目をスキップするのに必要な行数を設定します |
PAGE_LENGTH_TYPE? |
|
SET_VARIABLE_LINE_DENSITY | 行送りを設定します。LINE_SPACING_RATIO フィールド (セッション・パラメーター) に定義されている単位を使います |
START_JOB | ジョブの開始時にプリンターに送る制御コードを設定します |
END_JOB | ジョブの終了時にプリンターに送る制御コードを設定します |
BACKSPACE | バックスペース制御コード |
BEL | ベル制御コード |
CARRIAGE_RETURN | 復帰 (CR) 制御コード |
NEW_LINE | 改行 (CR/LF) 制御コード |
LINE_FEED | 改行 (LF) 制御コード |
FORM_FEED | 用紙送り (FF) 制御コード |
HORIZONTAL_TAB | 水平タブ制御コード |
VERTICAL_TAB | 垂直タブ制御コード |
DESELECT | 装置制御 3 制御コード |
DUP | DUP 順序 (*) を印刷するのに使用する文字 |
FIELD_MARK | FIELD MARK 順序 (;) を印刷するのに使用する文字 |
SET_HORIZONTAL_TABS | 水平タブ (カラム番号) |
SET_VERTICAL_TABS | 垂直タブ (行番号) |
SET_HORIZONTAL_MARGINS | 右および左マージン (カラム番号) |
SET_PAGE_LENGTH | PAGE_LENGTH_TYPE に定義されている単位の倍数のページの長さ |
SET_2_LINES_PER_INCH | 行送り定義 (2LPI) |
SET_3_LINES_PER_INCH | 行送り定義 (3LPI) |
SET_4_LINES_PER_INCH | 行送り定義 (4LPI) |
SET_6_LINES_PER_INCH | 行送り定義 (6LPI) |
SET_8_LINES_PER_INCH | 行送り定義 (8LPI) |
SET_10_LINES_PER_INCH | 行送り定義 (10LPI) |
SET_10_CHARACTERS_PER_INCH | 文字ピッチ定義 (10CPI) |
SET_12_CHARACTERS_PER_INCH | 文字ピッチ定義 (12CPI) |
SET_17_CHARACTERS_PER_INCH | 文字ピッチ定義 (17.1CPI) |
FORWARD_HORIZONTAL_SKIP | HORIZONTAL_PEL セッション・パラメーターで使用する単位を定義します |
FORWARD_VERTICAL_STEP_FEED | VERTICAL_PEL セッション・パラメーターで使用する単位を定義します |
START_HIGHLIGHT_INTENSE | 強調表示印刷 (ダブル印字) 開始 |
END_HIGHLIGHT_INTENSE | 強調表示印刷 (ダブル印字) 終了 |
START_HIGHLIGHT_UNDERLINE | 下線開始 |
END_HIGHLIGHT_UNDERLINE | 下線終了 |
START_HIGHLIGHT_REVERSE_VIDEO | 反転表示の開始 |
END_HIGHLIGHT_REVERSE_VIDEO | 反転表示の終了 |
START_HIGHLIGHT_BLINK | 明滅開始 |
END_HIGHLIGHT_BLINK | 明滅終了 |
START_DOUBLE_WIDTH_CHARACTER | 横倍角文字の開始 |
END_DOUBLE_WIDTH_CHARACTER | 横倍角文字の終了 |
CUSTOM_CONTROL_CODES? | 『カスタム制御コードの使用 (LU1 と LU3)』を参照 |
CUSTOM_CONTROL_CODES_HEADER | 『カスタム制御コードの使用 (LU1 と LU3)』を参照 |
CUSTOM_CONTROL_CODES_LENGTH | 『カスタム制御コードの使用 (LU1 と LU3)』を参照 |
CUSTOM_CONTROL_CODES_TRAILER | 『カスタム制御コードの使用 (LU1 と LU3)』を参照 |
START_JOB に関連した制御コードは、ホスト印刷ジョブの開始ごとに送られます。END_JOB に関連した制御コードは、各ジョブの終わりに送られます。
別のアプリケーションや別のユーザーの印刷ジョブによって、 プリンターが、自分の印刷したいジョブに適合しないモード (例えば、 縦長の方向付けや Courier フォント) になったままのことがあります。START_JOB を使用して、各ジョブの先頭ですべてのプリンター・オプションを既知の状態または必要な状態に設定してください。同様に、複数のユーザーおよびアプリケーションがプリンターを共用するので、 END_JOB を使用してジョブの終わりにプリンターを既知の状態にリセットします。
以下に例を示します。
START_JOB=SEL CDW CDL CUL CDS CP8 CS2 SLO END_JOB=CAT CDW CDL CUL CDS CP4 SPO
この例では、SLO マクロは START_JOB ステートメントに入っていて、 SPO マクロは END_JOB ステートメントに入っています。これらのマクロは次のようにコーディングされます。
SLO EQU 1B 6C /* Set Landscape Orientation */ SPO EQU 1B 6B /* Set Portrait Orientation */
その結果、START_JOB ステートメントは、 ジョブを横長方向で印刷するためのコマンドを送ります。END_JOB ステートメントは、 ジョブの終了時点でプリンターを縦長方向にリセットするためのコマンドを送ります。
SET_VARIABLE_LINE_DENSITY ステートメントは、 セッション構成の「拡張オプション」パネルの「1 インチ当たりの行数」オプションと組み合わせて使います。
LINE_SPACING_RATIO (PPDS の場合は 72、PCL の場合は 48) を 除算するための「1 インチ当たりの行数」フィールドに設定されている値は、PDT によって SET_VARIABLE_LINE_DENSITY ステートメント内の value キーワードに置き換えられます。PPDS コマンドの形式では、2 進数形式の結果が必要です。PCL 形式では、10 進数 (ASCII) 形式の結果が必要です。PPDS の場合、ステートメントは次のとおりです。
SET_VARIABLE_LINE_DENSITY=ESC A value ESC 21 インチ当たりの行数を 8 に設定した場合、SET_VARIABLE_LINE_DENSITY パラメーターは次のようになります。
SET_VARIABLE_LINE_DENSITY=ESC A 09 ESC 2ここで、09 は 72/8 の結果です。プリンターに送信される行密度 (間隔) 制御コードを次に示します。
1B 41 09 1B 32 (ESC A 09 ESC 2)SET_VARIABLE_LINE_DENSITY に値を指定しないと、SET_(n)_LINES_PER_INCH ステートメントの値が使われます。
ほとんどのプリンターでは、デフォルト・ピッチは 10 字 / インチです。PDF では通常、これは次のようにコーディングされます。
SET_10_CHARACTERS_PER_INCH=P10
ただし P10 は、次のようにマクロ定義セクションでコーディングされます。
P10 EQU 12 /* 12 is the printer control code for 10 pitch /*
反転表示および明滅のコードは、プリンターでは使われないため、指定値はありません。これらのコードを使って、任意のコマンドをプリンターに送ることができます。 それには、マクロを定義し、コードのうちの 1 つの値としてそのマクロを指定し、 そしてホスト・データ・ストリームに入れてそのコード (例えば、 START_HIGHLIGHT_BLINK) を送ります。
Z and I Emulator for Web は、3270 プリンター LU1 セッションと 3270 プリンター LU3 セッションでカスタム制御コードをサポートしています。(Z and I Emulator for Web は、5250 プリンター・セッションのカスタム制御コードはサポートしていません)。
カスタム制御コードとは EBCDIC 文字のペアであり、Z and I Emulator for Web はこの文字ペアを 16 進バイトに変換します。EBCDIC ペアの各構成文字は、F0~F9 (0~9 を表す)、C1~C6 (A~F を表す)、81~86 (a ~f を表す) のいずれかの範囲内である必要があります。ペアの 1 つ目の構成文字は、16 進バイトの上位ニブルを表します。ペアの 2 つ目の構成文字は、16 進バイトの下位ニブルを表します。例えば、81 f0
というカスタム制御コードは a0
という 16 進バ イトに変換されます。
注: 実際には、変換は次の 2 段階で行われます。
81 f0
という EBCDIC ペアは 61 30
という ASCII ペア に変換されます。 61 30
という ASCII ペアは a0
という 16 進バイトに変 換されます。 1b
という 16 進バイトを生成したい場合は、31 62
と いう ASCII に変換される 2 つの EBCDIC 文字を指定する必要があります)。 LU1 または LU3 の印刷データ・ストリームでは、カスタム制御コードは、カスタム制御コード・ブ ロック (このセクションで後述) 内に含まれている必要があります。1 つの印刷データ・ストリーム内には、カスタム制御コード・ブロックがいくつ含まれていても かまいません。各カスタム制御コード・ブロックには、1 つ以上のカスタム制御コード (すなわち 1 つ以上の EBCDIC 文字ペア) を含めることができます。
次のことに注意してください。
f1 e8
というカスタム制御コードの e8
という構成文字は有 効な 16 進数に変換されないため、このカスタム制御コードは無効です。このような場合、Z and I Emulator for Web は、このペアの両方の構成文字を未変換のまま (f1 e8
) プリンターに送信します。 カスタム制御コードを管理するために使用される制御コードは次のとおりです。
CUSTOM_CONTROL_CODES? 制御コードは、次の条件に基づいてカスタム制御コードを有効ま たは無効にするのに使用されます。
CUSTOM_CONTROL_CODES?=YES
CUSTOM_CONTROL_CODES?=NO
CUSTOM_CONTROL_CODES_HEADER 制御コードは、LU1 または LU3 の印刷データ・ストリームに含まれている場合、カスタム制御コード・ブロックの始まりを示します。この制御コードは、PDF ファイルの制御コード・セクションで定義して、特定のマクロ値または 一連のリテラル値に設定する必要があります。例:
CUSTOM_CONTROL_CODES_HEADER=6c 6c
CUSTOM_CONTROL_CODES_TRAILER 制御コードは、ヘッダー/トレーラー・モードでのみ使用 されます (下記参照)。この制御コードは、LU1 または LU3 の印刷データ・ストリーム 内の CUSTOM_CONTROL_CODES_HEADER より後ろに含まれている場合、カスタム制御コード・ブロックの終 わりを示します。この制御コードは、PDF ファイルの制御コード・セクションで定義して、特定のマクロ値または 一連のリテラル値に設定する必要があります。例:
CUSTOM_CONTROL_CODES_TRAILER=6c 6cトレーラーの値は、ヘッダーと同じ値でも異なる値でもかまいません。多くの場合、ヘッダーとトレーラーには同じ値を割り当てるのが便利です。
CUSTOM_CONTROL_CODES_LENGTH 制御コードは、ヘッダー/長さモードでのみ使用されます (下記参照)。この制御コードは、LU1 や LU3 の印刷データ・ストリームには含まれません。代わりに、この制御コードは、印刷データ・ストリーム内のすべてのカスタム制御コー ド・ブロック内に含まれるカスタム制御コード (EBCDIC ペア) の固定数を指定します。この制御コードは、PDF ファイルの制御コード・セクションで定義して、特定のマクロ値または 一連のリテラル値に設定する必要があります。以下に例を示します。
CUSTOM_CONTROL_CODES_LENGTH=1上記の CUSTOM_CONTROL_CODES_LENGTH の設定では、印刷データ・ストリーム内の各カスタム制御コード・ブロックには、1 つのカスタム制御コード (1 つの EBCDIC 文字ペア) が含まれることが指定されます。
単一の LU1 または LU3 の印刷データ・ストリーム内では、カスタム制御コードをヘッダー/トレ ーラー・モードまたはヘッダー/長さモードのどちらかで使用することができます。同一印刷データ・ストリーム内で、両方のモードを使用することはできません。
ヘッダー/トレーラー・モードでは、カスタム制御コード・ブロックは、次の順番で並んだカス タム制御コードで構成されます。
Z and I Emulator for Web でヘッダー/トレーラー・モードを使用する必要があるのは、印刷データ・ストリーム内に、長さの異なるカスタム制御コード・ブロックが含まれている場合です。例えば、印刷データ・ストリーム内の一部のカスタム制御コード・ブロックには、1 つの制御コード (1 つの EBCDIC ペア) が含まれており、他のカスタム制御コード・ブロックには 2 つの制御コード (2 つの EBCDIC ペア) が含まれている場合は、 Z and I Emulator for Web でヘッダー/トレーラー・モードを使用する必要があります。
Z and I Emulator for Web でヘッダー/トレーラー・モードを使用するように指定するには、PDF ファイル の制御コード・セクションで CUSTOM_CONTROL_CODES_TRAILER を定義します。ヘッダー/トレーラー・モードを使用するには、PDF ファイルで関連する制御コードを次の例のよ うに定義します。
CUSTOM_CONTROL_CODES?=YES CUSTOM_CONTROL_CODES_HEADER=6c 6c CUSTOM_CONTROL_CODES_TRAILER=6c 6cCUSTOM_CONTROL_CODES_LENGTH 制御コードは定義しないでください。この制御コードは、CUSTOM_CONTROL_CODES_TRAILER が定義されている場合には無視されます。
次は、Z and I Emulator for Web が上記定義を使用して処理するカスタム制御コード・ブロックの例です。
6c 6c f1 82 f1 83 6c 6cZ and I Emulator for Web はこれらの文字を次のように処理します。
6c 6c
を検出すると、後続のペアをカスタム制御コードとして処理する必要があると認識する。 f1 82
を 16 進数の 1b に変換して、この 1b を印刷出力先に送信する。 f1 83
を 16 進数の 1c に変換して、この 1c を印刷出力先に送信する。 6c 6c
を検出すると、カスタム制御コード・ブロックの終端に達したことを認識する。 ヘッダー/トレーラー・モードには、以下のようなルールもあります。
6c 6c
と定義し、トレーラーを 5f 5f
と定義した場合、Z and I Emulator for Web はシーケンス 6c 6c 6c 6c 5f 5fを、ヘッダー (
6c 6c
) 、カスタム制御コード (6c 6c
) 、トレーラー (5f 5f
) として処理します。 ヘッダー/長さモードでは、カスタム制御コード・ブロックは、次の順番で並んだカス タム制御コードで構成されます。
Z and I Emulator for Web でヘッダー/長さモードを使用できるのは、印刷データ・ストリーム内に、長さがすべて同じカスタム制御コード・ブロックが含まれている場合のみです。例えば、印刷データ・ストリーム内のすべてのカスタム制御コード・ブロックに、2 つの制御コード (2 つの EBCDIC ペア) が含まれている場合は、Z and I Emulator for Web でヘッダー/長さモードを使用できます。
Z and I Emulator for Web でヘッダー/長さモードを使用するように指定するには、PDF ファイルの制御コード・セクションで CUSTOM_CONTROL_CODES_LENGTH を定義します。ヘッダー/長さモードを使用するには、PDF ファイルで関連する制御コードを次の例のように 定義します。
CUSTOM_CONTROL_CODES?=YES CUSTOM_CONTROL_CODES_HEADER=5f 5f CUSTOM_CONTROL_CODES_LENGTH=2次の点に注意してください。
次は、Z and I Emulator for Web が上記定義を使用して処理するカスタム制御コード・ブロックの例です。
5f 5f f1 82 f1 84Z and I Emulator for Web はこれらの文字を次のように処理します。
5f 5f
を検出すると、後続のペアをカスタム制御コードとして処理する必要があると認識する。 f1 82
を 16 進数の 1b に変換して、この 1b を印刷出力先に送信する。 f1 84
を 16 進数の 1d に変換して、この 1d を印刷出力先に送信する。 ヘッダー/長さモードには、次のようなルールもあります。
以下の表は、DBCS 固有の制御コードのフィールド名と意味をリストしたものです。コード・ページの全リストについては、『Z and I Emulator for Web でサポートされるコード・ページ』を参照してください。
フィールド名 | 値または注釈 |
---|---|
START_LIPS_GRID | 開始グリッド (Canon LIPS プリンター) |
END_LIPS_GRID | 終了グリッド (Canon LIPS プリンター) |
LIPS_IMAGE | イメージ・データの送信 (Canon LIPS プリンター) |
IMAGE_TRANSMISSION | イメージ・データのセットアップ (垂直 24 ドット・イメージ) |
KANJI_CODE? |
|
ZENKAKU_SPACE | ユーザー定義の文字または SBCS 文字のサイズ (調整単位) |
SBCS_FONT_LOAD | ユーザー定義の SBCS 文字のロード |
DBCS_FONT_LOAD | ユーザー定義の DBCS 文字のロード |
SET_LOCAL_FONT | ユーザー定義の文字のフォント・セットの設定。ユーザー定義文字をプリンターにロードしない場合は、 このフィールドを除去してください。 |
RESET_LOCAL_FONT | ユーザー定義の文字のフォント・セットのリセット。ユーザー定義文字をプリンターにロードしない場合は、 このフィールドを除去してください。 |
KANJI_ON | 漢字モードの設定 |
KANJI_OFF | 漢字モードのリセット |
ATTRIBUTE_GRID_LINE | 格子線の印刷 |
OLD_JIS? | YES であれば、旧 JIS テーブルを、NO であれば、新 JIS テーブルを使用します。 |
CP943_IBM? | YES であれば、IBM と NEC の間で重複している 13 のコード・ポイント (非漢字) に対して、IBM コード・ポイントを使用します。NO であれば、NEC コード・ポイントを使用します。 |
ESC_P.PDF を使用する場合、DBCS (2 バイト) 文字は文字ピッチの中央ではなく、 その左側に配置されます。DBCS 文字を文字ピッチの中央に配置するには、ESC_P.PDF の中にある以下の値を変更します。 |
P10 EQU 1B 50 1B 20 00 1C 53 00 0C 1C 54 00 00 P12 EQU 1B 4D 1B 20 00 1C 53 00 06 1C 54 00 00 P13 EQU 1B 67 1B 20 01 1C 53 00 03 1C 54 00 01 P15 EQU 1B 67 1B 20 00 1C 53 00 00 1C 54 00 00
これを次のように変更します。
P10 EQU 1B 50 1B 20 00 1C 53 06 06 1C 54 00 00 P12 EQU 1B 4D 1B 20 00 1C 53 03 03 1C 54 00 00 P13 EQU 1B 67 1B 20 01 1C 53 02 01 1C 54 00 01 P15 EQU 1B 67 1B 20 00 1C 53 00 00 1C 54 00 00
パラメーターの定義法は、パラメーター・タイプによって異なります。誤った定義法を使用すると、正しい出力を得ることができません。
次に示す表に、 印刷制御パラメーターのタイプとその意味を示してあります。
パラメーター・タイプ | 意味 |
---|---|
バイト値または値 | 1 バイト・パラメーター |
バイト値または値 (いずれも複数) | マルチバイト・パラメーター。オペランドが固定の場合に使用。 |
ワード値 (HL) | 1 ワード・パラメーター (高位バイト順)。 |
ワード値 (LH) | 1 ワード・パラメーター (下位バイト順)。 |
長さ (HL) 値 | オペランドを必要とするマルチバイト・パラメーター。オペランドは、高位バイトおよび下位バイトで構成されます (高位が先)。オペランドが変数の場合に使用。 |
長さ (LH) 値 | オペランドを必要とするマルチバイト・パラメーター。オペランドは、下位バイトおよび高位バイトで構成されます (最低位が先)。オペランドが変数の場合に使用。 |
長さ (HL) イメージ | オペランドを必要とするイメージ・データ。オペランドは、高位バイトおよび下位バイトで構成されます (高位が先)。 |
長さ (LH) イメージ | オペランドを必要とするイメージ・データ。オペランドは、下位バイトおよび高位バイトで構成されます (最低位が先)。 |
10 進文字 | 10 進文字パラメーター。 |
Z and I Emulator for Web 3270 セッションでは、Telnet3270E プロトコルを使用します。このプロトコルでは、すべての文字データは EBCDIC 文字セットで定義されます。ワークステーション・プリンターは ASCII 文字セットを使用するので、 PDF で ASCII_PASSTHRU? = YES の指定がない限り、 プリンター・データの EBCDIC から ASCII へのコード変換は実行されます。
セッション・プロパティーの構成時に、EBCDIC コード・ページは「接続」ウィンドウの「ホスト・コード・ページ」フィールドで設定し、ASCII コード・ページは「ページ設定」>「拡張オプション」にあるプリンター・フォントのコード・ページのフィールドで設定します。コード・ページの全リストについては、『Z and I Emulator for Web でサポートされるコード・ページ』を参照してください。
コード・ページ 850 は、ユーロ通貨記号をサポートしていない SBCS ホスト・コード・ページ用の デフォルト・プリンター・フォント・コード・ページとして使用されます。ユーロ通貨記号をサポートしている SBCS ホスト・コード・ページを選択した場合は、 コード・ページ 858 が使われます。ユーロ通貨記号のサポートについては制約事項があります。詳細については、『Z and I Emulator for Web でサポートされるコード・ページ』を参照してください。
DBCS を使用する国または地域の場合、 デフォルトのプリンター・フォントのコード・ページには以下に示すコード・ページが使われます。
942 943 (Japan) 949 (Korea) 1386 (China) 950 (Taiwan)PDT の文字定義を使って、SBCS EBCDIC から ASCII へのデフォルトの変換テーブルを変更するには 2 通りの方法があります。以下のリストでは、これら 2 通りの方法について説明します。
DBCS に使用される、EBCDIC から ASCII へのデフォルト変換テーブルを変更することはできません。 |
EBCDIC_xx (xx = 16 進数) キーワードは、 EBCDIC から ASCII への変換テーブル中の EBCDIC X'40' より上の項目を再マップするのに使います。例えば、プリンターの印刷方向を制御する場合、 PDF に次のような行を追加します。
EBCDIC_FD = 1B 55 01 /* Set the printer to print from left to right only */ EBCDIC_FE = 1B 55 00 /* Reset the printer to normal two-direction printing */
1 つの EBCDIC 文字に、複数の文字を指定することができます。以下に例を示します。
EBCDIC_F1 = 1 2 3
上記は、EBCDIC の x'F1' を ASCII の「123」に変換します。
SCS データ・ストリームを使用すると、通常は SCS 制御文字に割り当てられ る X'00'~X'3F' の範囲の EBCDIC コード・ポイントを、再マップすることもでき ます。以下に例を示します。
EBCDIC_2B = 1Bは、EBCDIC コード・ポイント EBCDIC X'2B' を ASCII X'1B' と定義します。 これは、ほとんどの PC プリンターで ESC 文字として使われます。
この種の定義は、3270 データ・ストリームを使う場合は効果はありません。 |
PDF は、ASCII の文字定義を組み込むことができます。例えば、次に示すどちらの行も ASCII スペース文字を、 ASCII コード・ポイント X'1B' に再マップします。
20 = 1B SPACE = 1Bこのため、ASCII 文字定義の左側は、16 進 ASCII コード・ポイントまたはシンボル名のどちらでもかまいません。シンボル名は、ASCII コード・ページ 850 に定義されます。
ASCII 文字定義が見つかった場合、Z and I Emulator for Web はデフォルトの変換テーブルを検索し、左側のコード・ポイントを、右側のコード・ポイントに置き換えます。左側のコード・ポイントが見つからない場合、定義は機能しません。
同じコード・ポイントに複数の文字定義が存在する場合、 次のような優先順位規則が使われます。
|
Z and I Emulator for Web には、5250 ホスト印刷のための以下の機能が用意されています。
5250 ホスト印刷の場合には、Java ファイル・インターフェース・モードおよび Windows スプーラー・インターフェース・モード (Windows プラットフォームのみ) だけがサポートされます。Windows ネイティブ印刷モードはサポートしていません。
5250 ディスプレイ・セッションでは、ホスト印刷キーを使用できます。 このキーは、表示部分の内容をテキストとして印刷するようホストに指示するキーです。
ホスト印刷変換は i5/OS と OS/400 の機能であり、SNA 文字ストリング (SCS) ま たは高機能プリンター (AFP) のデータ・ストリームを ASCII データ・ストリームに変換します。変換された ASCII データ・ストリームはその後、 形式化されてから Z and I Emulator for Web の 5250 セッション経由で ASCII プリンターに送られます。変換は iSeries 上で行われますが、それには次のような利点があります。
HPT (ホスト印刷変換) は多様な種類の ASCII データ・ストリームをサポートできます。例えば、Hewlett Packard** の Printer Control Language (PCL)、IBM Personal Printer Data Stream (PPDS)、 Epson** の FX および LQ といったデータ・ストリームなどをサポートします。
HPT を使用すると、iSeries システムに接続されたすべての ASCII プリンターで 3812 SCS レベルの機能を実行できます。
ご使用のプリンターがすべての機能をサポートしていない場合があります。例えば、プリンターが 0 度または 90 度の転回しかサポートしていない場合、 印刷を 180 度転回で行うことはできません。 |
IBM プリンターをはじめ、多くのプリンターでは HPT をサポートしています。
HPT に含まれるワークステーションのカスタマイズ・オブジェクトを使用して、 特定のプリンターの特性を追加または変更することができます。さらに、特定のプリンター用のワークステーション・カスタマイズ・オブジェクトがない場合でも、 ユーザーが独自に作成することが可能です。
AFP - ASCII 間のデータ・ストリーム変換には、AFP フォント、テキスト、 イメージ、バーコードの各コマンドのサポートといった、さらに別の利点があります。以下のタイプのプリンターは、この機能をサポートします。
その他のプリンターでは、イメージやバーコードが AFP - ASCII 変換機能でサポートされないことがあります。 また、テキストが正しい位置に出力されないこともあります。
5250 ホスト印刷変換 (HPT) は、iSeries からプリンター・スプール・ファイルに送る 直前に iSeries 印刷データ・ストリームを変換します。iSeries が変換を行うため、ワークステーションの代わりにホストが印刷処理の大 部分を行います。
IBM プリンターをはじめ、多くのプリンターでは ASCII 印刷データ・ストリームをサポートしています。ASCII 印刷データ・ストリームは、特定の ASCII プリンターの特性を記述した iSeries システム・オブジェクトを使用します。プリンター・セッションを構成する際は、 用意されているリストから該当するプリンターを選択します。
デフォルトでは、Z and I Emulator for Web は SCS から ASCII への変換を使いますが、iSeries で AFP から ASCII への変換を実行するよう構成することも可能です。Z and I Emulator for Web はこの変換もサポートしています。ASCII データ・ストリームは SCS ASCII Transparency (ATRN) コマンドにより、 エミュレーターを経由して渡されます。Z and I Emulator for Web はその ASCII Transparency コマンドを削除してから、 該当する ASCII データ・ストリームをワークステーション・プリンターに渡します。
ホスト印刷変換についての詳細は、「iSeries Printer Device Programming 」の資料を参照してください。
Z and I Emulator for Web が VT ホスト印刷を提供する方法は、VT 420 端末が VT ホストにこのサービスを提供する方法とよく似ています。一般にこの環境では、アクティブ・ホスト・アプリケーションは次のどちらかのプリンターを扱 います。
従来の VT ホスト印刷セッションでは、ホスト・アプリケーションによって、印刷操作が必要なと きが判断されます (通常は印刷操作はユーザーのアクションによって開始されます)。VT 印刷セッションでは、画面ベースの情報で使用されるのと同じホスト - 端末接続が使用されて、 プリンターに情報が渡されます。印刷ジョブを開始すべきであることをホストが判別すると、 ホストによって端末シーケンスが端末に送られ、希望する印刷操作が開始されます。ホストは、希望するすべての印刷情報を送信してから、端末に印刷終了シーケンスを送信して処理を終了させます。場合によっては、画面とプリンターの両方を同時に、 ホストによって送信される情報の宛先にすることができます。
Z and I Emulator for Web は、VT 420 で定義されたすべての印刷シーケンスをサポートします。 ただし、Java 環境における制限があるため、 必ずしもすべてのプリンター状況コマンドがサポートされるわけではありません。Windows スプーラー・インターフェース・モードと Windows ネイティブ印刷モードは、VT ホスト印刷セッションではサポートされません。
この付録では、Z and I Emulator for Web のホストあての印刷データ・ストリームについて説明します。
Z and I Emulator for Web では、次の 2 つのタイプの印刷データ・ストリームをサポートしています。3270 データ・ストリームと SNA 文字ストリング (SCS) データ・ストリームです。3270 データ・ストリームは、LU タイプ 3 セッションに使われ、 SCS データ・ストリームは、LU タイプ 1 セッションに使われます。
論理装置 (LU) という用語は通常、 システム・ネットワーク体系 (SNA) で使われます。Z and I Emulator for Web は Telnet (SNA プロトコルではない) しかサポートしていませんが、 「LU1」と「LU3」という用語は、対応する SNA LU 上のアウトバウンド・データとまったく同じアウトバウンド・データが含まれるセッションを表しています。 |
3270 データ・ストリームは、バッファー向けです (またこれは、 3270 ディスプレイ・セッションにも使われますが、 本書ではプリンター用の 3270 データ・ストリームのみを扱います)。印刷データは、画面上に表示されるのと同じようにフォーマット設定され、 ホスト・システムは、表示スペースをフォーマット設定するためのコマンドを送ります。データがフォーマットされるときに、ホストは書き込み制御文字 (WCC) バイト内の START PRINT ビットをオンにし、プリンター・ハードウェアがもつ最大限の正確さで表示スペースを印刷します。3270 データ・ストリームについての詳細は、「IBM 3270 情報システム データ・ストリーム プログラマー用 解説書 (N:GA23-0059)」を参照してください。
SCS データ・ストリームは、 SCS 制御およびデータ文字の順次ストリングで構成されます。3270 データ・ストリームと違って、SCS データ・ストリームには表示スペースは必要ありません。SCS データ・ストリームについての詳しい説明が、本書の後半に述べられています。
プロトコル・レベルの情報は、 インターネット RFC (特に RFC 2355) を参照してください。 |
3270 データ・ストリームで送ることのできるコマンドは以下のとおりです。
コマンド | 意味 |
---|---|
W | 書き込み |
EW | 消去 / 書き込み |
EWA | 消去 / 書き込み代替 |
EAU | 全無保護域消去 |
WSF | 構造化フィールド書き込み |
3270 データ・ストリームで送ることのできる命令は以下のとおりです。
順序 | 意味 |
---|---|
SBA | 開始バッファー・アドレス |
SF | 開始フィールド |
IC | カーソル挿入 |
PT | プログラム・タブ |
RA | アドレス反復 |
EUA | 無保護域をアドレスまで消去 |
SFE* | フィールド開始拡張 |
SA* | 属性設定 |
MF* | 変更フィールド |
* このリストの最後の 3 つの命令は、 フィールドおよび個々の文字の拡張強調表示およびカラー・プログラム・シンボルの属性を管理します。
これらのコマンドや命令の他にも、 リストされている特殊な形式制御コードをデータ・ストリームに組み込むことができます。
コード | 説明 |
---|---|
NL | New Line は、印刷位置を、1 行下の左マージンに移動します。 |
CR | Carriage Return は、印刷位置を左マージンに移動します。 |
EM | End of Message は、印刷操作を終了します。 |
FF | Form Feed は、印刷位置を、次ページの最上部の左マージンに移動します。 |
注: | NL、CR、および EM が有効なのは、 WCC に行長形式が指定されている場合だけです。オプション設定に応じて、FF コードは、どのバッファー位置でも有効です。 |
Z and I Emulator for Web のプリンター・サポートでは、 各 3270 属性および印刷制御コードを解釈して一連のワークステーション・プリンター制御コードに変換します。
書き込み制御文字 (WCC) バイトは、 3270 データ・ストリーム内の '書き込みタイプ' コマンドの後につづきます。3270 プリンターの WCC バイトのビット定義は以下のとおりです。
表 9. 3270 プリンターの書き込み制御文字 (WCC) バイト
ビット | 説明 |
---|---|
0~1 | SNA または EBCDIC 環境では、 これらのビットはプリンターで無視されます。 |
2~3 | 印刷形式を次のように定義します。
|
4 | プリンター開始ビット。これを 1 に設定すると、書き込み操作の完了時に印刷操作が開始されます。 |
5 | サウンド・アラーム・ビット。これを 1 に設定すると、 プリンターに音響警報が備えられていればそれを鳴らします。 |
6 | キーボード復元ビット |
7 | MDT リセット・ビット |
Query Reply 構造化フィールドには、 Read Partition 構造化フィールド内にある Query Reply からの応答が入ります。
Query に対する応答として、 ホストに送られる一連の構造化フィールド (デバイスの機能を記述しています) がデバイスから伝送されます。デバイスがサポートする機能を反映する Query Reply のみが伝送されます。
プリンター・セッションのタイプ (LU1 または LU3) に応じて、異なる Query Reply セット が送信されます。LU1 セッションでの構造化フィールドのサポートについては、『機能管理 ヘッダー 1 (FMH-1) のサポート』を参照してください。FMH-1 は、LU1 セッションの構造化フィール ド用に使用されます。MPP、MPL、GCSGID、CPGID、バッファー・サイズ (LU3 のみ) を除いて、Z and I Emulator for Web から送信される Query Reply はすべてハードコーディングされます。
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000A' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'80' | 概要 |
4~n |
|
|
表 11. Summary Query Reply (LU1 - DBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000B' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'80' | 概要 |
4~n |
|
|
表 12. Usable Area Query Reply (LU1 - SBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'0017' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'81' | Usable Area (使用可能域) |
4 |
|
|
|
5 |
|
|
|
6~7 | - | X'nnnn' | 「拡張オプション」パネルとしての、セル内の使用可能域の幅 (MPP) |
8~9 | - | X'nnnn' | 「拡張オプション」パネルとしての、セル内の使用可能域の高さ (MPL) |
10 | - | X'00' | 計測単位 (インチ) |
11~14 | - |
|
|
15~18 | - |
|
|
19 | - |
|
|
20 | - |
|
|
21~22 | - | X'0000' | Character Buffer Size (文字バッファー・サイズ) |
表 13. Usable Area Query Reply (LU1 - DBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'0017' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'81' | Usable Area (使用可能域) |
4 |
|
|
|
5 |
|
|
|
6~7 | - | X'nnnn' | 「拡張オプション」パネルとしての、セル内の使用可能域の幅 (MPP) |
8~9 | - | X'nnnn' | 「拡張オプション」パネルとしての、セル内の使用可能域の高さ (MPL) |
10 | - | X'00' | 計測単位 (インチ) |
11~14 | - |
|
|
15~18 | - |
|
|
19 | - |
|
|
20 | - |
|
|
21~22 | - | X'0000' | Character Buffer Size (文字バッファー・サイズ) |
表 14. Character Sets Query Reply (LU1 - SBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'001B' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query reply |
3 | - | X'85' | Character sets (文字セット) |
4 |
|
|
|
5 |
|
|
|
6 | - |
|
|
7 | - |
|
|
8~11 | - | X'00000000' | PS のロード (サポートされません) |
12 | - | X'07' | 各シンボル・セット・ディスクリプターの長さ |
13 | - | X'00' | デバイス固有の文字セット ID (SBCS) |
14 |
|
|
|
15 | - | X'00' | Local Character Set ID (ローカル文字セット ID) |
16~17 | - | X'nnnn' | SBCS GCSGID |
18~19 | - | X'nnnn' | SBCS CPGID |
20 | - | X'01' | Device-specific character set ID (デバイス固有の文字セット ID) |
21 |
|
|
|
22 | - | X'F1' | Local Character Set ID (ローカル文字セット ID) |
23~24 | - | X'03C3' | APL GCSGID (963) |
25~26 | - | X'0136' | APL CPGID (310) |
表 15. Character Sets Query Reply (LU1 - DBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'002E' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query reply |
3 | - | X'85' | Character sets (文字セット) |
4 |
|
|
|
5 |
|
|
|
6 | - |
|
|
7 | - |
|
|
8~11 | - | X'00000000' | PS のロードはサポートされません |
12 | - | X'07' | 各シンボル・セット・ディスクリプターの長さ |
13 | - | X'00' | デバイス固有の文字セット ID (SBCS) |
14 |
|
|
|
15 | - | X'00' | Local Character Set ID (ローカル文字セット ID) |
16 | - | X'00' | 文字スロットの幅 (デフォルト) |
17 | - | X'00' | 文字スロットの高さ (デフォルト) |
18 | - | X'00' | DBCS のサブセクションの開始 |
19 | - | X'00' | DBCS のサブセクションの終了 |
20~21 | - | X'nnnn' | SBCS GCSGID |
22~23 | - | X'nnnn' | SBCS CPGID |
24 | - | X'80' | Device-specific character set ID (デバイス固有の文字セット ID) |
25 |
|
|
|
26 | - | X'F8' | Local Character Set ID (ローカル文字セット ID) |
27 | - | X'18' | 文字スロットの幅 (24 ドット) |
28 | - | X'18' | 文字スロットの高さ (24 ドット) |
29 | - | X'41' | DBCS の開始サブセクション |
30 | - | X'7F' | DBCS の終了サブセクション |
31~32 | - | X'nnnn' | DBCS の GCSGID |
33~34 | - | X'nnnn' | DBCS の CPGID |
35 | - | X'01' | デバイス固有の文字セット ID |
36 |
|
|
|
37 | - | X'F1' | ローカル文字セット ID |
38 | - | X'00' | 文字スロットの幅 : デフォルト |
39 | - | X'00' | 文字スロットの高さ : デフォルト |
40 | - | X'41' | DBCS サブセクションの開始を指示します |
41 | - | X'7F' | DBCS サブセクションの終了を指示します |
42~43 | - | X'03C3' | APL GCSID (963) |
44~45 | - | X'0136' | APL CPGID (310) |
表 16. Highlighting Query Reply (LU1)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000D' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'87' | Highlighting (強調表示) |
4 | - | X'04' | 属性 / アクションの対の数 |
5~6 | - | X'00F0' | デフォルトは通常の強調表示です |
7~8 | - | X'F1F1' | 明滅は明滅です |
9~10 | - | X'F2F2' | 反転は反転です |
11~12 | - | X'F4F4' | 下線は下線です |
表 17. Field Outlining Query Reply (LU1)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000A' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'8C' | Field Outlining (フィールド・アウトライン) |
4 | - | X'00' | 予約 |
5 |
|
|
|
6 | - |
|
|
7 | - | X'00' | 上線 / 下線の位置 |
8 | - | X'00' | 上線の位置 (分離はサポートされません) |
9 | - | X'00' | 下線の位置 (分離はサポートされません) |
表 18. Begin/End of File の Query Reply (LU1)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'0005' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'9F' | Begin/End of File (ファイルの開始/終了) |
4 | - | X'00' | 予約 |
表 19. Device Characteristics Query Reply (LU1)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000A' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'A0' | Device Characteristics (デバイス特性) |
4~5 | - | X'000B' | Length of Horizontal Dimensional Parameters (HDP) descriptor (水平寸法パラメーター (HDP) ディスクリプターの長さ) |
6~7 | - | X'FF01' | HDP の ID |
8 |
|
|
|
9~10 | - | X'0A50' | 文字密度および MPP (CPI=10、MPP=80) |
11~12 | - | X'0C60' | Character Density (文字密度) および MPP (CPI=12、MPP=96) |
13~14 | - | X'1189' | Character Density (文字密度) および MPP (CPI=17.1、MPP=137) |
15~16 | - | X'000F' | Length of Vertical Dimensional Parameters (VDP) descriptor (垂直寸法パラメーター (VDP) ディスクリプターの長さ) |
17-18 | - | X'FF02' | VDP ディスクリプターの ID |
19 |
|
|
|
20~21 | - | X'247F' | 活版印刷のポイント数と MPL (LPI=2、MPL=127) |
22~23 | - | X'187F' | 活版印刷のポイント数と MPL (LPI=3、MPL=127) |
24~25 | - | X'127F' | 活版印刷のポイント数と MPL (LPI=3、MPL=127) |
26~27 | - | X'0C7F' | 活版印刷のポイント数と MPL (LPI=6、MPL=127) |
28~29 | - | X'0A7F' | 活版印刷のポイント数と MPL (LPI=8、MPL=127) |
30~31 | - | X'0005' | Length of Page Presentation Media (PPM) descriptor (ページ表示メディア (PPM) ディスクリプターの長さ) |
32~33 | - | X'FF03' | PPM ディスクリプターの ID |
34 |
|
|
|
35~36 | - | X'0005' | Length of Set Text Orientation (STO) descriptor (テキスト方向設定 (STO) ディスクリプターの長 さ) |
37~38 | - | X'FF04' | STO ディスクリプターの ID |
39 |
|
|
|
表 20. Summary Query Reply (LU3 - SBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000B' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | タイプ (Query Reply) |
3 | - | X'80' | 概要 |
4~n |
|
|
表 21. Summary Query Reply (LU3 - DBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000D' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | タイプ (Query Reply) |
3 | - | X'80' | 概要 |
4~n |
|
|
表 22. Usable Area Query Reply (LU1 - SBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'0017' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'81' | Usable Area (使用可能域) |
4 |
|
|
|
5 |
|
|
|
6~7 | - | X'0000' | LU3 では 0 に設定しなければなりません |
8~9 | - | X'0000' | LU3 では 0 に設定しなければなりません |
10 | - | X'00' | 計測単位 (インチ) |
11~14 | - |
|
|
15~18 | - |
|
|
19 | - |
|
|
20 | - |
|
|
21~22 | - | X'nnnn' | Character Buffer Size (文字バッファー・サイズ) |
表 23. Usable Area Query Reply (LU3 - DBCS)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'0017' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'81' | Usable Area (使用可能域) |
4 |
|
|
|
5 |
|
|
|
6~7 | - | X'0000' | LU3 では 0 に設定しなければなりません |
8~9 | - | X'0000' | LU3 では 0 に設定しなければなりません |
10 | - | X'00' | 計測単位: インチ |
11~14 | - |
|
|
15~18 | - |
|
|
19 | - |
|
|
20 | - |
|
|
21~22 | - | X'nnnn' | Character Buffer Size (文字バッファー・サイズ) |
表 24. Reply Modes Query Reply (LU3)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'0007' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'88' | Reply Modes (応答モード) |
4 | - | X'00' | フィールド・モードがサポートされます |
5 | - | X'01' | 拡張フィールド・モードがサポートされます |
6 | - | X'02' | 文字モードがサポートされます |
表 25. DBCS Asia Query Reply (LU3)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'000B' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply |
3 | - | X'91' | DBAC アジアの ID |
4 | - | X'00' | 予約 |
5 | - | X'03' | SO/SI SDP の長さ |
6 | - | X'01' | SO/SI |
7 | - | X'80' | SO 文字セットの ID |
8 | - | X'03' | 入力制御 SDP の長さ |
9 | - | X'02' | 入力制御の ID |
10 | - | X'01' | SO/SI の作成がサポートされます |
LU1 と LU 3 は同じ Query Reply を使います。詳細については、『Begin/End of File の Query Reply』を参照してください。
表 26. Implicit Partition Query Reply (LU3)
バイト | ビット | コンテンツ | 意味 |
---|---|---|---|
0~1 | - | X'0011' | この構造の長さ |
2 | - | X'81' | Query Reply の長さ |
3 | - | X'A6' | Implicit Partition (暗黙パーティション) |
4~5 | - | X'0000' | 予約 |
6 | - | X'0B' | この自己定義パラメーターの長さ |
7 | - | X'03' | プリンターの区画サイズの ID |
8 | - | X'00' | 予約 |
9~12 | - | X'00000780' | デフォルト・プリンター・バッファー・サイズ (=80*24) |
13 から 16 | - | X'nnnn' | 代替プリンター・バッファー・サイズ (= 代替画面のバッファー・サイズ) |
以下のヘッダーは、FMH-1 (機能管理ヘッダー・タイプ 1) と呼ばれます。
X'06 01 00 0B 60 00' (アウトバウンド・データの場合) X'06 01 00 8B 60 00' (インバウンド・データの場合)。構造化フィールドを LU1 セッションに送信するために使用します。FMH-1 を使用するには、BIND パラメーターのバイト 6 のビット 1 を 1 に設定する必要があります。
次のように、FMH-1 はデータ・ストリームの先頭に置かれ、 その後に 1 つ以上の構造化フィールドが続きます。
+-------+------------------+-....-+------------------+ | FMH-1 | 構造化フィールド | .... | 構造化フィールド | +-------+------------------+-....-+------------------+インバウンド・データ用の FMH-1 は、読み取りパーティション (Query) に対する応答に使われます。
注:SNA 接続では、形式標識 (RH 内の最初のバイトのビット 4) が使われて、その後の RU 内に FMH が入っていることが示されます。ただし、Telnet 接続ではそれに対応する標識はないので、 Z and I Emulator for Web はレコードごとに最初の 6 バイトを調べて、 レコードに FMH-1 が入っているかどうかを判断します。
以下に、読み取りパーティション (Query) 構造化フィールドに対する応答として、 インバウンド・データ・ストリーム内で FMH-1 と一緒に使われる構造化フィールドのリストを示します。
構造化フィールドの一般形式は次のとおりです。
+--------+------+-----------+ | 長さ | タイプ | パラメーター | +--------+------+-----------+長さは、2 バイトで表され、長さそのものも含めて、 構造化フィールドの長さを指定します。ただし、次に示すケースでは、X'0000' でもかまいません。これは、 すべてのデータが構造化フィールドに属することを意味します。
SCS データ構造化フィールドの形式は次のとおりです。
バイト | コンテンツ | 説明 |
---|---|---|
0~1 | X'nnnn' または X'0000' | 長さ |
2 | X'41' | タイプ (SCS データ) |
3 | X'00' | 予約 |
4~n | データ | SCS データ |
|
読み取りパーティション (Query) の形式は、3270 データ・ストリームで使われるものと同じです。
Z and I Emulator for Web の 1 つのプリンター・セッション中に、 複数のソースから多数の印刷ジョブを送ることができます。 また、複数のセッションとアプリケーションが 1 つのワークステーション・プリンターを共有できます。プリンターを適切に共用し、 適切な時点でジョブの開始およびジョブの終了のストリングが送られるようにするため、 それぞれの印刷ジョブがいつ開始し、いつ終了するかを Z and I Emulator for Web が知っている必要があります。これを行うために、Z and I Emulator for Web は印刷ジョブを区切る数多くの方法を認識します。
表 28. Begin/End of File 構造化フィールド
バイト | ビット | コンテンツ | 説明 | ||
---|---|---|---|---|---|
0~1 | X'0007' | この構造の長さ | |||
2~3 | X'0F85' | Begin/End of File (ファイルの開始/終了) | |||
4 | PID | パーティション ID | |||
5 | 0~1 2~7 |
FLAG1 1 B'00' B'01' B'10' B'11' |
Reserved End of File is being sent Begin of File is being sent Reserved Reserved |
||
6 | FLAG2 | 予約。0 に設定しなければなりません | |||
|
Begin of File または End of File 構造化フィールドを PRINT-EOJ または Terminate Time と一緒に使用すると、 印刷ジョブの開始または終了の時期を決めるときに、 これらの構造化フィールドのほうが PRINT-EOJ または Terminate Time よりも優先されます。次の例を参照してください。
Begin of File Structured Field, ...Data..., PRINT-EOJデバイスは、印刷ジョブを終了する前に、 End of File 構造化フィールドを受信するまで無限に待ちます。
Begin of File structured fields, ...Data..., pause > timeout valueデバイスは、印刷ジョブを終了する前に、 End of File 構造化フィールドを受信するまで無限に待ちます。
Data1..., Begin of File Structured Fields,...Data2.., End of File Structured Fields, ...Data3..., PRINT-EOJ
Begin of File および End of File 構造化フィールドを PRINT_EOJ と一緒に誤って使用した場合は、 予測できない結果を生じます。上記の例では、 デバイスは Data1、Data2、および Data3 を別々のジョブとして処理することも、 または、そのうちの 2 つ以上を結合して 1 つのジョブにすることもできます。
予測できる結果を生じるには、それぞれのデータ・ブロックを、 Begin of File および End of File 構造化フィールドで囲む必要があります。次に示す例は、3 つの印刷ジョブを示したものであり、 すべて正しく区切られています。
Begin of File Structured Field, ...Data1..., End of File Structured Field, (= end of job1) Begin of File Structured Field, ...Data2..., End of File Structured Field, (= end of job2) Begin of File Structured Field, ...Data3..., End of File Structured Field, (= end of job3) PRINT-EOJ (ignored)
PRINT-EOJ および Terminate Time コマンドの追跡は常に Z and I Emulator for Web で行われています。エミュレーターは、Begin of File 構造化フィールドを受信した後、 End of File 構造化フィールドを受信するまで、 PRINT-EOJ に対しても、Terminate Time のタイムアウトに対しても何もアクションをとりません。有効な End of File 構造化フィールドの処理後、 デフォルトによってエミュレーターは、次の Begin of File 構造化フィールドの受信まで、 PRINT-EOJ またはタイムアウト間隔によってジョブを区切ります。
3270 データ・ストリームを処理する場合、Z and I Emulator for Web は、Begin of File および End of File 構造化フィールドを次のように扱います。
Z and I Emulator for Web が、Begin of File 構造化フィールドと End of File 構造化フィールドを受信しても、少なくとも、それらの構造化フィールドの間にはさまれた何らかの印刷データがないと、その構造化フィールドは無視されます。
次に示すリストと表に、Z and I Emulator for Web でサポートされる SCS コマンドを要約しています。
表 29. Z and I Emulator for Web でサポートされる SCS コマンド
SCS 制御 | コード | 値 | SBCS | DBCS |
---|---|---|---|---|
Backspace | BS | X'16' | X | X |
Bell (ベル) | BEL | X'2F' | X | X |
Carriage Return (復帰) | CR | X'0D' | X | X |
Enable Presentation (使用可 能表示) | ENP | X'14' | X | X |
Form Feed (用紙送り) | FF | X'0C' | X | X |
Graphic Escape (グラフィック・エスケープ) | GE | X'08' | X | X |
Horizontal Tab (水平タブ) | HT | X'05' | X | X |
Inhibit Presentation (使用禁止表示) | INP | X'24' | X | X |
Interchange Record Separator (交換レコード分離文字) | IRS | X'1E' | X | X |
Line Feed (改行) | LF | X'25' | X | X |
改行 | NL | X'15' | X | X |
NULL | NUL | X'00' | X | X |
属性設定 | SA | X'28' | X | X |
Set Horizontal Format (水平方向の書式の設定) | SHF | X'2BC1xxyy...' | X | X |
Set Line Density (行密度の設定) | SLD | X'2BC6xxyy' | X | X |
Set Print Density (印刷密度設定) | SPD | X'2BD2xx29yy' | X | X |
Set Vertical Format (垂直方向の書式の設定) | SVF | X'2BC2xxyy...' | X | X |
Shift In (シフトイン) | SI | X'0F' | - | X |
Shift Out (シフトアウト) | SO | X'0E' | - | X |
透過 | TRN | X'35xx...' | X | X |
Vertical Channel Select (垂直チャネルの選択) | VCS | X'04xx' | X | X |
Vertical Tab (垂直タブ) | VT | X'0B' | X | X |
語の下線 | WUS | X'23' | X | - |
表 30. Z and I Emulator for Web でサポートされる SA 制御
SA 制御のタイプ | 値 | SBCS | DBCS |
---|---|---|---|
Highlighting (強調表示) | X'2841xx' | X | X |
文字セット | X'2843xx' | X | X |
グリッド属性 | X'28C2xx' | - | X |
リセット特性 | X'2800xx' | X | X |
BS +----+ | 16 | +----+以下の説明は DBCS にしか当てはまりません。
DBCS 文字セットを指定する SO または SA を受信すると、 BS は、表示位置を水平方向に 2 文字分 (DBCS の 1 文字分) 左へ移動します。表示カラムがカラム 2 の場合、BS はそれをカラム 1 に移動します。
BEL +----+ | 2F | +----+
CR +----+ | 0D | +----+
ENP +----+ | 14 | +----+
FF +----+ | 0C | +----+
GE,VALUE +----+-------+ | 08 | VALUE | +----+-------+ | | | 0----8-------16
HT +----+ | 05 | +----+以下の説明は DBCS にしか当てはまりません。
HT に起因するスペースは、グリッド印刷用のスペースとして扱われます。つまり、HT に起因するスペースが、グリッドを開始するための SA の直後にある場合、そこからグリッド印刷が開始されます。HT に起因するスペースが、グリッドを終了するための SA の直後にある場合、グリッド印刷はそこで終了されます。グリッドは、HT に起因するスペース位置に印刷されます。
INP +----+ | 24 | +----+
IRS +----+ | 1E | +----+
LF +----+ | 25 | +----+
NL は、機能的には、CR の後に LF を続けることと同じです。
NL +----+ | 15 | +----+
NUL +----+ | 00 | +----+
SA 次のように表示されます。
SA,TYPE,VALUE +----+------+-------+ | 28 | TYPE | VALUE | +----+------+-------+ | | | | 0----8------16------23各項目は次のとおりです。
以下に、タイプ別に値を示します。
SA 値は、設定されている場合は、それぞれのタイプと関連付けられていて、 その関連性は同一タイプの別の SA 制御の受信まで続きます。したがって、属性値の設定は、 それ以前に検出された SA 制御に指定されている属性の属性タイプと複合されたものになります。
DBCS の場合、 以下に示す属性は、レコードの末尾でデフォルト値にリセットされます。
文字セットの属性の場合、 SO および SI に設定される条件も適用できます。
設定 | 強調表示 | 文字セット |
---|---|---|
初期設定 | デフォルト | デフォルト |
SA 文字セット X'F1' | デフォルト | X'F1' |
SA 強調表示下線 | 下線 | X'F1' |
設定 | グリッド | 文字セット |
---|---|---|
初期設定 | デフォルト | デフォルト |
SA グリッド上部 | グリッド上部 | デフォルト |
SA 文字セット X'F8' | グリッド上部 | X'F8' |
未認識の属性値は、次のようにして扱われます。
SHF 制御が受信されると、 水平方向の書式制御はすべてそれぞれのデフォルト値に設定されます。送信できる最小有効シーケンスは、1 のカウントをもつ SHF です。 その場合、すべての水平方向の書式制御はデフォルト値になります。他の SHF パラメーターのいずれかにゼロの値があると、 ノーオペレーションとなり、ファンクションはデフォルト値を保持することになります。とられるデフォルト値は、下記のパラメーターの定義で説明されているものです。SHF は、次のように表示されます。
CSP,CLASS,COUNT,MPP,LM,RM,T1,...Tn +----+----+-----+-----+----+----+----+-----+---+ | 2B | C1 | CNT | MPP | LM | RM | T1 | ... | Tn| +----+----+-----+-----+----+----+----+-----+---+ | | | | | | | | | | 0----8----16----24----32--40----48---56----n---+ここで、
LM パラメーターは最初の水平タブ停止位置です。水平タブ停止位置パラメーター・シーケンスの中で LM 値を繰り返すと、 冗長になります。現在の表示位置カラム値の右側にタブ停止位置値が設定されていないと、 HT ファンクションがスペース・ファンクションとして働きます。 |
SHF を受信すると、次のようなアルゴリズムが実行されます。
SHF の処理が正常に完了すると、ただちに SHF パラメーターは有効になります。
デバイスが SLD 制御を受信すると、 行密度がデフォルト値に設定されてから、カウント・フィールドと密度フィールドが分析されます。次に示すパラメーター値は、リジェクトされないで受け入れられ、 デフォルト値が維持されます。
CSP,CLASS,COUNT,POINTS +----+----+-----+------+ | 2B | C6 | CNT | PNTS | +----+----+-----+------+ | | | | | 0----8----16----24-----32実装中のデバイスは、実装しているポイント値とデフォルト値を指定する必要があります。デフォルト値は、Z and I Emulator for Web で「拡張オプション」パネルの設定から確定することができます。その場合、上記のケースでは、ローカル確定された値がデフォルト値と見なされます。フォームの保全性の喪失などの予測できない結果が生じないようにするには、 SLD の後に FF 制御を続けなければなりません。FF 制御は SLD の直後に続く必要はありませんが、 間にデータや、形式制御 (例えば、SLD、SHF) が動く原因となる制御コードがあったりしてはいけません。順序の配列は、形式制御の実行に対して影響を与えません。
FF 制御は、古い SLD パラメーターに関連した現在の表示面が終了する原因になりますが、 次の表示面での位置決めは、新しい SLD パラメーターに関連して行われます。
SLD で指定される行密度は、SLD の受信時にただちに有効になります。
次に示す規則を守らないと、 印刷出力のフォームにおいて位置がそろわなくなります。 |
以下の説明は DBCS にしか当てはまりません。
Z and I Emulator for Web では、次のようなポイント・パラメーター値が受け入れられます。
CSP,CLASS,COUNT,TYPE,CHARACTER-DENSITY +----+----+-----+----+----+ | 2B | D2 | CNT | 29 | CD | +----+----+-----+----+----+ | | | | | | 0----8----16----24---32---47ここで、
Z and I Emulator for Web が扱える CD 値は 10、12、15 および 17 だけです。それ以外の値を指定すると、Z and I Emulator for Web は密度をデフォルトの 10 にリセットします。
256 から 65535 の数字は予約されています。CNT = X'04' で CD = X'0000' であるか、または CNT = X'02' の場合、 デバイスのデフォルト値が使われます。
SPD に指定した文字密度は、SPD の受信時にただちに有効になります。SPD コード X'2BD20229' が受信されると、 デバイスは文字密度をデフォルト値に設定します。有効なカウントおよび文字密度の値が受信されない限り、 デフォルト値が保持されます。
SBCS セッションでは、文字密度を変更した場合に SHF (水平方向の書式の設定) パラメーターを使ってそれを補正するために、LM、RM、および MPP を変更しないと、左右のマージンの位置合わせに誤りが生じることがあります。DBCS セッションでは、 LM を設定するのに使った CPI 値が常に構成パネルで設定される値になるため、 SPD が左マージンの位置合わせの誤りの原因になることはありません。 |
SVF 制御が受信されると、 垂直方向の書式制御はすべてそれぞれのデフォルト値に設定されます。送信できる最小有効順序は、1 のカウントをもつ SVF です。 その場合、すべての垂直方向の書式制御はデフォルト値をもちます。他の SVF パラメーターのいずれかにゼロの値があると、 ノーオペレーションとなり、ファンクションはデフォルト値を保持することになります。とられるデフォルト値は、下記のパラメーターの定義で説明されているものです。SHF は、次のように表示されます。
CSP,CLASS,COUNT,MPL,TM,BM,T1,...Tn +----+----+-----+-----+----+----+----+-----+---+ | 2B | C2 | CNT | MPL | TM | BM | T1 | ... | Tn| +----+----+-----+-----+----+----+----+-----+---+ | | | | | | | | 0----8----16----32----40---48---56---nここで、
VT によって選ばれる垂直タブ停止位置、または VCS によって選ばれる垂直チャネル。
垂直タブ停止位置はそれぞれ、 垂直タブ (VT) ファンクションと一緒に使うための単一行値を指定します。有効な垂直タブ値は、TM (明示的に指定してはいけない最初の垂直タブ停止位置) に 等しいかそれより大きく、 BM または X'00' に等しいかまたはそれより小さい値です。X'00' は使ってもよいタブ停止位置値ですが、非ゼロ値のみが処理されます。有用な垂直タブ停止位置を使えるようにしたければ、 MPL には、1 より大きい値を指定しなければなりません。予測可能な結果を VT ファンクションで得られるようにするには、 垂直タブを昇順でリストしなければなりません。垂直タブ停止位置は、TM を除く任意の行から、 下部マージン (これも含む) までに設定することができます。
タブ停止位置パラメーター 1~11 は、 対応する制御チャネル 2~12 の行値を設定するのにも使います。 ただし、チャネル 1 は TM によって設定されます。そのため、垂直方向の書式設定は、 VT ファンクションの他に垂直チャネル選択 (1~12) ファンクションを使って行うこともできます。値ゼロは、タブ停止位置 1~11 のどれに現れてもかまいません。チャネル 2~12 のいずれかに対応してゼロの行値を指定した場合に、 そのチャネル番号用に選択チャネルを指定すると、 LF ファンクションがデフォルトになります。選択チャネル 1 の場合、行位置は次の表示面の TM に移動し、 カラム位置は変わりません。垂直タブの行値は、チャネル停止位置を設定するのに使用する場合、昇順にしなければなりません。ただし、値ゼロは、そのシーケンス外に現れてもかまいません。
SVF を受信すると、次のようなアルゴリズムが実行されます。
SHF が受信されると、SVF パラメーターはただちに有効になります。フォームは、TM パラメーターで指定された行に合わせて位置をそろえられることがデバイスでは前提となります。
使用するアプリケーションで常に TM = 1 を指定するのでない限り、 SVF の受信の前に、TM で指定された行に合わせてフォームの位置を手動でそろえる必要があります。この規則を守らないと、 印刷出力のフォームにおいて位置がそろわなくなります。 |
SI は、データを SBCS 文字として扱うことを指定します。
SI +----+ | 0F | +----+SI の後の文字データは、次のうちのいずれかが起きるまで SBCS 文字として扱われます。
レコードの先頭から、上記の 2 つの条件のどちらかが満たされるまで、すべての文字データは SBCS として扱われます。SI は文字位置をとりません。
SO は、データを DBCS 文字として扱うことを指定します。
SI +----+ | 0E | +----+
SO の後の文字データは、次のうちのいずれかが起きるまで DBCS 文字として扱われます。
SO の後、SCS 制御とそのパラメーターは、単一バイトとして扱われます。DBCS データの第 1 バイトと第 2 バイトの間に制御を挿入することはできません。挿入すると、無効文字として扱われ、2 バイトの塗りつぶしブロックとして印刷されます。
SI は文字位置をとりません。
TRN は、透過データ・ストリームの先頭を示すデータ定義制御です。次のように、2 つのタイプの透過データ・ストリームがあります。
TRN データ・ストリームの設定の変更法 |
---|
デフォルト設定は、PDT 内の TRANSPARENT_ON? 項目で変更できます。TRANSPARENT_ON? = YES /* use ATRN mode */ TRANSPARENT_ON? = NO /* use ETRN mode */ |
TRN は、次のように表示されます。
TRN,COUNT +----+-----+ | 35 | CNT | +----+-----+ | | | 0----8-----15ここで、
TRN データの処理後、 表示位置は CNT 位置に移動しなければなりません。
SBCS の場合、VCS は、 表示面の垂直方向の書式を制御するために 12 個の垂直チャネルの中から 1 つを選ぶのに使われる形式制御です。
VCS は、次のように表示されます。
SEL,CHANNEL-CODE +----+------+ | 04 | CODE | +----+------+ | | | 0----8------15ここで、(以下の説明は、SBCS にのみ適用されます)
デフォルト値を使用するのでない限り、使用する各チャネルごとの行停止値は、これらの選択ファンクションを使用する前に指定しておく必要があります。『Set Vertical Format (SVF) (垂直方向の書式の設定 (SVF))』を参照してください。
現在行の番号のほうが、選択したチャネルに指定されている最大行値よりも大きくなった場合、 用紙送りが発行され、選択したチャネルに指定されている行値が次ページで使われます。チャネルに指定されている行値がない場合、 そのチャネルの選択チャネル・ファンクションのデフォルトは LF (改行) になります。
VT +----+ | 0B | +----+
WUS は、WUS 制御の直前の語全体に下線を引くデバイス制御です。下線付きの語は、WUS コードの前からさかのぼって、スペース、下線、またはいずれかの SCS 制御までの文字ストリングになります。
WUS +-----------------------+----+ | (any string) | 23 | +-----------------------+----+ 8n 8n+7
すべての GB18030 文字を正しく印刷するためには、IBM WorldType font Monotype Sans Duospace WT SC を使用する必要があります。
Microsoft GB18030 サポート・パッケージに付属して配布される SimSun-18030 フォントを使用すると、一部の GB18030 文字が印刷できないので注意してください。ただし、ここでお勧めするように IBM WorldType font Monotype Sans Duospace WT SC を使用する場合でも、Microsoft GB18030 サポート・パッケージ自体はインストールされている必要があります。
IBM WorldType font Monotype Sans Duospace WT SC を使用する手順は、次のとおりです。
C:\Winnt
C:\Winnt\Fonts
ディレクトリーに変更します。Z and I Emulator for Web では、日本語プリンターで使われる 3 つのコード・ページ (932、942、943) をサポートしています。942 は IBM プリンターのデフォルトとして、943 は他のプリンターのデフォルトとして使われます。943 を使用している場合、IBM と NEC の間で重複しているコード・ポイントについては NEC のコード・ポイントがデフォルトで使われます。対象となるプリンターが IBM プリンターであるかどうかを調べるために、 PDF では KANJI_CODE? ステートメントを使用します (SHIFT_JIS = IBM、JIS = その他)。
通常はデフォルト値を変更する必要はありませんが、 プリンター・フォントのコード・ページ設定は「拡張オプション」パネルで変更できます。ご使用のプリンターで使われるコード・ページを知りたいときは、そのプリンターのマニュアルを参照してください。
さらに、Z and I Emulator for Web には日本語コード・ページのサポート用に、以下に示す 2 つの PDF パラメーターが用意されています。
例
KANJI_CODE? オプション | OLD_JIS? オプション | CP943_IBM? オプション | 変換内容 | プリンター |
SHIFT_JIS | はい | なし | 942/932 | IBM プリンター |
SHIFT_JIS | いいえ | はい | 943-IBM | IBM 5577-s02/t02、 および CP 943 の使用時には PAGES モードのネットワーク・プリンター |
JIS | はい | なし | 942/932 | LIPS 旧 JIS 配列モード |
JIS | いいえ | いいえ | 943-NEC | ESC/P プリンター、LIPS プリンター |
Java ファイル・インターフェース・モードまたは Windows スプーラー・インターフェース・モードによるホスト印刷で ユーザー定義文字 (UDC) をサポートするには、UDC フォント・イメージ・ファイルを準備する必要があります。サーバー上で、このファイルはクライアントからアクセスできるように、フォント・ディレクトリー (例: %ZIEForWebInstallLocation%\ZIEWeb\fonts
) になければなりません。Windows ネイティブ印刷モードでは、ユーザーの Windows システムで UDC が定義されている場合はこれを行う必要はありません。
UDC サポートは 2 バイト言語だけに適用することができます。
Windows では、w32udcnv.exe ユーティリティーを実行して Windows ユーザー定義フォントを 使用可能なフォント・イメージ・ファイルに変換しなければなりません。このユーティリティーは Z and I Emulator for Web CD の UDC ディレクトリーに用意されており、インストール時にはサーバーにコピーされません。このユーティリティーの使い方は以下のとおりです。
プラットフォーム | フォント・イメージのファイル名 | ||
日本語 Windows | jpn24.fnt | ||
韓国語 Windows | kor24.fnt | ||
中国語 (簡体字) Windows | chs24.fnt | ||
中国語 (繁体字) Windows | cht24.fnt |
C:\Program Files\HCL\ZIEForWeb\ZIEWeb\fonts
)。 OS/2 サーバーでは、OS/2 フォント・イメージ・ファイル $SYS1Z24.FNT
を 公開ディレクトリーの fonts サブディレクトリーにコピーして、上記の表に従って名前を変更しま す。
制限
ユーロとは、欧州共同体の統一通貨の名前です。Z and I Emulator for Web は、ディスプレイ・セッションでユーロ通貨記号をサポートしています。PDT を使用して印刷するときには、プリンター・フォントにその記号が組み込まれている場合のみ、 ユーロ通貨をサポートできます。
ヨーロッパの各言語でのディスプレイ・セッションのデフォルトのホスト・コード・ページは、 ユーロのサポートが組み込まれています。プリンター・セッションでのデフォルトは非ユーロですが、 これは大部分のプリンターがユーロをまだサポートしていないためです。しかし、必要に応じてユーロのコード・ページを選択することもできます。
ご使用のプリンター・フォントにユーロ記号が組み込まれている場合は、 次の手順に従うことにより Z and I Emulator for Web のプリンター・セッションからその記号を印刷することができます。
パラメーターの中には、 プリンター・セッションを構成するときに「ページ・セットアップ」および「拡張オプション」パネルで設定できるものがあります。これらのパラメーターは PDT で設定した値をオーバーライドしますが、PDT を変更することはありません。
下の表は、フィールド、範囲、およびそれに関連した PDT パラメーター値を示しています。
フィールド名 | 値 | PDT パラメーター |
Best Fit | はい/いいえ | なし |
文字数/インチ | 10、12、17 | DEFAULT_CPI? |
Concatenation time | 整数: 0-32767 | なし |
Draw field-attribute byte | none、here、next | なし |
FF takes space if before data | はい/いいえ | FORM_FEED_TAKES_POSITION? |
フォント | ストリング | なし |
Form-feed position | 任意の位置 / カラム 1 のみ | FORM_FEED_ANY_POSITION? |
Ignore attributes | はい/いいえ | なし |
Ignore FF when at first position | はい/いいえ | IGNORE_FORM_FEED_AT_FIRST_POS? |
Inactivity time integer | 0、10~255 | INTERV_REQ_TIMER |
Inherit parameters | はい/いいえ | なし |
Lines per inch | 2、3、4、6、8、10 | DEFAULT_LPI? |
Maximum characters per line | 整数: 1 ~ 255 | MAXIMUM_PRINT_POSITION |
Maximum lines per page | 整数: 1 ~ 255 | MAXIMUM_PAGE_LENGTH |
Printer-font code-page | 整数: (例えば 850) | なし |
Print nulls as spaces | はい/いいえ | OVERRIDE_FORMATTED_PRINT? |
SCS sense-code | はい/いいえ | なし |
Suppress NL if CR at MPP+1 | はい/いいえ | NO_AUTO_NL_IF_CR_AT_MPP_PLUS_1? |
Suppress NL if NL at MPP+1 | はい/いいえ | NO_AUTO_NL_IF_NL_AT_MPP_PLUS_1? |
Suppress null lines | はい/いいえ | COMPRESS_LINE_SPACING? |
Termination time | 整数: 0-32767 | なし |
Tractor feed | はい/いいえ | なし |
印刷機能がどうしても失敗してしまう場合は、 最初にサーバー・コードの再インストールを試みてください。それでも 失敗する場合は、HCL サービス技術員にお問い合わせください。
印刷した出力が予期どおりでないときに、本書の他の箇所を参照しても問題点を訂正できない場合は、 次のような情報が参考になるかもしれません。
Z and I Emulator for Web には印刷ジョブをモニターする非活動タイマーがあり、エラーが発生すると「介入が必要です」というメッセージをポップアップ表示します。メッセージが表示されたときは、以下の点を確認してください。
エラーを解決すると印刷が再開され、メッセージは表示されなくなりますが、 「OK」をクリックすればいつでもメッセージを消すことができます。
エラー状態を解決することができない場合は、 ブラウザーを閉じてから再起動してください。場合によってはマシンのリブートが必要になります。
非活動時間は、3270 プリンター・セッションの場合は「セッション・プロパティー 」 > 「接続」ウィンドウ、5250 プリンター・セッションの場合は「プロパティー 」 > 「プリンター」ウィンドウ、PDT 内では INTERV_REQ_TIMER= セッション・パラメーターに設定した値によって制御されます。デフォルト値は 25 秒 (025) ですが、この値はパネル上で、 あるいは PDF を変更してコンパイルすることにより、変更することができます。値が 000 であればタイマーは無効になります。 値が 011 を下回る場合は、間隔が 10 秒に設定されます。 なお、最大値は 255 です。印刷速度の遅いプリンターがある場合は、 この値を大きくする必要があるかもしれません。
印刷のトラブルシューティングに関連する追加情報については、「HCL Z and I Emulator for Web トラブルシューティング・ガイド」の『印刷のトラブルシューティング・チェックリスト』を参照してください。
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テスト・ページを印刷するのに、接続したセッションは必要ありません。 |
問題を解決してから再試行してください。
ご使用のプリンターがそのいずれのモードもサポートしていないときは、基本 ASCII テキスト・モードの PDT を使ってみてください。 大部分のプリンターは ASCII テキストを処理できます。あるいは、自分で独自の PDT を作成することも可能です。この場合は、該当するプリンターの技術解説書を参照してください。 さらに、『プリンター定義ファイルの形式について』もお読みください。
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1 と 2 のどちらも当てはまらない場合は、 プリンターが選択したモードで印刷するのに正しい状態にあることを確認してください。複数のモードをサポートしており、モードの自動切り替えには対応していないプリンターには普通、 モードを切り替えるための手段がプリンターのハードウェアに用意されているか、 それをソフトウェアで行えるようになっています。プリンターのマニュアルを参照してください。
要介入メッセージがないにもかかわらずテスト・ページが印刷されないようであれば、 指定したプリンター名が有効なプリンター装置またはポートでない可能性があります。もしそうであれば、出力内容はその名前を持つファイルに出力されていると思われます。例えば、lpt1 の代わりに ltp1 と入力してしまった場合は、 おそらくブラウザーの作業ディレクトリーに ltp1 という名前のファイルができているはずです。あるいは、プリンターのアドレスを 9.9.9.9 という形式で指定したなら、 9.9.9.9 という名前のファイルができていると考えられます。詳細については、『印刷テクノロジー』をお読みください。
ホスト iSeries システムで印刷を停止することができます。プリンターの状況を検査するには、AS/400 コマンド・ラインで WRKWTR コマンドを使用してください。プリンター・オペレーター・メッセージを表示するには、オプション 7 を使用してください。「用紙タイプ '*STD' の装置をロードしてください」という旨のメッセージが頻繁に表示される場合には、iSeries のシステム管理者に ADDRPYLE SEQNBR(99999) MSGID(CPA3394) RPY('G') コマンドを実行してもらうことを検討してください。
問題を解決してから再試行してください。
プリンターがスプールを使用している場合は、ホスト・アプリケーションでプリン ターを停止するまで出力を得ることができません。 |
ご使用のプリンターがそのいずれのモードもサポートしていないときは、 基本 ASCII テキスト・モードの PDT を使ってみてください。 大部分のプリンターは ASCII テキストを処理できます。あるいは、自分で独自の PDT を作成することも可能です。この場合は、該当するプリンターの技術解説書を参照してください。さらに、『プリンター定義ファイルの形式について』の部分もお読みください。
注:
AIX に接続したプリンターにおける印刷出力の中の文字属性 (CPI や LPI など) が正しくない場合、 AIX のプリンター・ドライバーによって追加されたプリンター制御コードが問題の原因となっている可能性があります。ホスト印刷ジョブをプリンターに無修正で送信するには、 AIX の splp コマンドに -p+ フラグを指定します。splp コマンドについて詳しくは、 AIX コマンド解説 を参照してください。
プリンター・セッションを確立するには、iSeries Telnet サーバーが TN3270E をサポー トしており、LU1 または LU3 セッションを扱えるように構成されている必要があります。
Telnet サーバーが TN3270E に対応しており、LU1 または LU3 セッシ ョンを扱えるように構成されている場合は、COMM チェックのヘルプを調べて問題を解決します。
関連付けられたプリンター・セッションの構成にはディスプレイ・セッションの LU 名を入力することができ、 サーバーはその後、このディスプレイに関連付けられたプリンター LU の名前を提供します。ただし、Novell サーバーはこれを行いません。プリンター LU の名前を入力するか、名前をブランクにしておけばこの問題は回避できます。名前をブランクにした場合、Z and I Emulator for Web はいずれかのアクティブなディスプレイ・セッションに関連付けられたプリンター・セッションを開始しようとします。
ディスプレイ・セッションの開始時にこのメッセージを受け取った場合は、関連付けられ たプリンター・セッションがクライアント上のディスプレイ・セッション構成で指定されていますが 、そのセッションが接続されている Telnet サーバーが TN3270E をサポートしていません。プリンター・セッションをサポートしているのは、 拡張 TN3270 プロトコルだけです。
エラーが発生したという内容のメッセージを受け取ったなら、 以下の点を確認してください。
問題を解決してから再試行してください。
エラー・メッセージが出なければ、 ファイルはそのディスクに書き込まれている可能性があります。
default.prn
が使われています。プリンターをいくつかのファイルに対して構成すると、 それぞれの名前は default.prn.000、default.prn.001
のようになり、 ファイルを作成するごとに数字が大きくなります。基本 ASCII テキスト・モードなどの PDT を使っている場合、 1 インチ当たり 10 文字しか選ぶことができません。 これは、PDT に文字密度ステートメントが定義されていないときのデフォルトだからです。以下に示すオプションに有効な制御コードを指定して PDT に定義すると、 Z and I Emulator for Web は 1 インチ当たりでそれぞれ 10、12、17 文字をサポートします。
SET_10_CHARACTERS_INCH SET_12_CHARACTERS_INCH SET_17_CHARACTERS_INCH
ご使用のプリンターが上記の文字密度をサポートしており、 それを選択しようと考えている場合は、 提供されている他のいずれかの PDT を使うか、 これらの制御コードを定義した PDF を作成してコンパイルする必要があります。
予期しない CPI を印刷ジョブで受け取ったなら、 START_JOB および END_JOB 制御コードを調べて、 それらが CPI 制御で定義されているかどうかを確認します。LU1 セッションを使用している場合は、CPI に影響する SCS コマンドの Set Print Density が ホストから送信されているかどうかも確認してください。
基本 ASCII テキスト・モードなどの PDT を使っている場合、 1 インチ当たり 6 行しか選ぶことができません。 これは、PDT に行密度ステートメントが定義されていないときのデフォルトだからです。以下に示すオプションに有効な制御コードを指定して PDT に定義すると、 Z and I Emulator for Web は 1 インチ当たりでそれぞれ 2、3、4、6、8 行をサポートします。
SET_2_LINES_INCH SET_3_LINES_INCH SET_4_LINES_INCH SET_6_LINES_INCH SET_8_LINES_INCH または SET_VARIABLE_LINE_DENSITY LINE_SPACING_RATIO
ご使用のプリンターが上記の行密度をサポートしており、 それを使用しようと考えている場合は、 提供されている他のいずれかの PDT を使うか、 これらの制御コードを定義した PDF を作成してコンパイルする必要があります。
予期しない LPI を印刷ジョブで受け取ったなら、 START_JOB および END_JOB 制御コードを調べて、 それらが CPI 制御で定義されているかどうかを確認します。さらに、SET_VARIABLE_LINE_DENSITY や LINE_SPACING_RATIO は行密度がどのように制御されるかに影響します。LU1 セッションを使用している場合は、LPI に影響する SCS コマンドの Set Line Density が ホストから送信されているかどうかも確認してください。
エラーが発生したという内容のメッセージを受け取ったなら、 以下の点を確認してください。
問題を解決してから「再試行」または「ジョブの取り消し」をクリックします。
メッセージ・ボックスで唯一選択できる応答が「OK」である場合は、このメッセージが出されます。これは、非活動タイマーのタイムアウト期間中に活動がないことを Z and I Emulator for Web が認識するために生じます。ご使用のプリンターが、印刷速度は遅いものの正常に機能しているように見えるときは、 「OK」をクリックします。すると Z and I Emulator for Web は印刷を継続します。さらに、タイムアウトを無効にしたり、 タイマーの時間設定を長くしたりすることも可能です。
ファイルや装置に問題があり、非活動タイマーがアクティブになっている場合は、 エラーがあることを示すメッセージを受け取ります。エラーを解決してからそのジョブをもう一度送信してください。
ホスト・データ・ストリームに問題がある場合は、 エラー・コードはホストに戻されます。エラーを解決してからそのジョブをもう一度送信してください。ただし、データ・ストリームが正しくなくてもとりあえず印刷したい場合には、 「拡張オプション」構成ウィンドウで「SNA センス・コード」を「いいえ」に変更します。このオプションを設定すると、データ・ストリームにエラーがあっても印刷ジョブを続行します。
接続に問題があるときは、「SNA センス・コード」を「いいえ」に変更しても効果がありません。Java コンソールを調べて障害を示すものがないかを確認し、 必要であればトランスポート・トレースを実行して問題をさらに診断してください。
Z and I Emulator for Web で 3270 ホスト指示印刷を使用中に予期しない改ページが起こった場合は、問題の原因に対するこれらの指示を読んでください。
ホスト印刷アプリケーションによって、 プリンターが 1 ページに保持できる行数より多くの行が送信されると、 データが 2 ページ以上に分割されることがあります。この問題を修正するには、アプリケーションから多くの行が送信されないようにホスト・アプリケーションを再構成するか、最大印刷行 (MPL) と 1 インチ当たりの行数 (LPI) に大きな値を指定して Z and I Emulator for Web を再構成してください。
ホスト印刷アプリケーションによって、 プリンターが 1 行に保持できる文字数より多くの文字が送信されると、 1 行分のデータが 2 行以上に分割されることがあります。その結果、物理ページが、ホストから受け取った 単一ページに印刷すべきデータを保持できなくなります。この問題を修正するには、アプリケーションから 1 行に多くの文字が送信されないようにホスト・アプリケーションを再構成するか、最大表示位置 (MPP) と 1 インチ当たりの文字数 (CPI) に大きな値を指定して Z and I Emulator for Web を再構成してください。
ホスト印刷アプリケーションが SCS 透過コマンドを使用して PC プリンター・コマンドを送信する場合に、 これらのコマンドによって予期しない改ページが起こる可能性があります。このタイプの問題に対する一般的な解決法はありません。しかし、各印刷ジョブの終わりに余分な空白のページがある場合は、 用紙送り制御のための新規 PDF キーワードを使ってこの問題を解決できることがあります。この新規 PDF キーワードは、Z and I Emulator for Web から使用することができます。キーワードについての詳細は、資料を参照してください。
複数のプリンター・エミュレーション・モードを持つプリンターは多数あります。ユーザーのプリンターで、Z and I Emulator for Web プリンター・セッションに指定したモードと異なるプリンター・エミュレーション・モードが使用されている場合は、プリンターが予期しない改ページを行うことがあります。プリンター・エミュレーションの構成についての情報は、 プリンターのマニュアルを参照してください。
印刷における現時点での Java の制限により、Z and I Emulator for Web はプリンター装置やポートへの書き込みを、Java ファイル・インターフェースを介して行っています。Windows オペレーティング・システムでは、ローカル・ポート (LPT1) をファイルとして扱うと、印刷ジョブはスプーラーをバイパスします。そのため、印刷する前にジョブを保留にしたい場合は、 内容をいったんファイルに出力した後、そのファイルをプリンターにコピーすることになります。詳細については、『ホスト印刷の仕組み』を参照してください。
AIX または UNIX では、 装置名 (/dev/lp0 など) を入力すると印刷出力はプリンターに直接送られます。ただし、 ネットワーク・プリンターへの印刷は次のような 2 段階のプロセスで行われます。
これは、ヘルプ項目『ホスト印刷ジョブ後の外部コマンドの実行』に記述された機能を使用して自動化することができます。
一部の HP プリンターでは、 Performance Printing Architecture という新しい技術が使われています。 この技術は、HP PCL コマンドの処理をプリンターからプロセッサーに移すことによって性能を向上させるもので、 PC とプリンターとの間で独自のアーキテクチャー (PPA) を使っています。Z and I Emulator for Web は HP PCL をサポートしていますが、印刷における Java の制限により、プリンターのポートや装置への直接の書き込みは Java ファイル・インターフェースを介して行っています。このような方法でローカル装置 (LPT1 など) に書き込みを行うと、Z and I Emulator for Web は PCL コマンドを PPA に変換する HP ソフトウェアをバイパスすることになり、結果としてローカル装置には出力できなくなります。
この制限は、プリンターをリモート (ネットワーク) プリンターとして定義することで回避できます。 このようにすると、HP PCL コマンドは HP の装置ソフトウェアを通過することになります。
これは、ヘルプ項目『ホスト印刷ジョブ後の外部コマンドの実行』に記述された機能を使用することによって解決できます。また、Windows ネイティブ印刷モードを使用してこの問題を解決することもできます。
PA1 と PA2 は、LU1 プリンター・セッションで使われるプログラム・アテンション・キーです。これらのキーをアクティブにしたいのであれば、 これらを受け取るホスト・アプリケーションがこれらのキーを処理できるようになっている必要があります。そうなっているにもかかわらず、どちらのキーを押しても何も起こらない場合は、 セッションの接続先になっている Telnet サーバーがこれらのキーをサポートしているか確認してください。
PA1 または PA2 キーを押すと、Z and I Emulator for Web はそれぞれ APAK 01 または APAK 02 を送ります。
PA1 と PA2 は LU3 プリンター・セッションには適用できません。
ローカル接続されたプリンターが LPT1 に割り当てられており、Windows XP、Windows 7、Windows 8、または Windows 10 上でネットワーク・プリンターも LPT1 にマップされている場合は、どのアプリケーションからの印刷ジョブもネットワーク・プリンターに送られます。ローカル接続プリンターへの印刷は、LPT1 へのネットワーク・プリンターの割り当てを削除してから行うことができます。
正しいタイプの PDT を使っていることは確かであるのに問題を解決できない場合は、HCL サポート・センターに連絡してください。これを行う前に、以下に示す情報を準備してください。
問題 | 機能 | コンポーネント | トレース・レベル |
---|---|---|---|
出力のフォーマット設定が誤っている | HACL | プリンター | 3 |
接続を設定できないかまたは失敗した | HACL | トランスポート | 3 |
出力が行われない | HACL | プリンター | 3 |
ホスト・データ・ストリーム | HACL ホスト・メッセージを調べてください |
トランスポート | 3 |
セッション・ハング | ZIEWeb HACL Java ログまたはコンソール |
PrtTerminal プリンター |
3 1 |
誤った状況が表示される | ZIEWeb | PrtTerminal | 3 |
Windows ネイティブ・トレース・メッセージ (Windows プラットフォームのみ): Windows スプーラー・インターフェース・モードまたは Windows ネイティブ印刷モードに固有の問題が起こっている場合には、hodtracetool ユーティリティーを使用して Windows ネイティブ・トレース・メッセージを入手してください。このユーティリティーは、Z and I Emulator for Web の CD-ROM に入っています。
「?」オプションを使用して tracetool ユーティリティーを呼び出すと、次のように、ツールの説明が表示されます。
オプションを使用しないで tracetool ユーティリティーを呼び出すと、例えば次のように、Windows ネイティブ・トレースに関する現在の設定値が表示されます。
Telnet3270E 規格では、 ディスプレイ・セッションとプリンター・セッションの間に関連付けを指定できることになっています。その規則は RFC2355 に定義されています。これは Telnet に固有のものであり、SNA 環境では利用できません。ディスプレイ・セッションを構成する際、 Z and I Emulator for Web は関連付けられたプリンター・セッションを指定するように要求します。
以下に示すように、関連付けの目的は簡便化にあります。
関連付けは Telnet サーバーから開始します。サーバーの構成においては、 関連付けられたプリンターを定義するとそれらは 1 対 1 で対応します。各プリンター LU は、特定のディスプレイ LU に関連付けられたものとして構成されます。ただし、Z and I Emulator for Web セッション構成では、LU 名を指定していないプリンター・セッション構成を複数のディスプレイ・セッションに関連付けることができます。これはディスプレイ・セッションの LU 名が、 それに関連付けられたプリンター・セッションを開始するのに使われるためです。
関連付けられているということは、 ディスプレイ LU から印刷するために送られたデータが、 それに関連付けられた LU に自動的に送られるという意味ではありません。ホスト・プログラムには常に、印刷を行う LU の名前を知らせる必要があります。
Z and I Emulator for Web では以下に示すような方法も使えます。
明示的な LU を使用している場合、ディスプレイ・セッションの LU 名を入力することができ、 サーバーはその後、このディスプレイに関連付けられたプリンター LU の名前を提供します。さらに、プリンター LU の名前を入力することも可能です。名前をブランクにした場合、 Z and I Emulator for Web はいずれかのアクティブなディスプレイ・セッションに関連付けられたプリンター・セッションを開始しようとします。
以下に、IBM LaserPrinter PPDS のプリンター定義ファイルを示します。これは単なる例であり、実際のファイルはこれとは異なることがあります。
/**********************************************************************/ /* */ /* PRINTER DEFINITION FILE FOR: IBM PPDS Level 2 */ /* */ /* This PDF is for printers which support IBM PPDS Level 2 mode. */ /* The User's Guide or Reference for the printer will list the */ /* Emulation Mode or Language supported by the printer. Printers */ /* which support PPDS Level 3 or 4 will work with this PDF. */ /* Printers, such as the Proprinter, which do not support code */ /* page selection should not use this PDF. */ /* */ /**********************************************************************/ /**********************************************************************/ /* */ /* Macro Definitions */ /* */ /* Define values here that will be used commonly throughout your */ /* definitions. Then use the left hand side of the equate as you */ /* define characters and control strings. The PDT compiler */ /* will substitute the right hand side of the equate for each */ /* occurrence of the left hand side throughout the file. */ /* */ /* Macro names must be three characters long and may not begin with */ /* a number. */ /* */ /* Format */ /* A macro name is associated with a value or string of values by the */ /* EQU statement. The right hand side of an EQU statement must be a */ /* string of zero or more two digit hexadecimal numbers. If a macro */ /* definition is more than one line long, you may extend it to the */ /* next line by ending the first line with a comma. In this manner, */ /* you may define a macro which is many lines long. Macro names are */ /* not allowed on the right hand side. */ /**********************************************************************/ BEGIN_MACROS /* Check your printer manual to verify that these values are correct */ /* for your printer. */ NUL EQU 00 /* Nul character */ BEL EQU 07 /* Beeper */ BAK EQU 08 /* Back Space */ TAB EQU 09 /* Tab */ LFF EQU 0A /* Line Feed */ VTB EQU 0B /* Vertical Tab */ FFF EQU 0C /* Form Feed */ CRR EQU 0D /* Carriage Return */ P05 EQU 1B 57 01 /* 5 Pitch-Characters/inch */ /* Same as Double Wide */ SEL EQU 11 /* Select Printer */ P10 EQU 12 /* 10 Pitch-Characters/inch */ CDW EQU 1B 57 00 /* Cancel Double Wide contin. */ CDL EQU 14 /* Cancel Double Wide line */ ESC EQU 1B /* Escape */ SPA EQU 20 /* Space */ P17 EQU 12 0F /* 17.1 Pitch-Characters/inch */ CS2 EQU 1B 36 /* Select Character Set 2 */ CS1 EQU 1B 37 /* Select Character Set 1 */ P12 EQU 1B 3A /* 12 Pitch-characters/inch */ SVT EQU 1B 42 /* Set Vertical Tabs */ SFL EQU 1B 43 00 /* Set Form Length inches */ SHT EQU 1B 44 /* Set Horizontal Tabs */ SDS EQU 1B 47 /* Start Double Strike */ CDS EQU 1B 48 /* Cancel Double Strike */ SSP EQU 1B 4E /* Set skip perforation */ CSP EQU 1B 4F /* Cancel skip perforation */ CAT EQU 1B 52 /* Cancel all tabs Clears VT */ /* and sets HT every 8 position */ SUL EQU 1B 2D 01 /* Start Underline */ CUL EQU 1B 2D 00 /* Cancel Underline */ SCP EQU 1B 5B 54 04 00 00 00 /* ESC [ T : select code page */ CP8 EQU 1B 5B 54 04 00 00 00 03 52 /* select code page 850 */ CP4 EQU 1B 5B 54 04 00 00 00 01 B5 /* select code page 437 */ LL2 EQU 1B 41 24 1B 32 /* Set line length 2 lines/inch */ LL3 EQU 1B 41 18 1B 32 /* Set line length 3 lines/inch */ LL4 EQU 1B 41 12 1B 32 /* Set line length 4 lines/inch */ LL6 EQU 1B 41 0C 1B 32 /* Set line length 6 lines/inch */ LL8 EQU 1B 41 09 1B 32 /* Set line length 8 lines/inch */ LL0 EQU 1B 41 07 1B 32 /* Set line length 10 lines/inch */ /* actually 7/72 inch */ FRM EQU 1B 64 /* Forward Relative Movement */ VLF EQU 1B 4A /* Variable Line Feed 1/216 inch units */ END_MACROS /**********************************************************************/ /* */ /* Session Parameters */ /* */ /* These parameters determine the way in which output will be */ /* formatted for your printer. */ /**********************************************************************/ /**********************************************************************/ /* Numeric Parameters */ /* These parameters should be defined with a two digit hex number */ /* or a three digit decimal number. The range of the number is zero */ /* to 255 (decimal). */ /**********************************************************************/ MAXIMUM_PAGE_LENGTH=066 /* Printed lines per page */ MAXIMUM_PRINT_POSITION=080 /* Printed characters per line */ HORIZONTAL_PEL=120 VERTICAL_PEL=216 LINE_SPACING_RATIO=072 INTERV_REQ_TIMER=025 /* Wait time if no printer rsp */ TOP_MARGIN= LEFT_MARGIN= /**********************************************************************/ /* YES/NO Parameters */ /* These parameters should be defined with either "YES" or "NO" on the*/ /* right hand side of the '=' */ /**********************************************************************/ COMPRESS_LINE_SPACING?=NO /* Should blank or null lines */ /* be printed? */ FORM_FEED_ANY_POSITION?=YES /* Should the form feed be */ /* valid in any position? */ OVERRIDE_FORMATTED_PRINT?=YES /* Should nulls be printed as */ /* blanks? */ /**********************************************************************/ /* */ /* Control Codes */ /* */ /* These definitions tell the emulator what strings to send to */ /* your printer to issue control commands. */ /* */ /* Format */ /* The name of the control command should always be at the beginning */ /* of a line followed by a '=' and then a definition string. */ /* A Definition String is any combination of macro names, hexadecimal */ /* numbers, or characters, separated by blanks. A macro must have */ /* previously been defined in the macro definitions section above. */ /* A hexadecimal number must be two digits (0,..,F) long. A */ /* character must be preceded and followed by a blank. If a */ /* definition string will not fit on a line, it may be continued on */ /* as many lines as you wish by ending each line except the last with */ /* a comma. You may add any comments you wish by including */ /* them between a slash* and a *slash where slash is the symbol /. */ /**********************************************************************/ /* START_JOB is the control string which is sent to the printer */ /* at the beginning of each print job. */ START_JOB=SEL CDW CDL CUL CDS CP8 CS2 /* END_JOB is the string which is sent to the printer at the end */ /* of each print job. */ END_JOB=CAT CDW CDL CUL CDS CP4 /* PAGE_LENGTH_TYPE is used to determine the type of value for the */ /* value defined in the SET_PAGE_LENGTH command */ PAGE_LENGTH_TYPE?=INCH BACKSPACE=BAK BEL=BEL CARRIAGE_RETURN=CRR NEW_LINE=CRR LFF LINE_FEED=LFF FORM_FEED=FFF HORIZONTAL_TAB=TAB VERTICAL_TAB=VTB DUP=* FIELD_MARK=; /**********************************************************************/ /* The following control codes contain command strings that include */ /* one or more variable values. Place the word "value" in the */ /* position in your definition string where Z and I Emulator for Web should */ /* fill in the hexadecimal value(s) indicated. */ /* For example, on the IBM Proprinter, the SET_HORIZONTAL_TABS */ /* definition is: SET_HORIZONTAL_TABS=ESC D values NUL */ /**********************************************************************/ SET_HORIZONTAL_TABS=SHT values NUL /* "values" are the tab stops */ /* in column numbers */ SET_VERTICAL_TABS=SVT values NUL /* "values" are the tab stops */ /* in line numbers */ SET_HORIZONTAL_MARGINS= SET_PAGE_LENGTH=SFL value /* "value"=inch of the page */ SET_AUTO_PERFORATION_SKIP= /* "value"=number of lines to */ /* skip over the perforation */ /* between pages. Used to set */ /* top and bottom margins. */ SET_VARIABLE_LINE_DENSITY=ESC A value ESC 2 /* "value"=number of points. */ /* A point is */ /* 1/(LINE_SPACING_RATIO) inch.*/ /**********************************************************************/ /* The following control codes set the printer lines per inch and */ /* characters per inch to fixed amounts. If your printer does not */ /* support setting the line density in points, you may enter control */ /* strings for the following commands. Note that if you provide a */ /* command for the SET_VARIABLE_LINE_DENSITY command above, it will */ /* be used and any control strings you provide for the set lines per */ /* inch commands below will not be used. */ /* When Z and I Emulator for Web gets a command from the host to set the */ /* lines per inch, it rounds it to the closest lines per inch */ /* setting that you provide. */ /**********************************************************************/ SET_2_LINES_PER_INCH=LL2 SET_3_LINES_PER_INCH=LL3 SET_4_LINES_PER_INCH=LL4 SET_6_LINES_PER_INCH=LL6 SET_8_LINES_PER_INCH=LL8 SET_10_LINES_PER_INCH=LL0 /* 7/72 inch or 9/96 inch */ SET_10_CHARACTERS_PER_INCH=P10 SET_12_CHARACTERS_PER_INCH=P12 SET_17_CHARACTERS_PER_INCH=P17 /* Condensed mode */ START_DOUBLE_WIDTH_CHARACTERS=P05 END_DOUBLE_WIDTH_CHARACTERS=CDW /**********************************************************************/ /* These control codes move the print position (Horizontal/Vertical) */ /**********************************************************************/ FORWARD_HORIZONTAL_SKIP=FRM word-value(LH) FORWARD_VERTICAL_STEP_FEED=VLF byte-value /**********************************************************************/ /* Highlight Specifications */ /* These definitions determine how things which are sent by the */ /* host to be displayed or printed as underlined, reverse video, or */ /* blinking, will be highlighted on your printer. */ /**********************************************************************/ START_HIGHLIGHT_INTENSE=SDS /* This is double strike */ END_HIGHLIGHT_INTENSE=CDS START_HIGHLIGHT_UNDERLINE=SUL END_HIGHLIGHT_UNDERLINE=CUL START_HIGHLIGHT_REVERSE_VIDEO= END_HIGHLIGHT_REVERSE_VIDEO= START_HIGHLIGHT_BLINK= END_HIGHLIGHT_BLINK= /**********************************************************************/ /* */ /* Character Definitions */ /* */ /* The remainder of the definitions are for printable characters. */ /* See the Host Printing Reference for the actual character referred */ /* to by each character name. */ /* */ /* Format */ /* The format of a character definition is the same as for a control */ /* code. */ /**********************************************************************/ SPACE=SPA EXCLAMATION_POINT=21 QUOTATION_MARKS=22 NUMBER_SIGN=23 DOLLAR_SIGN=24 PERCENT_SIGN=25 AMPERSAND=26 APOSTROPHE=27 LEFT_PARENTHESIS=28 RIGHT_PARENTHESIS=29 ASTERISK=2A PLUS_SIGN=2B COMMA=2C HYPHEN=2D PERIOD=2E SLASH=2F ZERO=0 ONE=1 TWO=2 THREE=3 FOUR=4 FIVE=5 SIX=6 SEVEN=7 EIGHT=8 NINE=9 COLON=3A SEMICOLON=3B LESS_THAN_SIGN=3C EQUAL_SIGN=3D GREATER_THAN_SIGN=3E QUESTION_MARK=3F AT_SIGN=40 A_CAPITAL=A B_CAPITAL=B C_CAPITAL=C D_CAPITAL=D E_CAPITAL=E F_CAPITAL=F G_CAPITAL=G H_CAPITAL=H I_CAPITAL=I J_CAPITAL=J K_CAPITAL=K L_CAPITAL=L M_CAPITAL=M N_CAPITAL=N O_CAPITAL=O P_CAPITAL=P Q_CAPITAL=Q R_CAPITAL=R S_CAPITAL=S T_CAPITAL=T U_CAPITAL=U V_CAPITAL=V W_CAPITAL=W X_CAPITAL=X Y_CAPITAL=Y Z_CAPITAL=Z LEFT_BRACKET=5B BACKSLASH=5C RIGHT_BRACKET=5D CIRCUMFLEX_ACCENT=5E UNDERLINE=5F GRAVE_ACCENT=60 A_SMALL=a B_SMALL=b C_SMALL=c D_SMALL=d E_SMALL=e F_SMALL=f G_SMALL=g H_SMALL=h I_SMALL=i J_SMALL=j K_SMALL=k L_SMALL=l M_SMALL=m N_SMALL=n O_SMALL=o P_SMALL=p Q_SMALL=q R_SMALL=r S_SMALL=s T_SMALL=t U_SMALL=u V_SMALL=v W_SMALL=w X_SMALL=x Y_SMALL=y Z_SMALL=z LEFT_BRACE=7B VERTICAL_BAR=7C RIGHT_BRACE=7D TILDE_ACCENT=7E C_CEDILLA_CAPITAL=80 U_DIAERESIS_SMALL=81 E_ACUTE_SMALL=82 A_CIRCUMFLEX_SMALL=83 A_DIAERESIS_SMALL=84 A_GRAVE_SMALL=85 A_OVERCIRCLE_SMALL=86 C_CEDILLA_SMALL=87 E_CIRCUMFLEX_SMALL=88 E_DIAERESIS_SMALL=89 E_GRAVE_SMALL=8A I_DIAERESIS_SMALL=8B I_CIRCUMFLEX_SMALL=8C I_GRAVE_SMALL=8D A_DIAERESIS_CAPITAL=8E A_OVERCIRCLE_CAPITAL=8F E_ACUTE_CAPITAL=90 AE_DIPTHONG_SMALL=91 AE_DIPTHONG_CAPITAL=92 O_CIRCUMFLEX_SMALL=93 O_DIAERESIS_SMALL=94 O_GRAVE_SMALL=95 U_CIRCUMFLEX_SMALL=96 U_GRAVE_SMALL=97 Y_DIAERESIS_SMALL=98 O_DIAERESIS_CAPITAL=99 U_DIAERESIS_CAPITAL=9A O_SLASH_SMALL=9B POUND_SIGN=9C O_SLASH_CAPITAL=9D MULTIPLY_SIGN=9E A_ACUTE_SMALL=A0 I_ACUTE_SMALL=A1 O_ACUTE_SMALL=A2 U_ACUTE_SMALL=A3 N_TILDE_SMALL=A4 N_TILDE_CAPITAL=A5 ORDINAL_INDICATOR_FEMININE=A6 ORDINAL_INDICATOR_MASCULINE=A7 QUESTION_MARK_INVERTED=A8 REGISTERED_TRADEMARK_SYMBOL=A9 LOGICAL_NOT=AA ONE_HALF=AB ONE_QUARTER=AC EXCLAMATION_POINT_INVERTED=AD LEFT_ANGLE_QUOTES=AE RIGHT_ANGLE_QUOTES=AF A_ACUTE_CAPITAL=B5 A_CIRCUMFLEX_CAPITAL=B6 A_GRAVE_CAPITAL=B7 COPYRIGHT_SYMBOL=B8 CENT_SIGN=BD YEN_SIGN=BE A_TILDE_SMALL=C6 A_TILDE_CAPITAL=C7 INTERNATIONAL_CURRENCY_SYMBOL=CF ETH_ICELANDIC_SMALL=D0 ETH_ICELANDIC_CAPITAL=D1 E_CIRCUMFLEX_CAPITAL=D2 E_DIAERESIS_CAPITAL=D3 E_GRAVE_CAPITAL=D4 I_DOTLESS_SMALL=D5 I_ACUTE_CAPITAL=D6 I_CIRCUMFLEX_CAPITAL=D7 I_DIAERESIS_CAPITAL=D8 VERTICAL_LINE_BROKEN=DD I_GRAVE_CAPITAL=DE O_ACUTE_CAPITAL=E0 SHARP_S_SMALL=E1 O_CIRCUMFLEX_CAPITAL=E2 O_GRAVE_CAPITAL=E3 O_TILDE_SMALL=E4 O_TILDE_CAPITAL=E5 MICRO_SYMBOL=E6 THORN_ICELANDIC_SMALL=E7 THORN_ICELANDIC_CAPITAL=E8 U_ACUTE_CAPITAL=E9 U_CIRCUMFLEX_CAPITAL=EA U_GRAVE_CAPITAL=EB Y_ACUTE_SMALL=EC Y_ACUTE_CAPITAL=ED OVERLINE=EE ACUTE_ACCENT=EF SYLLABLE_HYPHEN=F0 PLUS_OR_MINUS_SIGN=F1 THREE_QUARTERS=F3 PARAGRAPH_SYMBOL=F4 SECTION_SYMBOL=F5 DIVIDE_SIGN=F6 CEDILLA=F7 DEGREE_SYMBOL=F8 DIAERESIS=F9 MIDDLE_DOT_ACCENT=FA ONE_SUPERSCRIPT=FB THREE_SUPERSCRIPT=FC TWO_SUPERSCRIPT=FD REQUIRED_SPACE=SPA /**********************************************************************/ /* End of Definition File */ /**********************************************************************/
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