実装

この機能をサポートするマクロ・ディスクリプターおよびマクロ・アクションに、ホスト ID フィールドが 追加されました。ホスト ID フィールドの値により、ディスクリプターやアクションが適用される アクティブ・セッションが識別されます (ホスト ID の指定を参照)。

マクロを再生しているときに、マクロ・ランタイムは、ディスクリプターの評価やアクションの実行の準備時に、 ディスクリプターやアクションのホスト ID フィールドを 確認します。ホスト ID フィールドが欠落している場合または空白の場合、 マクロ・ランタイムはディスクリプターやアクションをそのマクロを起動したセッションである、 オリジナル・セッション (例えば 3270 ディスプレイ・セッション) に適用します。ただし、ホスト ID フィールドが指定されていて非ブランクである場合、マクロ・ランタイムは 次のように動作します。
  1. ホスト ID フィールドが参照するアクティブ・セッション (例えば、 別のホストに接続された 2 番目の 3270 ディスプレイ・セッション) を探し出す。
  2. ディスクリプターやアクションを、そのアクティブ・セッションのセッション・ウィンドウに 適用する。
この機能は以下のディスクリプターでサポートされています。
  • OIA が禁止解除になるのを待つ (Wait for OIA to Become Uninhibited)
  • フィールド数 (Number of Fields)
  • 入力フィールド数 (Number of Input Fields)
  • ストリング
  • カーソル
  • 属性
上記のディスクリプターを使用することにより、マクロを起動したオリジナル・セッション以外の アクティブ・ディスプレイ・エミュレーション・セッションを参照することができます。残りのディスクリプター (条件、カスタム) および可変アップデート・アクションは 特定のセッション・ウィンドウを参照しないため、この機能はサポートされていません。上記リスト中の最初の 3 つの記述子では、マクロ・エディター中に 表示される記述子の数に制限があります (同一のマクロ画面での異なるセッションの参照を参照)。
以下のマクロ・アクションでは、この機能がサポートされています。
  • ボックス選択
  • 通信待機
  • 抽出
  • 入力
  • マウス・クリック
  • 印刷抽出
  • プロンプト
  • 転送
上記のアクションを、マクロを起動したオリジナル・セッション以外の アクティブ・ディスプレイ・エミュレーション・セッションに適用できます。残りのアクション (条件、ファイル・アップロードなど) は特定のセッション・ウィンドウ上で作動しないので、 この機能はサポートされていません。