コピーと貼り付けの例
次の例では、セッション・ウィンドウ内でテキストのブロックにマークを付け、 システム・クリップボードにコピーして、セッション・ウィンドウ内の新しい 位置に再度貼り付ける方法を示します。この例では、以下のアクション・エレメントが使用されています: ボックス選択アクション、入力アクション、マウス・クリック・アクション、および休止アクション。
このマクロ・スクリプトのテキストを本書からシステム・クリップボードにコピーし、 システム・クリップボードからコード・エディターにコピーできます (本書からコード・エディターへのスクリプトのコピー・アンド・ペーストを参照)。このスクリプトをマクロ・エディターに保管した後、マクロ・エディターまたはコード・エディターを使用してスクリプトを編集できます。
この例については、次の点に注意してください。
- この例は、COPY PASTE という名前の 1 つのマクロ・スクリプト全体で構成されます。
- <actions> エレメント内では次のアクションが行われます:
- <boxselection> アクションで、マーキング長方形を描画します。
- <pause> アクションで、マクロが再生されるときにユーザーが何が行われているかが分かるよう、0.5 秒間だけ待機します。
- <input> アクションで、マークされた領域をクリップボードにコピーする [copy] アクションを入力します。
- <mouseclick> アクションで、貼り付けが行われる位置にカーソルを置きます。
- <input> アクションで、クリップボードの内容をセッション・ウィンドウの新しい位置に貼り付ける [paste] キーを入力します。
- このマクロは、ISPF 基本オプション・メニューから 実行されるように書かれています (図 2 を参照)。マクロは、テキスト Spool Display and Search Facility を行 18 からシステム・クリップボードにコピーし、テキストをクリップボードから行 4 の「Option ===>」入力フィールドに貼り付けます。
- この例を実行しても正しく貼り付けが行われない場合は、 指定したターゲット領域が 3270 または 5250 入力フィールドの中に あることを確認してください。Z and I Emulator for Web クライアントのアプリケーション画面内で、保護フィールドにテキストを貼り付けることはできません。
図 1. サンプル・コード COPY PASTE
<HAScript name="COPY PASTE" description=" " timeout="60000" pausetime="300"
promptall="true" author="" creationdate="" supressclearevents="false"
usevars="false" >
<screen name="Screen1" entryscreen="true" exitscreen="true"
transient="false">
<description>
<oia status="NOTINHIBITED" optional="false" invertmatch="false" />
</description>
<actions>
<boxselection type="SELECT" srow="18" scol="19"
erow="18" ecol="51" />
<pause value="500" />
<input value="[copy]" row="0" col="0" movecursor="true"
xlatehostkeys="true" encrypted="false" />
<mouseclick row="4" col="15" />
<input value="[paste]" row="0" col="0" movecursor="true"
xlatehostkeys="true" encrypted="false" />
</actions>
<nextscreens timeout="0" >
</nextscreens>
</screen>
</HAScript>