管理ユーティリティーから「機能を使用不可にする」ウィンドウを開くと、グループだけではなく、グループのメンバーであるユーザー用にも機能を使用可能または使用不可にすることができます。
最初に、デフォルトで、グループのメンバーは使用可能または使用不可にする機能に対するグループの設定を継承します。例えば、「セッションのエクスポート」がグループのプロファイルで使用可能にされていると、メンバーのプロファイルで、「セッションのエクスポート」は継承 (使用可能) に設定されます。
しかし、メンバーの設定を継承の代わりに使用可能または使用不可に明示的に変更すると、メンバーの設定はグループの設定とは独立になります (グループの設定変更時に変更されません)。例えば、「セッションのエクスポート」をグループに使用不可にするが、グループの User1 には、「セッションのエクスポート」を使用可能または使用不可にすると、User1 の「セッションのエクスポート」設定はグループの設定とは独立になり、グループの設定の変更時には変更されません。
メンバーの設定をもう一度グループの設定に依存するようにするには、メンバーの設定を継承に変更してください。
個々のユーザー・プロファイルを変更しなければならない管理上の問題を最小化するには、以下のことを行う必要があります。
構成情報を保管するために LDAP サーバーを使用する場合は、ユーザーは 1 つのグループだけのメンバーになります。機能に対して継承を選択すると、そのグループに設定されるものは何でもそのユーザーに適用されます。
Z and I Emulator for Web 構成サーバーを使用する場合には、ユーザーを複数グループのメンバーにできます。継承を選択し、ユーザーがメンバーであるグループのすべてが機能を使用不可にすると、その機能はそのユーザーにも使用不可になります。しかし、次の図に示すように、グループの少なくとも 1 つで機能が使用可能であれば、その機能はユーザーに使用可能です。