「Z and I Emulator for Web トラブルシューティング・ガイド」では、国別文字の表示に関連した問題の例がいくつか引用されています。これらの問題の多くは、JVM レベルで関連していて、最新バージョンにアップグレードすることによって解決できます。JVM レベルの検査およびアップグレードに関する詳細は、「ダウンロードおよびクライアント・トラブルシューティング・チェックリスト」の Java 1 および Java 2 チェックリストを参照してください。 |
適切なフォントとキーボードのインストールおよび構成
Z and I Emulator for Web ディスプレイ・セッションで IBM Worldtype フォントを使用できません
font.properties ファイルを編集して文字を正しく表示する
FTP セッションのコード・ページ変換
文字を正しく表示するためには、選択したホスト・コード・ページの該当するフォントとキーボード・ レイアウトをインストールして構成する必要があります。例えば、セッション・プロファイルで 選択したコード・ページがギリシャ語コード・ページ 737 で、該当するギリシャ語フォントと キーボード・レイアウトを使用するようにシステムを構成していない場合には、すべてのギリシャ語 文字を入力または表示できません。
Z and I Emulator for Web ディスプレイ・セッションで IBM WorldType フォントを使用できない場合には、font.properties.<locale> ファイルを更新する必要があります。いくつかの font.properties ファイルは Java 2 SDK にバンドルされています。これらのファイルは ../lib ディレクトリーに入っていて、これは Java がインストールされているディレクトリーの下にあります。モノスペース WorldType フォントが 最高優先順位になるようにファイルを変更します。
以下は、中国語 (繁体字) の例です。
monospaced.0=Monotype Sans Duospace WT TC monospaced.1=Courier New monospaced.2=\u7d30\u660e\u9ad4,CHINESEBIG5_CHARSET monospaced.3=Lucida Sans Typewriter Regular monospaced.4=Lucida Sans Regular
Z and I Emulator for Web が多くの国別言語をサポートするように設計されていても、画面上に文字が四角形や疑問符で表示されることがあります。これらの文字を正しく表示するためには、該当する フォントをインストールして、そのフォントを認識するように font.properties ファイルを変更する 必要があります。Internet Explorer のデフォルトの Java 環境である Microsoft JVM は、 font.properties ファイルを認識しません。
font.properties ファイルを変更するには、以下のステップの一方または両方を行ってください。
Z and I Emulator for Web には、zieweb\samples\fonts\win32 ディレクトリーの下に Windows 用の IBM JRE の font.properties ファイルのセットが入っています。それぞれのファイルは、2 文字の英字から構成される (韓国語の場合は ko のような) 固有の ファイル拡張子を持っています。2 文字の言語コードのリストについては、 https://www.loc.gov/standards/iso639-2/php/code_list.php の 2 文字の英字リストを参照してください。
注: Z and I Emulator for Web を Windows プラットフォームで実行している場合には、 JRE の該当するディレクトリーにコピーすることによって、文字を正しく表示できます。
例えば、Netscape 4 を AIX プラットフォームで使用していて、ギリシャ語環境用に font.properties.ru (ロシア語用) を再利用したい場合には、以下のステップを行います。
これらのステップで、コード・ページがキリル文字からギリシャ語に変更されます。ISO8859-x は ISO によって指定されたコード・ページで、ほとんどは Unix プラットフォームで使用されます。
以下の表を、ユーザーの言語環境で使用する標準コード・ページで参照として使用してください。
ISO
|
Windows
|
説明
|
---|---|---|
8859-1 | 1252 | Latin-1 |
8859-2 | 1250 | ラテン語 2 (中欧) |
8859-4 | 1257 | バルト語 Rim |
8859-5 | 1251 | キリル文字 |
8859-6 | 1256 | アラビア語 |
8859-7 | 1253 | ギリシャ語 |
8859-8 | 1255 | ヘブライ語 |
8859-9 | 1254 | ラテン語 5 (トルコ語) |
フォントおよび font.properties ファイルの詳細については、次の資料を参照してください。
FTP プロトコルのロジックでは、ホスト FTP サーバーとクライアント FTP セッション間の ASCII 通信はクライアントに対応するコード・ページで行われることを想定しています。