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ユーザー定義のマクロの場所の検索

ユーザーは、ユーザー・ライブラリーと呼ばれるマクロの場所を 3 つまで定義することができます。ユーザー は、実行するマクロを選択する際に、多くの場合、特定のユーザー・ロケーションとマクロ名の両方を選択します。しかしまれに、以下にリストするように、指定されたマクロ名がすべてのユーザー・ライブラリーで検索されるような場合があります。このような場合、ユーザー・ライブラリーは、その時点で最新のものから順に検索され、 最初に見つかったマクロ名が使用されます。ユーザー・ライブラリーの順序は変更できるので、 このような状況で最も重要なことは、正しいマクロが検出されるようにするために、 すべてのユーザー・ライブラリーに渡ってマクロ名が固有であることです。

以下のような場合に、すべてのユーザー・ロケーションに渡ってマクロ名が検索されます。

  1. ユーザー・ライブラリーにあるマクロを実行するように割り当てられているキーが押された場合。最初にキーをマクロに割り当てる際に、キーは、ユーザー・ライブラリーの特定のディレクトリー・パスではなく、 ユーザー・ロケーションのマクロ名に対してバインドされます。そのため、それ以降、ユーザーが割り当てられたキーを押すと、 指定されたマクロ名がすべてのユーザー・ロケーションで検索されます。
  2. ユーザー・ライブラリーにあるマクロを実行するように構成されているツールバー・ボタンがクリックされた場合。上記 1 のキーのバインディングのように、ツールバー・ボタンは、特定のユーザー・ロケーションのパスではなく、ユーザー・ロケーションのマクロ名に関連付けられます。そのため、それ以降、ユーザーがボタンをクリックすると、 指定されたマクロ名がすべてのユーザー・ロケーションで検索されます。
  3. ユーザー・ライブラリーにあるマクロを実行するように割り当てられているポップパッド・ボタンがクリックされた場合。この状態は、上記 1 のキーが割り当てられている場合と同じで、指定されたマクロ名がすべてのユーザー・ロケーションで検索されます。
  4. マクロを自動的に開始するように構成されているセッションが起動された場合。この状態は、ユーザー・ロケーションだけでなく、すべてのマクロの場所が検索されるという点において、 上記の 3 つの場合と少し異なります。自動開始マクロを構成する際には、マクロ名のみが構成されます。そのため、マクロの実行時に、関連付けられた場所の情報は無く、すべての場所が検索されます。詳しくは、「自動開始オプション」を参照してください。