3 種類の構成モデルから選択することができます。それぞれの定義は次のとおりです。
HTML ベース・モデル
すべてのセッション情報をこの HTML ファイル内で定義および管理するように指定します。セッション・オプションは、構成サーバーを使用している場合と同じセットです。
必要な構成情報およびユーザー設定 (例えば、色の変更など) は、許可されている場合は、 ユーザーのマシンにローカルに保管されます。
Z and I Emulator for Web ポートレットのユーザー設定は、ユーザーのローカル・マシンでなく WebSphere Portal に保管されています。ただし、これは、ポートレットおよびポートレットにアクセスする Web ページに対する適切なアクセス権がユーザーに与えられている場合にかぎります。WebSphere Portal V4 のユーザーには Edit または Manager の アクセス権が必要で、WebSphere Portal V5 のユーザーには Privileged User、Editor、 Manager、または Administrator の アクセス権が必要です。ユーザーにアクセスを許可する方法について詳しくは、WebSphere Portal の資料を参照してください。 |
HTML ベースのモデルは、Z and I Emulator for Web ポートレットに推奨される構成のモデルです。これを他の構成のモデルと比較するには、「Z and I Emulator for Web 計画、インストール、および構成」ガイドの「Z and I Emulator for Web ポートレット使用時の特別な考慮事項」を参照してください。 |
このモデルを選択すると、いくつかの利点があります。
このモデルを選択すると、いくつかの制約があります (ご使用の環境にもよります)。
このオプションを選択した場合、管理者は、 デプロイメント・ウィザードを使用して HTML でセッションを定義します。ユーザーの行った変更はすべて、ユーザーのマシンに保管されます。(ただし管理者は、ユーザーがセッションの変更を保管したり、 または特定のプロパティーをロックしたりできないような選択を今までどおり行えます。) その後で管理者がデプロイメント・ウィザードを使用してセッション・データを更新する場合、 それらの更新はユーザーがそれまでに行ったすべての変更とマージされます。この場合、すべてのユーザー設定は、管理者がその設定のオーバーライドを選択しない限り保持されます。
HTML ベースのモデルはデフォルト値です。
構成サーバー・ベースのモデル
すべてのセッションを、管理ユーティリティーを使用して構成サーバーで構成して管理するように指定し、 それぞれのユーザーが、ユーザー特定の情報が保持される構成サーバーで ID を持つように指定します。
必要な構成は、構成サーバーのグループ ID またはユーザー ID に保管されます。 すなわち、ユーザー設定は、許可されている場合、ユーザーの ID に保管されます。構成サーバーでは、ユーザーごとに 1 つのユーザー ID が必要です。
このモデルを選択すると、いくつかの利点があります。
このモデルを選択すると、いくつかの制約があります。
このモデルでは、管理者は管理ユーティリティーを使用して、ユーザーおよびグループのセッション情報を定義します。
その後で管理者が管理ユーティリティーを使用してセッション・データを更新する場合、 それらの更新はユーザーがそれまでに行ったすべての変更とマージされます。すべてのユーザー設定は保持されます。
複合モデル
構成サーバー・ベースのモデルのように、すべてのセッション情報を、 管理ユーティリティーを使用して構成サーバーで定義して管理するように指定します (ユーザーは、デフォルトのセッションを、 構成サーバーで指定されたグループから入手します)。
ただし、構成サーバー・ベースのモデルとは異なり、 必要な構成情報およびユーザー設定は、許可されている場合は、 ユーザーの ID で構成サーバーに保管されるのではなく、ユーザーのマシンにローカルに保管されます。
Z and I Emulator for Web ポートレットのユーザー設定は、ユーザーのローカル・マシンでなく WebSphere Portal に保管されています。ただし、これは、ポートレットおよびポートレットにアクセスする Web ページに対する適切なアクセス権がユーザーに与えられている場合にかぎります。WebSphere Portal V4 のユーザーには Edit または Manager の アクセス権が必要で、WebSphere Portal V5 のユーザーには Privileged User、Editor、 Manager、または Administrator の アクセス権が必要です。ユーザーにアクセスを許可する方法について詳しくは、WebSphere Portal の資料を参照してください。 |
このモデルを選択すると、いくつかの利点があります。
このモデルを選択すると、いくつかの制約があります (ご使用の環境にもよります)。
このオプションを選択すると、管理ユーティリティーを使用して、 構成サーバーでグループが作成され、そのグループで必要なセッションが作成されます。その後、管理者はデプロイメント・ウィザードを使用して、ユーザーがアクセスする HTML ファイルを構成します。 ここで HTML ファイルはデフォルトのセッション構成を取得すべき構成サーバー・グループを指定します。その後で管理者が管理ユーティリティーを使用してセッション・データを更新する場合、 それらの更新はユーザーがそれまでに行ったすべての変更とマージされます。この場合、すべてのユーザー設定は、管理者がその設定のオーバーライドを選択しない限り保持されます。