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セッション・カラーの理解

「カラー」ウィンドウを用いると、ホスト・セッション・ウィンドウの各種部分のカラーをカスタマイズできます。一定の属性をもつフィールドに情報を表示する時に、異なる前景色と背景色を選択できます。使用可能な属性は、使用中のホスト・セッションのタイプによります。

各ホスト画面はフィールド (ホスト・アプリケーションが決定する長方形の領域) から構成されています。フィールドには各種のタイプがあります。例えば、3270 ディスプレイ・セッションの「通常表示、無保護」フィールドは、ユーザーが情報を入力できる領域です。ホスト・アプリケーションでは、こうしたフィールドをユーザーのための入力フィールドとして使用する場合があります。これに対して、 「通常表示、保護」フィールドは、ユーザーが情報を入力できない領域です。ホスト・アプリケーションは、こうしたフィールドを指示またはメニュー用に使用する場合があります。

フィールドのタイプがその属性と呼ばれるものです。それぞれの属性には、それと関連したデフォルト前景色および背景色があります。例えば、3270 ディスプレイ・セッションの 「通常表示、無保護」フィールドのデフォルト・カラーは、緑の前景に黒の背景となります。セッション・カラーを変更することは、特定の属性とそれぞれ異なるカラーが関連付けられる (「マップされる」) ことから、「属性の再マップ」あるいは場合によっては「カラーの再マップ」と呼ばれます。

ホスト・セッション・ウィンドウの内側をクリックすると、左側のナビゲーション・バーにカーソルが位置するフィールドのタイプが表示されます。例えば、3270 ディスプレイ・セッションの場合、ホスト・セッション・ウィンドウの内側をクリックすると、対応する属性が左側のナビゲーション・バーで強調表示され、その属性の現在のカラー設定が右側のサンプル・ボックスに表示されます。

特定の属性を変更するのに、セッション・ウィンドウの内側をクリックする必要はありません。例えば、3270 ディスプレイ・セッションでは、青の拡張属性を黄色の前景に青の背景を意味するように再マップすることができます。いったん前景と背景のオプションから新しいカラー設定を選択して、「OK」をクリックすると、変更が直ちに有効となります。

カラー設定を変更すると、ホスト・アプリケーションの他のフィールドが新しいカラーに変更されることに気付かれるかもしれません。これは、カラーを再マップしたフィールドと同じタイプ (同じ属性) のフィールドが影響を受けるためです。カラーを再マップしたフィールドと異なるタイプ (異なる属性) のフィールドは影響を受けません。

OIA カラーは、ホスト・セッション・ウィンドウの最下行に表示可能なオペレーター情報域 (OIA) を示します。この行に表示される情報にはいくつかのタイプがあり、それぞれにカラーを変更することができます。OIA 属性は、すべてのセッション・タイプで同じです。

「その他」カテゴリーの属性は画面背景だけです。これによって、1 回の操作で画面の背景色を変更でき、それぞれのフィールドの背景色を個々に変更する必要はありません。

この操作は、オペレーター情報行にも、特別にデフォルトのカラー以外のカラーに背景色を設定している属性にも影響を与えません。例えば、この機能を使用して背景色をダーク・グレーに設定すると、画面の背景全体 がダーク・グレーに変わります。ただし、前に 1 つのエレメントの背景色をライト・グレーに 設定していると、そのエレメントに関連したフィールドは背景色がライト・グレーに設定された ままとなります。

関連タスク

  • 現行ホスト・セッション・カラーの変更
  • ホスト・セッションのデフォルト・カラーの使用