ランタイムの要件

エンド・ユーザーが複数のセッションと対話するマクロを実行する場合、 マクロ・ランタイムには次の 2 つの要件があります。
  • マクロが対話する各セッションは、エンド・ユーザーがマクロを起動する前に 開始済みで、接続されている必要がある。
  • マクロが対話する各セッションは、マクロが期待する最初のアプリケーション 画面に配置される必要がある。

最初の要件のため、エンド・ユーザーによりマクロが起動される場合には、常に マクロ・ランタイムは、マクロ実行の準備の一部として、マクロ・スクリプト全体の ホスト ID フィールドを走査し、マクロがアクセスするセッションのリストを 収集します。次に、マクロ・ランタイムはリスト中の各セッションが開始済みで、 接続されていることを検査します。セッションの 1 つが開始済みではなく、接続されて いない場合には、マクロ・ランタイムはエラー・メッセージを表示し、マクロ再生を終了 します。

2 番目の要件は、エンド・ユーザーが、マクロを起動したセッションを、 そのマクロの最初のマクロ画面が期待するアプリケーション画面に配置するという、 通常の要件の拡張です。通常のマクロの最初のマクロ画面は、特定のアプリケーション画面 に配置されたセッション・ウィンドウを検出することを想定しています。同様に、 オリジナル・セッション以外のセッションと対話する最初のマクロ画面も、 特定のアプリケーション画面に配置されたセッションのセッション・ウィンドウを 検出することを想定しています。