長方形域の指定

長方形のテキスト域を定義するには、対角戦場の隅の行と列の座標を指定します。これらの座標のデフォルト値は (1,1) と (-1,-1) です。これは、セッション・ウィンドウのテキスト域全体を示します (-1,-1 などの負の値の意味については、行または列の負の値の意味を参照してください)。整数、または整数に評価される任意のエンティティー (例えば、変数、演算式、または外部 Java メソッドの呼び出し) を使用できます。

長方形の領域は、ストリングが入る大きさにするか、ストリングより大きくすることができます。例えば、マクロ画面と一致させたいアプリケーション画面の長方形域 (6,20)、(6,37) に、ストリング 'Terminal and user parameters' があるとします。この長方形域は、そのストリングがちょうど入る大きさです。アプリケーション画面のこの位置に常にこのストリングがある場合、正確な長方形域を指定できます。

しかし、マクロ画面と一致させたいアプリケーション画面上に、同じストリング 'Terminal and user parameters' があるにもかかわらず、アプリケーション画面のどの行にそのストリングが入るか予想できないものとします。この場合、長方形域 (1,1)、(-1,-1) を指定できます。これは、マクロ・ランタイムがアプリケーション画面のすべての行を検索して、その識別ストリングを見つけることを示します。

ストリング値の場合、ストリング、またはストリングに評価される任意のエンティティー (例えば、変数、式、または外部 Java メソッドの呼び出し) を使用できます。このストリングは、選択されたマクロ形式 (基本または拡張) に必要な形式でなければなりません (ストリングを指定する際のエラーを参照)。

画面認識時にマクロ・ランタイムは次のことを行います。
  1. 行と列の値を評価し、値ごとに整数の結果を取得する。
  2. ストリング値を評価し、ストリングの結果を取得する。
  3. 行と列の値によって指定されたアプリケーション画面 (現在の状態) 内の長方形のテキスト・ブロック内の任意の場所で、ストリングを探す。

マクロ・ランタイムが長方形のテキスト・ブロック内でストリングを見付けると、マクロ・ランタイムは、このディスクリプターを true と評価します。false に評価される場合、マクロ・ランタイムはこのディスクリプターを false として評価します。