記録された説明が機能する理由

記録された記述は、少なくとも次の 3 つの理由で適切に働きます。

第一は、「Field Counts and OIA」ディスクリプターの 3 つの部分が、どのアプリケーション画面にも確実に適用できることです。つまり、どのアプリケーション画面にも、いくつかのフィールド (おそらく、その数は 0)、いくつかの入力フィールド (おそらく、0)、および入力禁止標識 (設定またはクリア) があります。

第二に、「フィールド数 (Number of Fields)」ディスクリプターと「入力フィールド数 (Number of Input Fields)」ディスクリプターの組み合わせにより、アプリケーション画面の記述の信頼性が高まることです。これは、アプリケーション画面には、一般に多数のフィールドが含まれているからです。例えば、図 3 に表示されている「ユーティリティー選択パネル」には、現在、すべてのタイプの 80 個のフィールドが含まれています。その内の 3 つは入力フィールドです。図 2 に表示されている「ISPF 基本オプション・メニュー」には、現在、すべてのタイプの 116 個のフィールドが含まれています。その内の 3 つは入力フィールドです。アプリケーション画面に多数のフィールドが含まれている場合、各画面に同数のフィールドと同数の入力フィールドがあるので、マクロ・ランタイムが 2 つのアプリケーション画面を混合する可能性が低くなります。

第三に、おそらくこれが最も重要ですが、画面認識時に、マクロ・ランタイムは、新しいアプリケーション画面を、有効な次画面と呼ばれる、マクロ画面の短いリスト (通常、非常に短いリスト) と比較することです (ステージ 1 の詳細を参照)。したがって、1 つのマクロ画面を、マクロ内の他のすべてのマクロ画面と区別する必要はありません。有効な次画面のリスト内の他の画面と区別するだけです。多くの場合、このリストは、1 つのマクロ画面から構成されます。