記述タブの例

マクロ・エディターの「画面」タブ上の「記述」タブでは、マクロ画面の <description> エレメント内に保管されている情報にアクセスできます。図 1 は、「記述」タブの例を示しています。
図 1. 記述タブ
前の図では、マクロ・エディターの「画面 (Screens)」タブが選択されています。現在選択されている画面の名前 Screen2 が、画面タブの一番上の「画面名 (Screen Name)」フィールドに表示されています。「画面名 (Screen Name)」フィールドの下には、「一般 (General)」、「記述 (Description)」、 および「アクション (Actions)」のサブタブがあります。記述タブが選択されています。

上記の図の記述タブを見ると、上部領域と下部領域があることが分かります。

上部領域には、単一の記述子エレメントを全体と見なして作用するコントロールがあります。特に、記述タブの左上隅にある「ディスクリプター (Descriptor)」リスト・ボックスには、現在選択されているディスクリプターの名前が入っています。上記の図では、現在選択されている記述子は、リストの一番上にある Field Counts and OIA 記述子です。(記述子には名前がありません。Field Counts and OIA は、記述子のタイプです。)

記述タブの下部領域には、現在選択されているディスクリプターの内容が表示されます。現在選択されているディスクリプターは「Fields Counts and OIA」ディスクリプターなので、記述タブの下部は、そのタイプのディスクリプターに適した内容を提示します。ユーザーが別のタイプのディスクリプター (例えば、ストリング・ディスクリプター) を作成し、選択した場合、下部領域には、ストリング・ディスクリプターに該当する内容が提示されます。

図 1 の記述タブの下部領域をもっと詳しく調べると、「Field Counts and OIA」ディスクリプターには、次の 3 つの ID テストが含まれていることが分かります。
  • 画面には 80 個のフィールドがある (「Number of Fields」フィールドが 80 に設定されている)。
  • 画面には 3 つの入力フィールドがある (「Number of Input Fields」フィールドが 3 に設定されている)。
  • 画面の入力禁止標識がクリアされている (「Wait for OIA to Become Uninhibited」リスト・ボックスが true に設定されている)。
マクロ・ランタイムは、このマクロ画面をアプリケーション画面に一致させようとするときに、これらの 3 つの ID テストを適用します。

注意: マクロ・エディターは「フィールド数および OIA」記述子を、3 つのテストが含まれている 1 つの記述子として提示しますが、実際にマクロ言語は、これらの 3 つのテストを別々の独立した 3 つの記述子として定義します。「フィールド数および OIA」記述子を参照してください。

図 1 の記述タブの下部領域は、「フィールド数および OIA」記述子の 3 つのテストのそれぞれに、「Option」と「Inverse Descriptor」というラベルが付いた 2 つのフィールドも表示します。今のところ、これらの 2 つのフィールドを無視できます。これらのフィールドについては、デフォルト結合メソッドで説明します。