次の例では、トレース・メッセージを Java コンソールに送る方法を 示します。この例では、以下のアクション・エレメントが使用されています: トレースと変数更新。

このマクロ・スクリプトのテキストを本書からシステム・クリップボードにコピーし、 システム・クリップボードからコード・エディターにコピーできます (本書からコード・エディターへのスクリプトのコピー・アンド・ペーストを参照)。このスクリプトをマクロ・エディターに保管した後、マクロ・エディターまたはコード・エディターを使用してスクリプトを編集できます。

この例については、次の点に注意してください。
  • この例は、TRACE という名前の 1 つのマクロ・スクリプト全体で構成されます。
  • <create> エレメントが $strData$ という名前のストリング変数を作成し、オリジナル値 'Original value' に初期化します。
  • 最初のアクションは、トレース・テキストを 'The value is' + $strData$ に設定したトレース・アクションです。
  • 2 番目のアクションは、変数 $strData$ を新しい値 'Updated value に設定する変数更新アクションです。
  • 3 番目のアクションは、最初のトレース・アクションと同じもう 1 つの トレース・アクションです。
図 1. サンプル・コード TRACE
<HAScript name="TRACE" description=" " timeout="60000" pausetime="300"
            promptall="true" author="" creationdate="" supressclearevents="false"
             usevars="true" ignorepauseforenhancedtn="false"
             delayifnotenhancedtn="0">
   <vars>
      <create name="$strData$" type="string" value="'Original value'" />
   </vars>
   <screen name="Screen1" entryscreen="true" exitscreen="false" transient="false">
      <description>
          <oia status="NOTINHIBITED" optional="false" invertmatch="false" />
      </description>
      <actions>
         <trace type="SYSOUT" value="'The value is '+$strData$"  />
         <varupdate name="$strData$" value="'Updated value'" />
         <trace type="SYSOUT" value="'The value is '+$strData$"  />
      </actions>
      <nextscreens timeout="0" >
      </nextscreens>
  </screen>
このスクリプトにより、マクロ・ランタイムは次のデータを Java コンソール に送ります。
The value is +{$strData$ = Original value}
The value is +{$strData$ = Updated value}
上記のトレース出力の 中で、$strData$ の値を単に表示する代わりに、デバッグ・アクションが変数の 名前とその値の両方を中括弧 {} の中に表示している点に注意してください。