Web Express Logon の機能
Web Express Logon の総合的な目標は、ユーザーが追加の ID とパスワードを指定しなくても ホストおよびホスト・ベースのアプリケーションに自動的にログオンできるようにすることです。広範囲のサポートされるコンピューティング環境に対応するため、Web Express Logon は次の 2 つのスタイルのログオン自動化を提供しています。
- マクロ・ベースの自動化
- 接続ベースの自動化
ニーズに最適なログオン自動化のスタイルは、ご使用のホスト・タイプ、セッション・タイプ、 およびユーザーの認証のために現在採用している方式などを含め、使用環境に応じて決まります。ホストで、接続の確立時に必要な信任状をクライアントが提供できない場合 (例えば、 ホスト接続の確立後にクライアントがホストに対して認証を行う必要がある場合など) は、 マクロ・ベースの自動化が適切なスタイルです。このモデルでは、ホストは、クライアントを認証するためのログイン画面を送信する必要があります。マクロはログイン画面を自動化し、画面の信任状フィールドに適切なユーザー情報を取り込み、 この情報を認証のためにホストに伝送します。ただし、ホストで、接続の確立時にクライアントが必要なホスト信任状を提供する (例えば、Kerberos 認証や FTP ログインを使用して) ことが可能であれば、接続ベースの自動化が適切なスタイルです。
以下のセクションで、Web Express Logon でサポートされる実例の環境についての高水準な概説を含め、 マクロ・ベースの自動化と接続ベースの自動化をさらに詳しく説明します。それらの実例については、 本書の残りの部分で詳しく解説します。