LDAP サポートの設定
- 使用する LDAP ディレクトリー・サーバーを決定し、 必要に応じてそれをインストールする。
- Z and I Emulator for Web のスキーマをサポートしていない LDAP バージョンを実行している場合は、スキーマ拡張機能のインストールで説明されているとおりに、Z and I Emulator for Web のスキーマ拡張ファイルをインストールする。(スキーマ拡張ファイルは IBM LDAP バージョン 3.x 以降では不要です。)
- LDAP 管理者に、Z and I Emulator for Web が構成情報を保管するために使用する接尾部を問い合わせる。この接尾部の識別名 (DN) を書き留めておいてください。 この情報は、LDAP のセットアップを完了するために必要となります。
- LDAP 管理者に、Z and I Emulator for Web の管理者 DN およびパスワードを問い合わせる。これらは、LDAP サーバーへの認証に使用されます。管理者 DN には、前のステップで言及されている接尾部に対する作成、 変更、および削除権限がなければなりません。DN およびパスワードを書き留めておいてください。 この情報は、LDAP のセットアップを完了するために必要となります。
- 管理ユーティリティーの「ディレクトリー・サービス」ウィンドウで LDAP を使用可能にする。また、任意でプライベート・データ・ストアの構成情報を LDAP ディレクトリー・サーバーにマイグレーションしてください。詳しくは、LDAP を使用する Z and I Emulator for Web サーバーの構成を参照してください。
他の目的で既に LDAP に定義されているユーザーおよびグループは、Z and I Emulator for Web では使用されません。Z and I Emulator for Web のユーザーおよびグループは、構成情報をプライベート・データ・ストアからマイグレーションするか、LDAP を使用可能にした後で Z and I Emulator for Web にユーザーおよびグループをセットアップすることによって、個別に定義しなければなりません。 Windows または AIX オペレーティング・システム上で IBM LDAP サーバーを使用していて、 多数のユーザーを作成する場合は、 DB2 が APP_CTL_HEAP_SZ の正しい値で構成されていることを確認してください。この変数の値はそれぞれのインストールで異なりますが、 開始時に APP_CTL_HEAP_SZ を 512 に設定すると良いでしょう。 Windows または AIX 環境で DB2 ヒープ・サイズを構成するには、次のコマンドを発行します。- set DB2INSTANCE=ldapdb2
- db2 connect to ldapdb2
- db2 update db cfg for ldapdb2 using APP_CTL_HEAP_SZ 512
- db2 force application all
- db2 terminate
- db2stop
- db2start