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Z and I Emulator for Web での PC コマンドの開始 (STRPCCMD) の使用

Z and I Emulator for Web 5250 セッションは、PC コマンドの開始 (STRPCCMD) をサポートしています。STRPCCMD を使用すると、 ホストの iSeries システムに接続されたパーソナル・コンピューターでアプリケーションを立ち上げることができます。PC オーガナイザー (PCO) 機能で、Z and I Emulator for Web が 5250 セッションに対してサポートするのはこれだけです。STRPCCMD は iSeries コマンド・ラインから直接起動できますが、Client Access/400 Organizer のメニューからも起動できます。

STRPCCMD を使用するには、以下のようにします。

  1. 5250 セッションを開始します。
  2. iSeries ホスト・システムにログインします。
  3. PC オーガナイザーを始動します。次のコマンドは iSeries コマンド・ラインから入力します。
    STRPCO PCTA(*NO)

    Z and I Emulator for Web は PC オーガナイザーの PC テキスト援助 (PCTA) 機能をサポートしません。PCTA パラメーターの値に *NO を指定する必要があります。

  4. STRPCCMD を実行するには、以下のようにします。
  5. PC コマンド・プロンプトでアプリケーションの絶対パス名を指定します (例: C:\winnt\notepad.exe)。 

    注: STRPCCMD で MS-DOS コマンド (DIR、DATE、TIME など) を直接実行することはできません。ただし、Windows 2000 および Windows NT では、cmd.exe アプリケーションを使用して、これらのコマンドを実行できます。例えば、DIR コマンドを実行する場合、PC コマンド・プロンプトで次のように指定します。

    c:¥winnt¥system32¥cmd.exe /c start DIR
  6. コマンドの実行後にコンピューターを休止させるかどうかを指定します。以下のうちの 1 つを入力します。
    *YES
    コンピューターは PC コマンドの実行後に休止し、その後 iSeries セッションに戻ります。PAUSE パラメーターを *YES に設定すると、Z and I Emulator for Web は PC プロセスが完了するのを待ち、プロセスが終了するまでブロックされます。Z and I Emulator for Web は、PC プロセスが子プロセスを実行していても、親プロセスが完了するのを待ちます。
    *NO
    コンピューターは、iSeries セッションに直接戻ります。