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スマート待機時間の追加

スマート待機時間により、再生中のマクロは、ユーザーが設定する条件に従って画面を認識するまで待機します。マクロがタイムアウト期間内に画面を認識した場合は、そのまま続行します。認識しない場合は、マクロは停止します。

スマート待機時間を追加するには、次のようにしてください。

  1. 「マクロ管理プログラム」ツールバーを開くには、「表示」>「マクロ管理プログラム」を選択します。
  2. 「記録」をクリックします。
  3. 待機を追加する位置にきたときに、「スマート待機時間」をクリックします。
  4. 使用したい条件を選択または入力し、タイムアウト間隔を設定します。
  5. 「OK」をクリックします。

マクロは、以下の条件のいずれかまたはすべてに従って、画面を認識できます。

フィールド数
ホスト・フィールドの合計数。

入力フィールド数
入力フィールド (入力可能なフィールド) の合計数。
マクロ管理プログラムは、ユーザーのフィールド数を自動的に記録します。

OIA が禁止解除になるのを待つ (Wait for OIA to Become Uninhibited)
これにチェックマークを付けると、OIA が禁止解除 (データ通信がなく、キー・ストロークの入力が可能な状態) にならないと、マクロを続行することができません。

カーソル位置を使用
カーソル位置によって画面を識別します。

キーワード
画面に表示され、マクロに認識させたい任意のワード。その画面に固有のワードを選択するようにしてください。

タイムアウト
ミリ秒単位の値 (例えば、10000 は 10 秒です)。定義するすべての条件が満たされるまで、マクロは指定する時間だけ待機します。すべての条件が満たされる前にタイムアウトになると、マクロは再生を停止し、 マクロが失敗した画面を知らせるメッセージを表示します。

ゼロより大きい値を指定する必要があります。ゼロ以下の値は、(グローバル・タイムアウト値が無効になっていない、つまりゼロ以下の値が無期限の待機を追加する場合でない限り) 使用されている <HAScript> タグ内のグローバル・タイムアウト値になります。

マクロが常にすぐタイムアウトになる場合は、コードを編集して、タイムアウト (WaitForScreen) のタイムアウト値を増やしてください。<HAScript> の「タイムアウト」属性をマクロ全体の画面間でタイムアウト値に影響するように編集するか、または <nextscreens> の「タイムアウト」属性を画面ごとにタイムアウトを変更するように編集することが可能です。(a) <HAScript> の「タイムアウト」が -1 である場合、または (b) <nextscreens> の「タイムアウト」がゼロより大である場合は、<HAScript> の「タイムアウト」属性が上書きするのは <nextscreens> の「タイムアウト」属性だけであることに注意してください。

  • ホスト・アプリケーション画面内のフィールド数がその時々で変化する場合は、スマート待機時間に一致しないときがあります。このような場合は、フィールド数のタイプを指定せずにマクロの記録をやり直してください。
  • 画面認識は、自動的に OIA およびフィールド・カウントが基になります。これらの属性が各画面の一意的な識別に十分でない場合は、必要に応じてスマート待機時間をマクロに追加してください。