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バイナリー送信オプション (MVS/TSO および VM/CMS)

オプションには以下のものがあります。

CRLF
復帰 (CR) と改行 (LF)。CRLF (x'0D0A') が各レコードの終わりから除去されます。EOF (x'1A') は、 ファイルの終わりから除去されます。


APPEND
転送されたファイルは、同じ名前 (さらに、VM/CMS ではタイプとモード) をもつ既存のホスト・ファイルが存在する場合には、それに付加されます。「APPEND」を指定しないと、 転送されたファイルで既存のホスト・ファイルが上書きされます。


NEW
ファイルが既に存在する場合には、転送が停止されます。このオプションは、誤って既存ファイルを削除することを防ぐために使用することができます。


LRECL
論理レコード長。これは「APPEND」が指定されている場合は無効です。そうでない場合には、次のオプションのいずれかを選択することができます。

ローカル・ワークステーションからホスト・システムに送信されるファイルのレコード長は、ここに指定された論理レコード長を超えることがあります。その場合は、ファイル転送プログラムがそのファイルを論理レコード長で分割します。

長いレコードが入っているファイルをホスト・システムに送信するには、完全なレコードを送信できるだけの十分な長さを指定してください。



RECFM
レコード形式。このオプションは「APPEND」を指定した場合には無効です。そうでない場合には、次のオプションのいずれかを選択することができます。



BLKSIZE(n)
このオプションは TSO 専用で、新しいデータ・セットを作成する場合にのみ適用されます。値 (n) はブロック・サイズ (バイト数) を表します。

SPACE
このオプションは TSO 専用です。この値は、新しい TSO データ・セットに割り振るスペースの大きさです。

数量
最初に割り振っておくスペース単位。SPACE パラメーターを使用している場合には、この値を指定する必要があります。


増分
新規スペースが必要となるたびに追加するスペース単位。


次のパラメーターが有効なのは SPACE パラメーターが指定されたときに限られます。 これらのパラメーターは相互に同時に指定することはできません。

AVBLOCK(n)
SPACE パラメーターが単位サイズとして使用する平均ブロック長。値 (n) はブロック長 (バイト数) です。


TRACKS
スペース単位がトラックであることを指定します。


CYLINDERS
スペース単位がシリンダーであることを指定します。