変数
このマクロで作成した変数をリストします。変数は、このマクロやチェーン・マクロのすべての画面に対してグローバルです。
変数に初期値として演算式を割り当てることができます。例えば、2 + 3 + 'a' = '5a' または (5 + 3) * 8 = 64。数、整変数、ダブル変数、フィールド変数、およびストリング変数に算術演算を行うことができます。ストリングやブールのような非数値オペランドの場合は、正符号だけを (ストリングの連結のために)使用できます。Z and I Emulator for Web マクロでは、以下の操作がサポートされます。
記号 |
操作 |
+ |
加算 |
- |
減算する |
* |
乗算 |
/ |
除算 |
% |
Mod |
演算式およびマクロ一般の詳細については、 「マクロ・プログラミング・ガイド」を参照してください。
- 変数
- マクロで作成された変数をリストします。変数を新規に作成するには、「<new variable>」をクリックします。
- 削除
- 選択した変数をリストから除去するには、「除去」をクリックします。
- 名前
- 変数名。変数名は次の形式にする必要があります。$var_name$。ここで var_name には英数字、ダッシュ記号、および下線記号を使用できます。変数名はドル記号で囲まなければなりません。変数名の大文字小文字は区別されます。
- タイプ
- 変数のタイプを選択します。タイプは、標準またはインポート済みになります。
- 標準変数タイプ
- 標準変数タイプとは、次のタイプのことです。ストリング、整数、倍精度、ブール、およびフィールド。
- フィールド変数タイプによって、画面の特定の行および桁のテキストを変数に保管できます。フィールドを選択すると、「初期値」フィールドは使用できません。
- インポート済み変数タイプ
- インポート済みタイプを定義すると、インポート済みのそれぞれのタイプに指定した短縮名が タイプ・リストにリストされます。短縮名を指定しないと、完全修飾クラス名がリストされます。
- インポート
- 「インポート」ダイアログを表示するには、「インポート」をクリックします。「インポート」ダイアログのフィールドに ついて以下で説明します。
インポート済みタイプの詳細については、 「マクロ・プログラミング・ガイド」を参照してください。
- インポート済みタイプ
- マクロで作成されたインポート済みタイプをリストします。新しいインポート済みタイプを作成するには、「<new imported type>」をクリックします。
インポート済み変数タイプは、外部 JAR または CAB ファイルでインプリメントされた 基礎となっている Java クラスに基づいています。
- 削除
- インポート済みタイプをリストから除去するには、「除去」をクリックします。
- クラス
- インポート済みタイプの基礎となっているクラスの完全修飾クラス名。もしあればパッケージ名を含みます。クラス名に使用できるのは、次の文字だけです。英数字、アンダースコア (_)、ハイフン (-)、ピリオド (.)。大/小文字は区別されます。Z and I Emulator for Web は、マクロが実行されるまで、クラスが存在するかどうかを確認しません。その時点で、クラスがクラスパスのどこかに検出されなければなりません。
- 短縮名
- インポート済みタイプを参照するためにマクロ内で使用できるオプションの短縮名。ここで短縮名を指定しないと、マクロ内でインポート済みタイプを参照するたびに 完全修飾クラス名を使用しなければなりません。
- 初期値
- この変数の初期値を指定します。初期値は、タイプが一致しなければなりません。
|
変数は、リストされた順にマクロ内で作成されます。現行変数に指定した初期値が他の変数を含む式である場合は、 それらの含まれる変数は現行変数より前にリストに出現しなければなりません。 |
- 標準変数タイプ
次の表に、標準タイプの変数の有効な初期値を示します。初期値は、インポート済みタイプに属するメソッドによって戻される値とすることができます。下の例では、$varImport$ はインポート済みタイプに属する変数です。
変数のタイプ |
有効な初期値 |
例 |
boolean |
ブール値 (true または false) |
true false $varImport.isEmpty()$ |
integer |
整数 (正、負、または 0) |
5 -3 $varImport.size()$ |
string |
テキスト・ストリング。これらは、ブール、整数、倍精度、ストリング、フィールド変数、および 実際のテキスト・ストリングの組み合わせとすることができます。 |
'123 Main Street' 'item ' + 56 'hello13' + 5 $varImport.toString()$ |
double |
倍精度数 |
4.2 1.0e4 -4.8e-3 $varImport.meters()$ |
- インポート済み変数タイプ
インポート済みタイプに属する変数に、次の種類の項目を割り当てることができます。
- NULL
注:この値を表すには、キーワード NULL を使用します。空ストリング ("") も値 null を示します。インポート済みタイプに属する未初期化変数は、null の値を持つものとして扱われます。
- 同じインポート済みタイプに属する別の変数。例:
$varImport2$
- コンストラクターまたはメソッドによって戻された同じインポート済みタイプに属する戻り値。例:
$new MyClass( 'Application', 1505, true )$
- 上記の項目を解決する式。
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