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マクロ画面の編集: 説明

画面を識別するためにマクロが使用する記述子をリストします。マクロ・スクリプトの構文の詳細については、 「マクロ・プログラミング・ガイド」を参照してください。

「画面名」を除くどのフィールドでも、 フィールド値として変数名または演算式を使用できます。これらの変数名および式は、テキスト域に直接入力するか、 またはリストから新しい記述子または<Expression>を選択してそのリストに追加できます。

変数名は次の形式にする必要があります。$var_name$。ここで var_name には英数字、ダッシュ記号、および下線記号を使用できます。変数名はドル記号で囲まなければなりません。変数名の大文字小文字は区別されます。

詳細については、「マクロ・プログラミング・ガイド」を参照してください。

記述子
選択された画面に対して定義されているすべての記述子をリストします。記述子は、マクロが画面を識別するために使用される属性です。表示されるそれぞれの新規画面で、マクロは、セッション・ウィンドウにあるものと、定義済みのそれぞれの画面の記述子のリストを一致するものが見付かるまで比較します。1 つの記述に複数の画面が一致することのないように、記述子は可能なかぎり固有なものでなければなりません。こうした画面競合が起こった場合には、間違った画面で間違ったアクションが実行される可能性があります。これは、実行中のある時点で画面認識障害を起こすことがあり、 その結果、マクロのタイムアウト・エラーが起こります。

デフォルトでは、マクロ管理マネージャーがマクロを記録すると、 画面を識別するために OIA とフィールド数記述子が定義されます。これが適切である場合には、このタブで変更を行う必要はありません。ただし、画面認識をより厳密で正確にするために、ストリング記述子を追加することをお勧めします。

記述子を変更するために、記述子リストから記述子を選択してください。それぞれの記述子の名前は、記述子のタイプと記述子の内容に基づいて自動的に作成されます。新しい記述子を作成するには、作成したい記述子の該当タイプ (例えば、<new string descriptor>) を選択してください。1 つの画面で持つことができるのは、1 つのカーソル、1 つのフィールド数、および OIA 記述子だけです。複数のストリングと属性記述子を持つことができます。

画面は、次のタイプの記述子のいずれかによって認識されます。

複数の記述子をオプションとして定義する場合は、最初のオプション記述子が一致すると、 他のオプション記述子は無視されます。

定義済みの記述子を削除するためには、記述子を選択して「削除」をクリックします。

自動キャプチャーは、現行セッション・ウィンドウに表示されている現行の値に基づいて自動的に記述子を作成します。定義する記述子のタイプを選択することができます。このオプションを使用する場合には、正しいセッション画面が表示されていることを確認してください。値を「ホスト ID」フィールドに入力した場合、およびホスト ID によって参照されたセッションがアクティブである場合は、そのホスト ID によって参照されたセッションのセッション・ウィンドウから情報を自動的に取り込むことができます。「ホスト ID の指定」を参照してください。

ストリング

画面上の既知の位置に表示されたストリングに基づいて画面を識別します。行と桁の値を入力するか、またはセッション画面をクリックするとこれが前景に表示されます。マクロ・エディターが開いている場合は、セッション画面が前面に来るように、 マクロ・エディターを動かす必要があります。ストリングを囲む長方形を描いてストリングを選択します。これで、開始行と開始列および終了行と終了列フィールドが自動的に入力されます。選択されたエリア内のストリングを「ストリング」フィールドにコピー、および貼り付けします。

開始行
マクロが画面の最上部からストリングを探す開始行位置。負の数は、画面の下部からカウントを開始します。
開始列
マクロが左端列から始めてストリングを探す開始列位置。負の数字を使用すると、画面の右側からカウントが開始されます。
終了行
マクロが、長方形の中でストリングを探す終了行位置。終了行と終了列の両方が指定されている場合には、マクロは長方形の中でストリングを探します。
終了列
マクロが長方形の中でストリングを探す終了列位置。終了行と終了列の両方が指定されている場合には、マクロは長方形の中でストリングを探します。
ストリング
画面の識別に使用されるストリング。
大文字小文字を区別しない
偽を選択すると、ストリングは大文字小文字を区別します。
オプション
ストリングは画面の認識には必要ありません。画面を認識するためには、最低 1 つのオプションの記述子が一致しなければなりません。このオプションは、例えば、2 つのストリングのうちの 1 つが画面上に表示される場合に使用します。両方をオプションの記述子として定義することができます。しかし、この画面を認識するためには、少なくとも 1 つのオプションの記述子が一致する必要があります。このオプションは、ユーザーが複数の記述子をオプションとして指定したものと見なします。オプションとして記述子が 1 つしか指定されていない場合には、それが必須となります。
逆ディスクリプター
真を選択すると、この記述子で定義されたストリングは、開始行、開始列、終了行、 および終了列で定義されたエリアに表示されません。
ホスト ID
この記述子の適用先のセッション。このマクロを起動するセッションに記述子が適用されるようにするには、「ホスト ID」フィールドをブランクのままにしておきます。「ホスト ID の指定」を参照してください。
行および桁には負の数を入力することができます。負の数は、一番下の行からの仮想位置です。終了行および終了桁が指定されていない場合は、開始行および開始桁は絶対位置として使用されます。

カーソル

カーソルの位置に基づいて画面を識別します。カーソル位置を指定するか、画面上の位置をクリックしてから「矢印の画像」をクリックして、セッション画面上のカーソルの現在位置が正しいことが分かっている場合はその位置を使用します。

カーソルの行の位置。
カーソルの列の位置。
オプション
カーソルの位置は画面の認識には必要ありません。画面を認識するためには、最低 1 つのオプションの記述子が一致しなければなりません。このオプションは、例えば、2 つのカーソル位置のうちの 1 つが画面上に表示される場合に使用します。両方をオプションの記述子として定義することができます。この画面を識別するためには、少なくとも 1 つのオプションの記述子が一致する必要があります。このオプションは、ユーザーが複数の記述子をオプションとして指定したものと見なします。オプションとして記述子が 1 つしか指定されていない場合には、それが必須となります。
逆ディスクリプター
「true」を選択した場合は、この記述子で定義されたカーソルは指定したカーソルの行および桁にあってはなりません。
ホスト ID
この記述子の適用先のセッション。このマクロを起動するセッションに記述子が適用されるようにするには、「ホスト ID」フィールドをブランクのままにしておきます。「ホスト ID の指定」を参照してください。

属性

画面を指定された行および桁位置のプレーン属性 (カラー、フィールド、または拡張フィールド) によって識別します。属性位置を指定するか、セッション画面上のカーソルの現在位置が正しいことが分かっている場合には、「現行」をクリックしてその位置を使用してください。

属性の行の位置。
属性の列の位置。
データ・プレーン
属性値に関連付けられたプレーンを指定します。
属性値
このデータ・プレーンの属性を定義する 16 進値。値をグラフ表示で選択するためには「属性の編集」をクリックしてください。

注: 属性値は単一引用符で囲む必要はありません。詳しくは、 「マクロで変数および演算式を使用」を参照してください。

オプション
プレーン属性は画面の認識には必要ありません。画面を認識するためには、最低 1 つのオプションの記述子が一致しなければなりません。このオプションは、例えば、複数の属性が画面上に表示される場合に使用します。両方をオプションの記述子として定義することができます。この画面を識別するためには、少なくとも 1 つのオプションの記述子が一致する必要があります。このオプションは、ユーザーが複数の記述子をオプションとして指定したものと見なします。オプションとして記述子が 1 つしか指定されていない場合には、それが必須となります。
逆ディスクリプター
真を選択すると、この記述子で定義された属性はセッション画面に表示されません。
ホスト ID
この記述子の適用先のセッション。このマクロを起動するセッションに記述子が適用されるようにするには、「ホスト ID」フィールドをブランクのままにしておきます。「ホスト ID の指定」を参照してください。

フィールド数および OIA

次のいずれかによって画面を識別します。

フィールド数 (Number of Fields)
画面上のフィールドの合計数。
オプション
すべての記述子の結合ブール結果を真と評価するために、記述子を真に評価するかどうかを指定します。「マクロ・プログラミング・ガイド」の「記述子の評価」を参照してください。
逆ディスクリプター
このオプションを true に設定すると、マクロ・ランタイムは、記述子の評価時に結果を逆転することになります。
  • 記述子が true に評価されると、マクロ・ランタイムは結果を false に変更します。
  • 記述子が false に評価されると、マクロ・ランタイムは結果を true に変更します。
ホスト ID
この記述子の適用先のセッション。このマクロを起動するセッションに記述子が適用されるようにするには、「ホスト ID」フィールドをブランクのままにしておきます。「ホスト ID の指定」を参照してください。
入力フィールド数 (Number of Input Fields)
画面上の入力フィールドであるフィールドの合計数。
オプション
すべての記述子の結合ブール結果を真と評価するために、記述子を真に評価するかどうかを指定します。「マクロ・プログラミング・ガイド」の「記述子の評価」を参照してください。
逆ディスクリプター
このオプションを true に設定すると、マクロ・ランタイムは、記述子の評価時に結果を逆転することになります。
  • 記述子が true に評価されると、マクロ・ランタイムは結果を false に変更します。
  • 記述子が false に評価されると、マクロ・ランタイムは結果を true に変更します。
ホスト ID
この記述子の適用先のセッション。このマクロを起動するセッションに記述子が適用されるようにするには、「ホスト ID」フィールドをブランクのままにしておきます。「ホスト ID の指定」を参照してください。
OIA が禁止解除になるまで待機。
このオプションを true に設定すると、 このオプションを false に設定すると、
オプション
すべての記述子の結合ブール結果を真と評価するために、記述子を真に評価するかどうかを指定します。「マクロ・プログラミング・ガイド」の「記述子の評価」を参照してください。
逆ディスクリプター
このオプションを true に設定すると、マクロ・ランタイムは、記述子の評価時に結果を逆転することになります。
  • 記述子が true に評価されると、マクロ・ランタイムは結果を false に変更します。
  • 記述子が false に評価されると、マクロ・ランタイムは結果を true に変更します。
ホスト ID
この記述子の適用先のセッション。このマクロを起動するセッションに記述子が適用されるようにするには、「ホスト ID」フィールドをブランクのままにしておきます。「ホスト ID の指定」を参照してください。

条件

true または false として評価される式を指定します。式が true の場合には、(これが唯一の記述子で、逆記述子とオプションのチェック・ボックスが設定されていないと仮定すれば) この条件が属するマクロ画面は、次に処理する画面として認識されます。式が false の場合には、(同じ仮定のもとで) マクロ画面は認識されません。

式の構文は、条件アクションの式の構文と同じルールに従います (「アクション」を参照)。具体的には、次のとおりです。

変数更新

変数を新規の値で更新します。

名前
更新する変数の名前を選択します。
タイプ
現在選択されている変数のタイプを表示します。変数が現行マクロで定義されていない場合は、タイプは表示されません。
任意の有効な式、例えば 'hello'、5、または $var$ + 1。
現行カーソル位置
「現行」をクリックすると、現行カーソル位置における画面の内容が変数に割り当てられます。マクロを実行すると、指定したカーソル位置における画面の内容が変数の値になります。「現行」はフィールド変数にのみ使用可能です。