この練習では、マクロ管理プログラムの記録機能について説明します。ホスト・アプリケーションはさまざまであるため、 このステップがすべてのホスト・アプリケーションに当てはまるとは限りません。ユーザーの特定アプリケーション用にマクロをカスタマイズするのは、ユーザー次第です。
この練習では、IBM の OfficeVision/VM アプリケーションを使用しています。ユーザーのホストが OfficeVision を使用している場合は、非常に便利です。そうでない場合は、ユーザー独自のアプリケーション用にマクロをカスタマイズするガイドが、 イタリック体 のコメントで記載されています。メニュー・アプリケーションは、この練習に最適です (ISPF は、TSO で使用している場合は、適しています)。開始する前に、セッションが開始されていること、 およびご使用のホスト・システムにログオンしていることを確認してください。
必要な場合は、忘れずに「ヘルプ」ボタンをクリックしてください!
- ツールバーで「マクロ管理プログラム」をクリックします。
- 「記録」をクリックします。
- 「新規 (New)」をクリックする。
- 以下の情報を入力してください。
- 名前 - Exer1
- 記述 - Macro Recording Exercise (テキストが折り返されてもかまいません。継続したストリングとして保管されるからです)
- 「OK」をクリックします。これで、記録モードになります。これからのすべてのキー・ストロークが、マクロに記録されます。
- ホスト・システムのプロンプトで、profs と入力し、Enter を押します。ここで、ユーザーのアプリケーションのコマンドを代わりに使用します。例えば、ISPF を使用している場合は、TSO プロンプトから profs の代わりに ispf と入力します。
- スマート待機時間を挿入します。「スマート待機時間」ボタンをクリックし、以下を行います。
- 「フィールド数」を調べます。
- 「入力フィールド数」を調べます。
- 「キーワード」フィールドに OfficeVision / VM を入力します (注: 「入力待ち」では大/小文字を区別します)。 ホスト・アプリケーションの最初の画面に固有のキーワードに置き換えます。
- 「タイムアウト」フィールドに 5000 と入力します (待ち時間 5 秒)。
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ホスト・アプリケーション画面のフィールド数が変化する場合は、 記録されているフィールド数が、画面上の実際の数と異なる場合があるため、 スマート待機時間が一致しない場合があります。その場合は、マクロを再記録し、フィールド数は使用しないでください。 |
- メニュー項目のプロンプトを追加します。「プロンプト」をクリックし、以下を行います。
- 行および桁位置は編集しないでください。カーソルは、OfficeVision コマンドを入力する必要がある位置に既に配置されています。ユーザーのアプリケーションでのプロンプトの配置場所を調整する必要がある場合は、ウィンドウ内の値を調整するか、または「キャンセル」をクリックし、カーソルをマウス (矢印キーではなく) で正しい位置に移動させて「プロンプト」ボタンを再度クリックします。この練習用の OfficeVision を使用していない場合は、メニュー・コマンドを入力した場所にカーソルを配置する必要があります。
- プロンプトに Enter Menu Choice と指定します。
- デフォルト値として filelist と入力します。デフォルトのメニュー・コマンドを追加します。
- 「OK」をクリックします。プロンプト・ウィンドウが表示されます。これにより、ユーザーは、 正常に継続するためにアプリケーションに必要な、いかなるテキストでも入力することができます。通常は、プロンプト・ウィンドウのデフォルト値をそのままにして、 「OK」をクリックしてかまいません。プロンプトは、テキストを画面上にのみ配置します。 ユーザーが、PF キーを押すなど、他にも行いたいことがある場合に備えて、 プロンプトによって Enter が押されることはありません。
- Enter キーを押します。filelist コマンドが入力されます。コマンドをホストへ送信するキーを押してください。
- PF11 を押します。これにより、リスト内の最初のファイルの XEDIT モードに入ります。
- 「停止」をクリックします。これで実行完了です!マクロに記録させたい任意のステップを行ってから、 「停止」をクリックします。
開始した画面へ戻り「再生」をクリックして、マクロをテストします。
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マクロ機能は、各画面上のフィールド数を監視することにより、 自動画面認識を実行します。フィールド数が、画面を認識するために十分な方法ではないと確信していない限り、 すべての画面にスマート待機時間を追加する必要はありません。IBM のコールアップ・アプリケーションは、 検索する名前の長さによってカーソル位置が異なるため、 スマート待機時間が必要な場合のよい例です。 |
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