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LDAP へのマイグレーションの考慮点

このセクションには、 LDAP で Z and I Emulator for Web を使用する場合の重要な情報が記載されています。LDAP を使用する前に、このセクションを読んで理解する必要があります。

LDAP を使用すると、ユーザーを階層ツリーのグループに配列することにより、Z and I Emulator for Web の構成情報を管理することができます。1 つのグループは、1 つ以上のサブグループを子として持つことができ、 各サブグループは、親グループによって定義されたセッションのすべてを継承します。ユーザーは、いずれか 1 つのグループの即時メンバーになることができ、 自分の継承ツリー内のすべてのグループからセッションを継承します。これは、非常に多くのユーザーおよびサブグループ用に上位グループのセッションを定義し、 それらをより数少ないユーザー用の下位グループにカスタマイズできるということを意味します。また、ユーザーは複数のグループに属することはできないということも意味します。

LDAP へのマイグレーションによって現在の親グループ構造およびユーザー構成を変更しますか?

はい。Z and I Emulator for Web の専用データ・ストアが階層的に配置されていないため、 LDAP ディレクトリーへ構成情報をマイグレーションすると、ユーザーとグループの間の関係は変更されます。特に、すべてのグループとそのセッションは、LDAP ディレクトリーのルート・グループの子になり、 すべてのユーザーは、 自身がマイグレーション前のメンバーだったいずれか 1 つのグループのメンバーになります。 詳細については、マイグレーション・ログを参照してください。また、この変更により、複数のグループのメンバーとなっているユーザーは、 マイグレーションの結果として構成情報を失うことになります。

構成情報をマイグレーションしないという選択をしたらどうなりますか?

専用データ・ストア内に定義されているどのユーザー、グループ、およびセッションにも、 ログオン・ウィンドウまたは管理ウィンドウからアクセスできなくなります。既に存在しない場合は、Z and I Emulator for Web は、 「password」というパスワードを持つ「admin」という名前の単一の管理ユーザー ID を作成します。

マイグレーションを行うと、 専用データ・ストア内の構成情報にはどのようなことが起こりますか?

保存され、マイグレーション・プロセスによる変更はありません。しかし、最新の更新も反映しません。構成情報への変更は、LDAP ディレクトリーを使用する際に、 その LDAP ディレクトリー内のみで更新されます。

マイグレーションを行い LDAP の使用を開始した後では、 どのようにして Z and I Emulator for Web の専用データ・ストアを使用する状態にスイッチバックするのですか?

「ディレクトリー」タブの「ディレクトリー・サービス (LDAP) の使用」ボックスをクリアし、 「適用」をクリックします。これにより、LDAP ディレクトリーが使用不可になり、Z and I Emulator for Web は、専用データ・ストアからユーザーおよびグループの情報を検索し始めます。

構成を Z and I Emulator for Web の専用データ・ストアに戻すマイグレーションの方法はありますか?

いいえ。 LDAP ディレクトリーから Z and I Emulator for Web の専用データ・ストアへのマイグレーションは、 サポートされていません。

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