インフォメーション・センター

ヒンディ語使用可能化の理解


サポートされているプラットフォームを検討する
Windows 2000 および Windows XP 用のヒンディ語モノスペース・フォントを指定する
ワークステーションの構成
セッション構成の変更
キーボードをヒンディ語とローマ字の間で切り替える
言語シフト状況を識別する
切り取り、コピー、および貼り付け機能を使用する
ファイル転送を使用する
ヒンディ語クラスターの理解
矢印、Backspace、Delete、および Insert の各キーの動作の理解
制限および回避策

サポートされているプラットフォームを検討する

ヒンディ語セッションは、Windows 2000 および Windows XP オペレーティング・システムで稼働します。Windows のインストール中に、インド語言語グループを選択します。インストール後に言語グループをインド語に変更することができます。

  1. 「設定」>「コントロール パネル」>「地域のオプション」>「全般」と選択します。
  2. システム・フィールドの言語設定で、インド語を選択します。
  3. システムをリブートします。

サポートされているブラウザー

以下のブラウザーは、Z and I Emulator for Web のヒンディ語使用可能化でサポートされています。

サポートされるプラグイン

Z and I Emulator for Web のヒンディ語使用可能化のために IBM Java 2 プラグイン および Sun Java 2 プラグイン (JRE1.4) がサポートされています。

Sun Java 2 プラグイン (JRE1.3) は現在サポートされていません。このプラグインはヒンディ語 UNICODE 文字を構成しないためです。

サポートされるバージョンの Netscape および Internet Explorer で IBM Java 2 プラグイン を使用するには、以下のようにします。

  1. IBM Java 2 プラグインを http://www.ibm.com/developerworks/java/からダウンロードします。
  2. Sun Java 2 プラグインがインストールされている場合は、これをアンインストールします。
  3. IBM Java 2 プラグインをインストールします。
  4. IBM プラグインをインストールしたディレクトリーで、¥jre¥lib¥security¥java.security ファイルで参照される IBM セキュリティー・プロバイダーを変更します。以下はその変更前と変更後です。
    security.provider.2=com.ibm.crypto.provider.IBMJCA
    から
    security.provider.2=com.ibm.crypto.provider.IBMJCE
  5. ブラウザーを再始動します。

サポートされるバージョンの Netscape および Internet Explorer で Sun Java 2 プラグイン (JRE) を使用するには、以下のようにします。

  1. Sun Java 2 プラグイン (JRE) を http://java.sun.com からダウンロードします。
  2. Sun Java 2 プラグインを JRE でインストールします。
  3. ブラウザーを再始動します。

Windows 2000 および Windows XP 用のヒンディ語モノスペース・フォントを指定する

Z and I Emulator for Web は、Windows 2000 および Windows XP 上のヒンディ語セッションでモノスペース・デーバナーガリー文字フォントを使用します。クライアントで、モノスペース・デーバナーガリー文字フォントをインストールするには、以下のようにします。

  1. クライアントの Windows フォント・ディレクトリーにフォント・ファイルをダウンロードします。
  2. 以下のようにブラウザー設定を変更します。

ワークステーションの構成

ヒンディ語のワークステーションを構成するには、該当するコード・ページを設定します。

  1. 「クライアント」ウィンドウの下の「セッションの追加」ボタンをクリックします。
  2. 追加する 5250 ディスプレイ・セッションを右マウス・ボタン・クリックします。
  3. 「コピー」をクリックします。
  4. 宛先アドレスを入力して、ホスト・コード・ページで 1137 ヒンディ語を選択します。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. 「閉じる」をクリックして、「セッションの追加」ウィンドウを閉じます。「構成済みセッション」ウィンドウにアイコンが追加されます。

セッション構成を変更する

ヒンディ語のワークステーション構成を変更するには、以下のようにします。

  1. 構成された 5250 ディスプレイ・セッション・アイコンを右マウス・ボタン・クリックします。
  2. 「プロパティー」をクリックします。
  3. 各タブで必要な情報を変更してください。
  4. 「OK」をクリックします。

キーボードをヒンディ語とローマ字の間で切り替える

キーボードをヒンディ語とローマ字の間で切り替えるには、次のキー組み合わせを使用します。

デフォルトのキー・マッピング  言語
Ctrl+N ヒンディ語
Ctrl+L  ラテン語 

言語シフト状況を識別する

キーボードがヒンディ語シフトになっている場合には、標識 HI がオペレーター情報域 (OIA) に表示されます。

切り取り、コピー、および貼り付け機能を使用する

切り取り、コピー、および貼り付けは、ヒンディ語表示モードでサポートされています。キーボードを使用してテキストをコピーして切り取ることができます。テキストにマーク付けのためにキーボード機能 (Shift + 矢印キー) を使用すると、ヒンディ語カーソル位置にトリミング長方形が表示されます。

ファイル転送を使用する

ヒンディ語の場合、ローカル・ワークステーションとホストの間でファイルを転送する時には、ホスト・コード・ページで 1137 ヒンディ語を選択します。

ヒンディ語は、UNICODE のみでサポートされているので、ASCII 転送オプションはヒンディ語ファイル転送には適用されません。UNICODE 転送オプションを使用して、「テキスト」モードでファイルを転送します。セッションにヒンディ語コード・ページがある時は、転送オプション UNICODE が「テキスト」モード転送のデフォルトです。

UNICODE 形式でローカル・ファイルを転送します。ローカル・ファイルを転送するために UNICODE 形式を使用しないと、以下のエラー・メッセージが表示されます。

                 ECL0146 ローカル・ファイル・システムからの読み取り中にエラーが起こりました。

ヒンディ語クラスターの理解

クラスターは、 内部的には複数の文字で表されることがある、画面上の単一文字です。ヒンディ語の 2 つ以上の個々の文字を結合して、 絵文字またはクラスターを形成したり、構成したりできます。クラスター内の文字数はさまざまです。

クラスター内の文字数を調べるには、Unicode Ligation と ISCII の規則が使用されます。Unicode Consortium で定義されている 15 の Unicode Ligation 規則は、Addison Wesley Publishing Company 発行の Unicode Consortium による資料「The Unicode Standard Version 3.0 」で参照できます。

Unicode 規則だけでなく、Indian Script Code for Information Interchange(ISCII) 規則でもクラスターは識別されます。ISCII 規則は、以下のとおりです。

 規則 1: 文字 I(¥u0907) + Nukta(¥u093C) は、文字母音の L(¥u090C) を形成する
規則 2: 母音符号母音の R(¥u0943) + 符号 Nukta(¥u093c) は、母音符号母音の Rr(¥u0944) を形成する
規則 3: Candrabindu(¥u0901) + 符号 Nukta(¥u093c) は、Om(¥u0950) を形成する
規則 4: 文字母音の R(¥u090b) + 符号 Nukta(¥u093c) は、文字母音の Rr(¥u0960) を形成する
規則 5: 文字 Ii(¥u0908) + 符号 Nukta(¥u093c) は、文字母音の LI(¥u0961) を形成する
規則 6: 母音符号 I(¥u093f) + 符号 Nukta(¥u093c) は、母音符号母音の L(¥u0962) を形成する
規則 7: 母音符号 Ii(¥u0940) + 符号 Nukta(¥u093c) は、母音符号母音の LI(¥u0963) を形成する
規則 8: Danda(¥u0964) + 符号 Nukta(¥u093c) は、符号 Avagraha(¥u093d) を形成する
規則 9: 子音 + Halant(¥u094d) + Halant(¥u094d) + 子音は、子音 + Halant(¥u094d) + ZWNJ + 子音を形成する
規則 10: 子音 + Halant(¥u094d) + Nukta(¥u093c) + 子音は、子音 + Halant(¥u094d) + ZWJ + 子音を形成する

ISCII 規則にも基づき、Z and I Emulator for Web ヒンディ語使用可能化では、 最大で 5 個の子音により、 クラスターを形成することができます。クラスターに 5 個を超える子音が含まれている場合は、 最初から 5 個までの子音だけがクラスターとして扱われます。残りの文字は、5 子音規則に基づいて、別のクラスターを形成します。

矢印、Backspace、Delete、および Insert の各キーの動作の理解

矢印、Backspace、Delete、および Insert の各キーには、 クラスターの構成上の理由から、 ヒンディ語セッションでいくつかの特別な動作があります。

これらの動作を説明するのに使用される用語の中には、以下が含まれます。

文字またはコード・ポイント
セマンティック値を持つ、書き込まれた言語の最小コンポーネント
絵文字またはクラスター
文字が表示される時に持つ形状

単一絵文字またはクラスターは、 単一文字または複数の文字に対応させることができます。クラスターとそれに関する構成について理解するには、「ヒンディ語クラスターの理解」を参照してください。

制限および次善策

一般的な制限
ヒンディ語セッション用の IBM プラグイン・サポート

一般制限


ヒンディ語セッション用の IBM プラグイン・サポート

IBM Java 2 プラグインでヒンディ語セッションをサポートするには、Windows Plug-in、 (Z and I Emulator for Web 1.0 に付属しています) を使用します。