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接続

セッション名
宛先アドレス
宛先ポート
宛先アドレスのプロンプト
プロトコル
自動接続
自動再接続
タイムアウト (ミリ秒)
遅延 (ミリ秒)
再試行回数
ホスト・タイプ
QUOTE コマンドの開始
データ接続モード
ロック

セッション名
ユーザーによって付けられるセッションの名前。この名前はセッション・ウィンドウの上部のセッションのアイコンの下に表示されます。

宛先アドレス
セッションの接続先にしたい FTP サーバーのホスト名または TCP/IP アドレス。これは Z and I Emulator for Web サーバー (セッションがリダイレクターを通じて接続される場合)、 通信サーバー/ゲートウェイ、またはホスト・システムにすることもできます。

このフィールドにアスタリスク (*****) が表示される場合には、この値を非表示にするよう管理者がこのセッションを構成しています。

宛先ポート
ターゲット・サーバーが接続について listen するポート番号。セッションが Z and I Emulator for Web リダイレクターに接続する場合には、この番号はリダイレクターのローカル・ポート番号と一致しなければなりません。

デフォルト・ポートは、FTP の場合 21 です。

このフィールドにアスタリスク (*****) が表示される場合には、この値を非表示にするよう管理者がこのセッションを構成しています。

宛先アドレスのプロンプト
「はい」に設定すると、FTP ログインの際に宛先アドレスおよびポートを入力するように、ユーザーにプロンプトが出されます。

デフォルトは「いいえ」です。

プロトコル
リストから、以下のセキュリティー・プロトコルの 1 つを選択します。

FTP
ワークステーションと FTP サーバーとの間で非セキュア接続を使用可能にします。
FTP - TLS
Transport Layer Security (TLS) を使用可能にします。TLS バージョン 1.0 は、Z and I Emulator for Web クライアントのデフォルトのセキュリティー・プロトコルです。TLS を使用すると、TLS バージョン 1.0 から SSL バージョン 3.0 へのセキュリティー折衝が可能になるので注意してください。
FTP - SSL のみ
SSL バージョン 3.0 セキュリティーを使用可能にします。サーバーが正常に TLS 接続を折衝できない場合のみ、このプロトコルを選択してください。
SSH
バイナリー・モードでの Secure Shell (SSH) ファイル転送を使用可能にします。Z and I Emulator for Web は、SSH バージョン 2 のサブセットをサポートしています。

デフォルトは「FTP」です。

自動接続
セッションを自動的にターゲットの FTP サーバーに接続します。これを「いいえ」にすると、セッションを接続するたびにセッション・メニューで「接続」をクリックする必要があります。

デフォルトは「はい」です。

自動再接続
「はい」に設定すると、接続で障害が起こった場合に、セッションを自動的にターゲットの FTP サーバーに再接続します。これを「いいえ」に設定すると、セッションを再接続するには、 セッション・メニューの「接続」をクリックする必要があります。

デフォルトは「はい」です。

タイムアウト (ミリ秒)
FTP 接続タイムアウトをミリ秒で設定します。接続が絶対にタイムアウトにならないようにするには、この値を 0 に設定します。

デフォルトは 60000 です。

遅延 (ミリ秒)
接続の再試行間の遅延をミリ秒で設定します。「自動再接続」は、「はい」に設定する必要があります。

デフォルトは 1000 です。

再試行回数
接続試行の最大数を設定します。値を 0 にすると、接続が確立されるまで、または試行を取り消すまで、セッションは FTP サーバーへの接続を試行します。「自動再接続」は、「はい」に設定する必要があります。

デフォルトは 5 です。

ホスト・タイプ
FTP サーバーのディレクトリー/ファイル形式スタイルを定義します。有効値は自動選択、MS-DOS、MVS、Novell、OpenVMS、OS/2、i5/OS、OS/400、OS/400-Unix、Unix、および VM です。

デフォルトは「自動選択」です。この値を変更するのは、リモート・システムのファイル・リストの表示で問題が起こっている場合 (例えば、リモート・ファイル・リストのパネルに表示されるのがファイル・フォルダーだけで、他のデータが表示されない場合や、データ形式が正しくない場合) だけにしてください。

「ホスト・タイプ」を変更せずに、あるいは 2 つの異なる FTP セッションを定義せずに、MVS データ・セットと HFS ディレクトリーの内容をリストする場合は、「ホスト・タイプ」に「自動選択」を選択してください。有効な「ディレクトリー」フィールドを使用して、PDS データ・セットまたは HFS ディレクトリーの内容をリストできます。例えば、user.linklib というパスでは、 user.linklib データ・セットのメンバーがリストされ、/usr というパスでは usr の HFS ディレクトリーの内容がリストされます。

「自動選択」を選択すると、FTP クライアントは SYST または PWD 応答ストリングを使用して、サーバーのディレクトリー・スタイルを判断し、ホスト・タイプのいずれかの形式のデータを解析します。以下は、SYST または PWD 応答に基づくデフォルトのサーバー OS とホスト・タイプのマッピングです。

サーバー OS タイプ ホスト・タイプ
OS/390 または z/OS MVS または Unix
VMS または OpenVMS OpenVMS
OS/2 OS/2
OS/400 V4R3 以下 (ライブラリー・ファイル・システム) OS/400
OS/400 V4R4 以上 (IFS ファイル・システム) OS/400-Unix
Unix Unix
VM VM
Novell Netware Novell
Linux Unix
Windows システム Unix または MS-DOS
その他のシステム Unix

Z and I Emulator for Web FTP クライアントは Novell Netware オペレーティング・システムのディレクトリー・リストをサポートします。Novell FTP サーバーへの接続、そのファイルのブラウズ、およびファイルのアップロードとダウンロードが可能になります。

QUOTE コマンドの開始
セッションの開始時に、データの未解釈のストリングを FTP サーバーに送信します。セッションの開始時に、Quote コマンドの開始によって、FTP サーバー・サポートのオプションを設定できます。例えば、ホスト変換テーブルを設定するには、ダイアログ・ボックスに「site trans [translation table name]」と入力してください。

データ接続モード

アクティブ (PORT)
FTP クライアントは、データ接続に常にアクティブまたは通常モードを使用します。
自動
IPv6 FTP クライアントまたはサーバーで「自動」を選択すると、FTP クライアントは拡張受動転送を試みます。

IPv4 FTP クライアントまたはサーバーおよびセキュア接続で「自動」を選択すると、FTP クライアントは拡張受動転送を試みます。拡張受動転送が失敗すると、FTP クライアントはアクティブ転送を試みます。アクティブ転送が失敗すると、FTP クライアントは受動転送を試みます。

IPv4 FTP クライアントまたはサーバーおよび非セキュア接続で「自動」を選択すると、FTP クライアントはアクティブ転送を試みます。アクティブ転送が失敗すると、FTP クライアントは受動転送を試みます。

拡張受動 (EPSV)
FTP クライアントは受動データ接続の拡張受動を使用して、このコマンドをサポートする FTP サーバーまたは IPv6 FTP サーバーを保護します。
受動 (PASV)
FTP クライアントは、データ接続に常に受動モードを使用します。

デフォルトは「自動」です。

注:

ロック (Z and I Emulator for Web 管理者のみ)
ユーザーがセッションに関連した始動値を変更できないようにするには、「ロック」を選択します。ほとんどのフィールドは使用不可になっていて、ユーザーが値を変更することはできません。ただし、セッション・メニュー・バーまたはツールバーからアクセスした機能は変更できます。