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GB18030

GB18030 は、中国 (PRC) の政府によって定義された、PRC 内に含まれる国民の言語の文字をすべて含む文字エンコード標準の 1 つです。GB18030 が公表された後でリリースされた製品は、PRC 国内で販売するためにこの標準に準拠していなければなりません。

GB18030 の文字は 1 バイト、2 バイト、または 4 バイトのいずれかでエンコードされます。

Microsoft GB18030 サポート・パッケージ

Windows 2000、Windows XP、および Internet Explorer 6.0 は GB18030 をサポートしていますが、初期の Windows プラットフォームおよび Internet Explorer 5.5 はサポートしていません。

Microsoft GB18030 サポート・パッケージをダウンロードしてインストールするかどうかを判断するには、Microsoft 社に連絡してください。

Microsoft Global Software Development ホーム・ページは、現在次の URL でご覧になれます。
http://www.microsoft.com/globaldev

問題

中国語 (簡体字) 言語環境で実行中の Z and I Emulator for Web で、以下の問題が検出されました。

Java 2 対応ブラウザーを使用する Linux クライアントでは、GB18030 4 バイト文字が 3270 および 5250 ディスプレイ・セッションでは正しく表示されません。

Z and I Emulator for Web クライアントを Linux プラットフォーム (Java 2 対応ブラウザー、IBM Java 2 バージョン を使用、GB18030 サポートをインストール済み) で実行すると、4 バイトの GB18030 文字が誤って表示される場合、またはこの文字が 3270 および 5250 ディスプレイ・セッションでまったく表示されない場合があります。

これを修正するには、IBM Java 2 をアップグレードします。

Java 1 ブラウザーを使用する AIX では、中国語 (簡体字) 文字が 3270 または 5250 ディスプレイ・セッションでは入力できません。

Z and I Emulator for Web クライアントを Java 1 ブラウザーを使用する AIX プラットフォームで実行すると、ユーザーは中国語 (簡体字) 文字を 3270 または 5250 セッションで入力できません。

次善策は Java 2 対応ブラウザーおよびサポートされるバージョンの Java 2 を使用することです。

Java 2 対応ブラウザーを使用する Windows クライアントでは、 3270 および 5250 ディスプレイ・セッションで一部の GB18030 4 バイト文字が正しく表示されません。

問題

Windows クライアント (Java 2 ブラウザーを使用し、中国語 (簡体字) ロケールおよび Microsoft GB18030 サポート・パッケージを使用するクライアント付き) では、一部の GB18030 4 バイト文字が 3270 および 5250 ディスプレイ・セッションでは正しく表示されません。

文字が四角のブロックとして表示されることがあるか、あるいは全く表示されない場合があります。

Fix

アラビア語以外の言語から間違って表示される文字の場合は、その文字がユニコードにまだ追加されていないので、修正は存在していません。

アラビア語から間違って表示される文字の場合は、修正は以下のとおりです。

  1. IBM Java 2 をインストールします。


  2. 必要な場合は、 Microsoft GB18030 サポート・パッケージをインストールします。


  3. IBM WorldType フォント "Monotype Sans Duospace WT SC" 用フォント・ファイルをまだインストールしていない場合は IBM から入手します。フォント・ファイル名は mtsansds.ttf.です。


  4. IBM Java 2 ディレクトリー内のファイル font.properties.zh を以下のステップによって変更します。
    1. ファイルを ASCII エディターで開きます。IBM Java 2 が次のディレクトリーにインストール済みであることを前提としています。

      c:\Program Files\IBM\Java131


    2. 完全修飾ファイル名は次のとおりです。

      c:¥Program Files¥IBM¥Java131¥jre¥lib¥font.properties.zh

    3. 次の文字で始まる行を見つけます。
      monospaced.0=


    4. 以下の行を変更します。

      monospaced.0=SimSun-18030,GB2312_CHARSET
      monospaced.1=Courier New
      monospaced.2=Lucida Sans Typewriter Regular
      monospaced.3=Lucida Sans Regular
      monospaced.4=Monotype Sans Duospace WT SC,GB2312_CHARSET

      以下のように変更します。

      #monospaced.0=SimSun-18030,GB2312_CHARSET
      monospaced.0=Monotype Sans Duospace WT SC,GB2312_CHARSET
      monospaced.1=Courier New
      monospaced.2=Lucida Sans Typewriter Regular
      monospaced.3=Lucida Sans Regular

    5. ファイルを閉じます。


  5. ブラウザーを再始動します。

Java 2 対応ブラウザーを使用する Windows 2000 クライアントでは、一部の GB18030 文字が Z and I Emulator for Web デスクトップに正しく表示されません。

問題

Windows 2000 クライアント (Java 2 ブラウザー、および中国語 (簡体字) ロケールおよび Microsoft GB18030 サポート・パッケージを使用するクライアントを使用) では、一部の GB18030 文字が Z and I Emulator for Web デスクトップに正しく表示されません。

文字が四角のブロックとして表示されることがあるか、あるいは全く表示されない場合があります。

また、この問題はセッション・メニュー、メッセージ・ボックス、ヘルプ、およびその他の Z and I Emulator for Web テキストに影響を及ぼすこともあります。

この問題は、IBM WorldType フォント Monotype Sans Duospace WT SC がインストールされているか否かにかかわらず発生することがあります。

Fix

この問題の 1 つ以上の原因は以下のいずれかまたは両方であると考えられます。

この修正は以下のとおりです。

  1. Java 2 プラグインのバージョンを検査し、必要な場合はアップグレードします。
    1. Java 2 プラグインが Sun 提供のものである場合は、バージョンが Sun Java 2 プラグイン・バージョン 1.4 以上であることを確認します。そうでない場合は、バージョン 1.4 以上にアップグレードします。
    2. Java 2 プラグインが IBM 提供のものである場合は、バージョンが Z and I Emulator for Web と一緒に HCL によって配布されるバージョンであり、Windows クライアントによってダウンロード可能なバージョンであることを確認します。

  2. Windows 2000 ディスプレイ・プロパティーで影響をうける項目については、フォントが SimSun-18030 (Microsoft GB18030 サポート・パッケージから) または Monotype Sans Duospace WT SC (IBM から) になるように変更します。次の手順を実行します。
    1. 「スタート」>「設定」>「コントロール パネル」>「画面」をクリックします。
    2. 「デザイン」タブをクリックします。
    3. 項目の下のリスト・ボックスの中の以下の項目の場合: フォントを SimSun-18030 または Monotype SansDuospace WT SC に変更します。
      • 選択済み項目
      • メッセージ・ボックス
      • Z and I Emulator for Web デスクトップで問題が示されるその他のすべての項目。
    4. フォントを以下のように変更します。
      1. 「デザイン」タブの、項目の下のリスト・ボックスで、項目を選択します。例えば、「選択済み」を選択します。
      2. 「フォント」の下のリスト・ボックスで、SimSun-18030 または Monotype Sans Duospace WT SC を選択します。
    5. 「画面のプロパティー」パネルをクローズします。
    6. ブラウザーを再始動します。

自動 IME は中国語 (簡体字) OS/2 Warp 4 Convenient Pack 2 では正しく作動しません。

問題

中国語 (簡体字) プラットフォームで、英語 IME をデフォルトのシステム IME として選択すると、JVM は OS/2 IME を制御できません。これが原因で、自動 IME がオンになっていると、Z and I Emulator for Web は SBCS/DBCS IME モード間の切り替えに失敗します。

Fix

問題に対処し、デフォルト IME を変更するには、setime.cmd という名前のユーティリティーを HCL Z and I Emulator for Web サービス・キー・サイトからダウンロードし、実行します。 まだ登録していない場合は、このサイトで登録する必要があります。

setime.cmd ユーティリティーを使用するには、以下のステップを行ってください。

  1. 「OS/2 コマンド」ウィンドウを開きます。
  2. このユーティリティー (setime.cmd) を実行します。
  3. お気に入りの IME をデフォルトのシステム IME として選択してから、例えば、'09<enter>' と入力します。

自動 IME は Netscape 4.06 および中国語 (簡体字) ロケールでは作動しない場合があります。

Netscape 4.06 を使用する中国語 (簡体字) Windows NT では、入力方式エディターを使用している時に、正しい中国語文字を入力できない場合があります (この IME では、英数字に加えて 2 バイト文字を入力できます)。この問題は、最新のバージョンの Netscape 4.06 をインストールすることによって、解決できる場合があります。

IME ツールバーは中国語 (簡体字) OS/2 Warp 4 IBM Java 2 プラグイン付きでは消えます。

中国語 (簡体字) OS/2 Warp 4 IBM Java 2 プラグイン付きでは、IME ツールバーが DBCS の入力時に消えます。この問題は OS/2 が原因であり、中国語 (簡体字) OS/2 の次のリリースの修正パッケージ (Convenience Pak2) で修正されます。しかし、現状でも DBCS の入力はできます。

Netscape 4.x を使用する Linux クライアントでは、 GB18030 文字が正しく表示されません。

Netscape 4.x for Linux では GB18030 がサポートされません。したがって、Z and I Emulator for Web では、 Netscape 4.x を使用する Linux で GB18030 文字を正しく表示できません。この問題に出会ったら、Netscape 6.0 にアップグレードしてください。

Epson LQ1600KIII+ プリンターの PDT モードでは、印刷できるのは GB18030 からの中国語文字セットに入っている文字だけです。

PDT モードの Z and I Emulator for Web で Epson LQ1600KIII+ プリンターを使用している場合には、 印刷できるのは GB18030 からの中国語文字セット (27484 文字) のみです。GB18030 の非中国語文字 (20417 文字) は印刷できません。

これらの文字を印刷するには、PDT モードではなく Z and I Emulator for Web GDI 印刷モードを使用してください。

印刷できない文字には以下が含まれます。

  • 以下を含む記号 (9245):
  • ハングル音節 (11172)