日本語言語環境で実行されている Z and I Emulator for Web で、以下の問題が検出されました。
ホスト・コード・ページ 930 および 939 を使用した日本語 Windows NT 4.0 および Windows 98 では、ホスト・コード・ポイント X'41F2'-X'41FA' および X'446D'-X'446F' がクリップボードを介してコピーされる時には、それらは常に IBM 選択文字ではなく、NEC 選択文字に変換されます。
このシナリオは以下のとおりです。
この問題は、3270 ディスプレイ・セッションに表示されるカタカナ文字セットからのどの文字も長方形ボックスとして表示されるというものです。
この修正は、Sun Java 2 プラグインではなく IBM Java 2 プラグインを使用すること、および IBM WorldType フォント Monotype Sans Duospace WT J を使用することです。
パート 1:
Sun Java 2 プラグインではなく IBM Java 2 プラグインを使用するには、最初に Linux 用の IBM Java 2 プラグイン を入手してインストールしなければなりません。次に、以下の操作を行います。
/usr/local/netscape
にインストールされています/opt/IBMJava2-131
にインストールされています。 plugins
サブディレクトリーに以下のように変更します。cd /usr/local/netscape/plugins
libjavaplugin_oji.so
を以下のように名前変更します。mv libjavaplugin_oji.so libjavaplugin_oji.so.backup
ln -s /opt/IBMJava2-131/jre/bin/libjavaplugin_oji.so libjavaplugin_oji.so
パート 2:
IBM WorldType フォント Monotype Sans Duospace WT J を使用するには、最初にフォント・ファイル mtsansdj.ttf を次の Z and I Emulator for Web Support サポート・ページからダウンロードしなければなりません。。次に、以下の操作を行います。
/opt/IBMJava2-131
にインストールされています mtsansdj.ttf
を Java 2 プラグイン・インストール・ディレクトリーの fonts
サブディレクトリーにコピーします。fonts
ディレクトリーのパスは/opt/IBMJava2-131/jre/lib/fonts
です。 cd /opt/IBMJava2-131/jre/lib/fonts
fonts
ディレクトリーから、以下のように Linux ユーティリティー ttmkfdir
を 2 度実行します。ttmkfdir >fonts.scale
ttmkfdir >fonts.dir
パート 3:
ブラウザーを再起動します。
日本語 Windows NT または Windows 98 の US 101 キーまたは日本語 106 キーのキーボードでバックスラッシュを入力した場合には、円記号として表示されます。これは、Netscape 4 と Internet Explorer 4 の両方で問題となる可能性があります。
JVM の問題のために、以下の 2 バイト文字がバックスラッシュ (\) として表示されます。
これは韓国語および日本語の Win32 プラットフォームのブラウザー制限です。
ホスト・コード・ページ 930 および 939 を使用した AIX (日本語 EUC または 932) では、IBM 選択文字を正しく表示することができません。
したがって、文字を特定のシフト状況で入力するには、シフトまたは IME 状況を手操作で変更してください。
日本語の文字を入力したい場合は、2 バイト文字セット (DBCS) 入力キーを押してください。テキスト・フィールドが表示されます。このテキスト・フィールドには、ご使用のオペレーティング・システムで提供されている入力方式を使って、任意の日本語または英数字を入力することができます。また、このテキスト・フィールドでは Z and I Emulator for Web キー機能も使用できます。別のセッション操作を実行するためにウィンドウをクローズする必要はありません。
ウィンドウをクローズするには、DBCS (2 バイト文字セット) 入力キーをもう一度押してください。
このウィンドウをクローズするときには、日本語文字を入力するために使用した「入力方式」を必ず終了してください。「入力方式」を終了しないと、セッション画面に文字を入力できないことがあります。
Internet Explorer 4.0x や Netscape Communicator 4.0x などのブラウザーでは、Z and I Emulator for Web ウィンドウに文字を入力する日本語文字入力方式がサポートされています。この場合は、「日本語入力」ウィンドウを使用する必要はありません。
以下の制約は日本語ユニコード拡張コード・ページ (1390 -英数カナ拡張 (ユニコード)/1399 - 英数小文字拡張 (ユニコード)) サポートに適用されます。
Z and I Emulator for Web ホスト印刷が、MS 明朝体 (日本語 Windows で Z and I Emulator for Web のデフォルト)、または MS ゴシック体と一緒に Windows 固有のプリンター・インターフェース・モードで使用されると、ユーロ通貨記号は正しく印刷されません。
この問題は、MS 明朝と MS ゴシックがユーロ通貨記号を含まないことによります。
この問題を修正するには、IBM WorldType フォントである "Monotype Sans Duospace WT J" をインストールし、3270 プリンター・セッション構成の「ページ設定」タブにあるフォント・リスト・ボックスから、このフォントを選択してください。
Z and I Emulator for Windows と Z and I Emulator for Web では、日本語コード・ページ 1390 および 1399 用のコード・ページ変換に違いが存在します。HTML パラメーター、"UseHodCDRA1399" が作成され、パラメーターが false に設定されたときに、Z and I Emulator for Web は、Z and I Emulator for Windows と同じ変換テーブルを使用するようになっています。
EBCDIC コード・ポイント | UseHodCDRA1399=true の場合の Unicode 値 | UseHodCDRA1399=false (またはパラメーターが存在しない) の場合の Unicode 値 |
0x4260 | U+FF0D (Fullwidth hyphen-minus) | U+2212 (負符号 (-)) |
0x43A1 | U+FF5E (Fullwidth Tilde) | U+301C (Wave Dash) |
0x447C | U+2225 (Parallel To) | U+2016 (Double Vertical Line) |
0x444A | U+2015 (Horizontal Bar) | U+2014 (全角ダッシュ) |
0x426A | U+FFE4 (Fullwidth Broken Bar) | U+00A6 (Broken Bar) |
0xE9F3 | U+2212 (負符号 (-)) | U+FF0D (Fullwidth hyphen-minus) |
0xE9F4 | U+301C (Wave Dash) | U+FF5E (Fullwidth Tilde) |
0xDFE5 | U+2016 (Double Vertical Line) | U+2225 (Parallel To) |
0xDDB7 | U+2014 (全角ダッシュ) | U+2015 (Horizontal Bar) |
0xE9F5 | U+00A6 (Broken Bar) | U+FFE4 (Fullwidth Broken Bar) |