Linux および Windows プラットフォーム用の DBCS 言語の IBM WorldType フォント・パッケージは次の IBM Software Internet Service Delivery サイトからダウンロードできます。 http://www6.software.ibm.com/aim/home.html
WorldType フォントは AIX システムと同梱で出荷されています。AIX ユーザーが WorldType フォントを ZIEWeb サービス・キー・サイトからダウンロードする必要はありません。 |
以下のテーブルには追加情報が示されています。注: これらのフォントはシステム・フォントを置き換えません。
Monotype Sans Duospace WorldType フォント
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Font
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ファイル名
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国/地域
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Monotype Sans Duospace WT J | mtsansdj.ttf | 日本およびその他の国 |
Monotype Sans Duospace WT K | mtsansdk.ttf | 韓国 |
Monotype Sans Duospace WT SC | mtsansds.ttf | 中国 (中国語簡体字) |
Monotype Sans Duospace WT TC | mtsansdt.ttf | 台湾 (中国語 (繁体字)) |
カーソルが DBCS 文字に配置されているとき、Z and I Emulator for Web は、カーソル幅の自動変更をサポートしません。カーソル幅は常に同じです。
DBCS (2 バイト文字セット) 文字を 3270 または 5250 セッションで入力する場合は、DBCS 文字の始まっているところにシフトアウト (SO) 文字を、DBCS 文字の終わっているところにシフトイン (SI) 文字を挿入してください。
Z and I Emulator for Web は、必要な場所に自動的に SO/SI 文字を生成します。カーソルが 5250 DBCS 択一フィールドの最初の桁にあるときに DBCS 文字を入力すると、このフィールドは自動的に DBCS 文字使用可能フィールドとなり、DBCS 文字だけを受け入れます。フィールドの先頭に SBCS (単一バイト文字) 文字を入力すると、そのフィールドは自動的に SBCS 文字使用可能フィールドとなり、SBCS (英数) 文字だけを受け入れます。
DBCS 文字が 2 行に分割されると、半分の文字がその行の右端に表示され、特殊記号が次の行の左端に表示されます。
DBCS 言語で Z and I Emulator for Web を実行しているときに、以下の問題が検出されました。
Z and I Emulator for Web は、GB18030-2000 コード・ページ (GB18030 フェーズ 1 のみ/CCSID 1388) キャラクター・ディスプレイおよび 3270/5250 Unicode/ローカル・コード (GB18030) ファイル転送をサポートします。3270 ホスト印刷もサポートされますが、5250 ホスト印刷は、 サポートされる i5/OS または OS/400 によって異なります。
SAA 文字 (ホストのコード・ページには存在するが、ローカルのコード・ページには 存在しない文字) は、DBCS フォント (例えば、Gothic、gulimche、simiti) では定義 されず、Microsoft Internet Explorer では正しく表示することができません。日本語での一部の例は次のとおりです (X'xx' は EBCDIC 形式)。
X'4A': セント、 X'5F': 論理否定、X'A0': 上線、X'B1': 英国ポンド、X'E0': バックスラッシュSAA 文字のセント記号、論理否定記号、およびポンド記号は、DBCS バージョンの Microsoft Windows 98/ME 上および OS/2 上の Netscape 4.x では正しくコピーおよび貼り付けできません。これらの SAA 文字をコピーし貼りつけると、DBCS になり正しく表示されません。
ある Java 1 ブラウザー/プラットフォームの組み合わせでは、一部の SAA 文字 (ホストのコード・ページには存在しているが、ローカルのコード・ページ には存在していない文字) が正しく表示されません。以下のリストを参照してください。
これらの文字を正しく表示するには、Java 2 対応ブラウザーを使用してください。
以下の文字が正しく表示されません。
ポンド、破線、論理否定、円、上線
以下の文字が正しく表示されません。
セント、破線、論理否定
以下の文字が正しく表示されません。
セント、破線、論理否定
AIX での DBCS 入力は、AIX JVM の制約事項が原因で自動 IME モードではサポートされません。問題を回避するには、自動 IME モードをオフにしてください。セッション・プロパティーの「言語」タブで、「IME 自動開始」に「オフ」を選択してください。
TSO 環境では、1364、1371、1309、および 1399 コード・ページからの一部の半角文字は表示できません。これは、TSO コード・ページの修正が待たれる TSO 問題です。
マークされたエリアのトリム長方形内に分割された DBCS 文字が入っていると、「画面印刷」は、そのような DBCS 文字については、マークされたエリアのトリム長方形の内側に入っている部分しか印刷しません。
モノスペースの Z and I Emulator for Web セッション・フォント (MS Gothic や MS Mincho など) が PAGES フォントの 1 つにマップされる場合には、Windows 2000 プリンター・ドライバーを「フォントを置き換えない」に設定しなければ、「画面印刷」は行えません。デフォルトでは、MS Gothic および MS Mincho フォントは PAGES の Gothic および PAGES の Mincho フォントにマップされ、正しい画面印刷出力が得られません。
次の DBCS コード・ページは、Z and I Emulator for Web ファイル転送によってサポートされます。それぞれのオペレーティング・システムで拡張された一部の文字は正しく表示も変換もできないということに注意してください。
DBCS Linux/AIX では、候補ウィンドウが現行カーソル位置の下ではなく Z and I Emulator for Web セッション・ウィンドウのすぐ下に表示される場合があります。これは Linux/AIX の IM (Input Method) に候補ウィンドウを希望の位置に配置するインターフェースがないためです。実際の位置は Linux/AIX の IM により決定されます。
DBCS バージョンの Linux では、Linux IM (Input Method) に該当のインターフェースがないため、 自動 IME 機能が働きません。ユーザーは、DBCS を入力するときに従来どおり手動で IME をオンにする必要があります。
IME キーパッドでは、Backspace、Tab、および Enter キーが機能しません。
したがって、文字を特定のシフト状況で入力するには、シフトまたは IME 状況を手操作で変更してください。
Netscape を使用する AIX 上で Z and I Emulator for Web を使用していて、DBCS テキストを何行か選択しようとすると、ブラウザーは選択ボックスの上端が文字の行の中央を通るように、選択ボックスの上端を行の下半分に移動します。この状態で、この選択したテキストを切り取ろうとすると、 選択ボックスの上端のあった文字の行の上半分を除くすべてのテキストが消えます。つまり、切り取りたいテキストを全部は切り取っていないように見えます。
しかし、実際はそうではありません。画面を最新表示すると、半分の文字の行は消え、事前に切り取ったテキストを貼り付けると、元々選択したテキストが、切り捨てられたテキストを含めてすべて、表示されます。
これは、Netscape の制約です。
AIX 上で Netscape を使用している場合は、 DBCS (2 バイト文字セット) 文字を含むファイル名およびパスを正しく表示することはできません。この問題は、多くの場合、 ファイル転送 GUI やインポート/エクスポート機能などのファイル表示機能を使用する関数に現れます。これは、AIX プラットフォーム上のブラウザーのファイル表示機能の制約です。
これは、OS/2 プラットフォーム上で稼働している Netscape の問題です。
Z and I Emulator for Web クライアントが Netscape for AIX で実行されている場合、2 バイト文字セット (DBCS) 入力フィールドの文字は、ユーザーが DBCS 入力フィールドに文字を入力し、 Enter キーを押した後は、他のフィールドに出力できません。これは、AIX 上で稼働している Netscape の制約です。
「構成されたセッション」ウィンドウで最初の行のセッション・アイコンの 1 つをクリックして スクロールダウンしようとすると、ディスプレイが下部で停止しません。ディスプレイは最初の行まで戻ります。ただし、他の行のアイコンをクリックすれば、 スクロールは正常に動作します。
これは、Netscape 4.61 with JDK1.1.8、OS/2 プラットフォーム用の制約です。
Z and I Emulator for Web クライアントが OS/2 プラットフォーム用の Netscape 4.61 上で稼働している場合には、下記の 2 バイト文字セット (DBCS) のローカル・コードは {?} で表示されます。
Z and I Emulator for Web が表示画面レイアウトを計算する場合に、Java 2 対応ブラウザーが他の JVM とは異なる値を戻しています。これは、セッション画面が Java 1 ブラウザーを使用する場合より狭いのが原因です。この次善策を講じるには、Java 2 JVM がユーザーのロケールで使用する font.properties ファイル中の以下の行をコメントにして取り除くことができます。例えば、ロケールが日本語であると、¥JavaSoft¥JRE¥1.3.0_01¥lib¥font.properties.ja ファイルは以下を追加することによって変更できます。
#monospaced.plain.1=Courier New,ANSI_CHARSET
Z and I Emulator for Web の「印刷先ファイル」オプション「Adobe PDF を使用する」を使用している場合には、アジア言語のフォント・パックを使用する Adobe Reader 5.0 で一部の文字が正しく表示されません。この問題には、以下の 2 つの原因が考えられます。
この問題を解決するには、以下のステップに従ってください。
Adobe Web サイトから該当する Adobe 文字コレクション・ブックをダウンロードします。各ブックの URL は 次のとおりです。
Adobe 文字コレクション・ブックを開始します。
検索機能を使用して、目的の文字を探します。
Adobe 文字コレクション・ブックにその文字を検出できない場合には、 Adobe CID フォントはその文字をサポートしていません。
Adobe 文字コレクション・ブックにその文字が検出された場合には、その文字をユーザーの言語の CMap ファイルに追加する必要があります。
Adobe Reader 5.0 CMAP ファイルを探します。CMap ファイルは Adobe Reader 5.0 の Resource\CMap
ディレクトリーにあります。例えば、Adobe Reader 5.0 を c:\Program Files\Adobe\Acrobat5.0
にインストールした場合、CMap ファイルは以下にあります:
c:\Program Files\Adobe\Acrobat5.0\Resource\CMap
ASCII エディターで、ユーザーの DBCS 言語の CMap ファイルを開きます。CMap ファイルは 以下のテーブルに表示されます。
言語: | CMap ファイル名: |
---|---|
日本語 | UniJIS-UCS2-HW-H |
韓国語 | UniKS-UCS2-H |
中国語 (繁体字) | UniCNS-UCS2-H |
中国語 (簡体字) | UniGB-UCS2-H |
1 語からなる次の行を探します:
endcmap
この行の上に、書き留めた Unicode コードと CID コードを使用して、 次のテキスト行を追加します。
1 begincidrange
<Unicode code> <Unicode code> CID code
endcidrange
例えば、Unicode コードに 007e を、CID コードに 100 を書き留めている場合には、 次のテキスト行を追加します。
1 begincidrange
<007e> <007e> 100
endcidrange