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サービス・マネージャーの構成ポートの変更

Z and I Emulator for Web サービス・マネージャーおよびクライアントによって使用される構成ポートを変更できます。デフォルト・ポートの 8999 を使用可能な任意のポート番号にマップできます。ファイアウォールを通じて Z and I Emulator for Web を使用している場合には、構成ポートとして設定するポートはそのファイアウォール上で開かれていなければなりません。

構成ポートを 12345 に変更するには、サービス・マネージャー、クライアント、 および構成サーブレット (使用している場合) に対する変更が必要です。

サービス・マネージャーが listen する構成ポートを変更する方法

  1. サービス・マネージャーを停止します。
  2. Z and I Emulator for Web サーバーの専用ディレクトリー (例えば、C:\Program Files\HCL\ZIEForWeb\private) に移動します。
  3. NSMprop ファイルを編集して、
    ConfigServerPort=12345
    をそのファイルの終わりに追加します。
  4. サービス・マネージャーを再始動します。

サービス・マネージャーの ConfigServerPort を設定できる別のメソッドがあります。最も容易なメソッドまたは最も便利なメソッドを選択する方法は以下のとおりです。

サービス・マネージャー用に異なる構成ポートを指定する複数の方法があるために、 パラメーターが設定された場所に基づいて以下の優先順位が生じます。

  1. 第 1 は /ConfigServerPort=12345 などのコマンド行パラメーターです。
  2. 第 2 は NSMprop ファイル内の ConfigServerPort 項目です。
  3. 第 3 は NSMprop ファイル内の CONFIGSERVER_PARMS の 2 番目のパラメーターの設定です。

次に、Z and I Emulator for Web クライアントが使用するポートを変更します。

  1. Z and I Emulator for Web サーバーのパブリッシュ・ディレクトリー (例えば、C:\Program Files\HCL\ZIEForWeb\private\ZIEWeb) に移動します。
  2. 必要な場合には、ファイル config.properties を作成します。
  3. config.properties を編集して、
    ConfigServerPort=12345
    をファイルに追加します。
  4. ブラウザーのキャッシュをクリアし、Z and I Emulator for Web アプレットを再ロードすることによって、 すべてのアクティブな Z and I Emulator for Web クライアントに config.properties の再読み取りを強制します。

z/OS サーバーの config.properties を編集する必要がある場合には、まず初めに、 2 進数のファイルを Windows または Unix などの ASCII 基本システムに転送してください。そのファイルを編集してから、2 進数の z/OS システムに戻します。config.properties ファイルを作成する必要がある場合には、 ASCII システムでそれを作成してから、2 進数の z/OS サーバーにそのファイルを転送してください。これを行う理由は、クライアント・アプレットでは config.properties に ASCII テキストが必要ですが、 z/OS で作成または編集されたファイルは EBCDIC で保管されるためです。

config.properties ファイルの中で設定されているパラメーターがあれば、すべてのクライアントがそのパラメーターを使用します。ただし、各クライアントは、パラメーターをクライアントの HTML に追加することによって個別に構成できます。デプロイメント計画ウィザードを使用して、カスタマイズされた HTML クライアント・ページを構築できます。このウィザードは、ユーザーの入力データに基づいて、作成した HTML の中でアプレット・パラメーターを設定するので、 構文および有効なパラメーター値を確認する必要はありません。クライアント・ページを構築するには、デプロイメント計画ウィザードを使用することをお勧めします。このウィザードは、ユーザーが手動で作成した HTML ページの編集には使用できません。また、ウィザードによって作成されたが、その後手動で編集された HTML ページの編集にも使用できません。HTML を手動で変更する必要のあることが分かった場合には、 applet タグの内部で param タグを使用し、ConfigServerPort を設定してください。例えば、

<PARAM_NAME=ConfigServerPort VALUE=12345>.
を HTML ファイル内の applet タグに追加できます。

クライアント用に異なる構成ポートを指定する複数の方法があるために、 パラメーターが設定された場所に基づいて以下の優先順位が生じます。

  1. 第 1 はクライアントの HTML 内の ConfigServerPort パラメーター・セットです。
  2. 第 2 は config.properties ファイル内の ConfigServerPort セットです。

構成サーブレットを使用していて、サービス・マネージャー・ポートを変更する場合には、 ConfigServerPort パラメーターを構成サーブレットに合わせて変更することが必要になります。例えば、サービス・マネージャー・ポートを 12345 に変更する場合には、 サービス・マネージャーと通信できるように、 構成サーブレットに ConfigServerPort=12345 パラメーターを渡す必要があります。サーブレットにパラメーターを渡す方法については、 Web サーバーまたはサーブレット・エンジンに関する文書を参照してください。

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