delayifnotenhancedtn=(ミリ秒)

<HAScript> エレメントの delayifnotenhancedtn パラメーターをゼロ以外の値に設定すると、OIA (オペレーター情報域) が変更されたという通知をマクロ・ランタイムが受け取ったときに、マクロ・ランタイムは指定されたミリ秒数だけ自動的に休止します。

コンテンションを解決する環境 (休止アクションを 挿入する必要がない) でマクロを開発し、コンテンションを解決しない環境 (アプリケーション画面 を完了する時間を取るために、マクロ画面に休止アクションが必要になる場合が ある) でもそのマクロを実行する必要が生じた場合には、この属性を使用できます。

この属性を true に設定した場合、コンテンションを解決しない環境で マクロを実行すると、OIA が変更されたという通知を受け取るたびに、 マクロ・ランタイムは指定されたミリ秒数だけ休止を挿入します。例えば、200 ミリ秒の休止を指定すると、マクロ・ランタイムは OIA が 変更されるたびに 200 ミリ秒間待ちます。

OIA に対する変更の通知があるたびにマクロ・ランタイムが休止することを、要約的に累積する効果により、マクロ・ランタイムが新しいマクロ画面のアクションの 処理を開始する前に、アプリケーション画面が完了します。マクロ・ランタイムは、コンテンションを解決しない環境でセッションが 実行されていることを検出したときにのみ、これらの余分の休止を挿入します。

この属性の制限は、マクロ・ランタイムがこれらの余分の休止をすべての 画面の処理中に追加することです (画面の更新が問題になっている画面の 処理中だけでなく)。ただし、余分に費やされる待ち時間は少しです。また、より重要な点として、この属性を使用すれば コンテンションを解決しない環境にマクロを迅速に適応させることが できます。個々の画面をテストして、画面更新の問題があるそれぞれの 画面に休止アクションを挿入する必要はありません。