用語の定義

記述子とは、マクロ画面の <description> エレメント内にある XML エレメントであり、マクロ画面と対応するアプリケーション画面の識別特性を指定します。

例えば、ScreenB という名前のマクロ画面に、アプリケーション画面の行 3 にストリング ISPF Primary Option Menu が入っていることを示すストリング記述子 (<string> エレメント) が含まれているとします。マクロの再生時に、マクロ・ランタイムが次に処理するマクロ画面を決定するとき、および ScreenB が候補である場合、マクロ・ランタイムは、ScreenB の記述子を実際のアプリケーション画面と比較します。そのディスクリプターが実際のアプリケーション画面と一致する場合 (アプリケーション画面の行 3 に、そのストリングが含まれている場合)、マクロ・ランタイムは、次に処理するマクロ画面として ScreenB を選択します。

画面認識とは、マクロ・ランタイムが候補マクロ画面を現行アプリケーション画面と一致させようとするときに実行するプロセスです。

マクロ・ランタイムによるマクロ画面の処理方法で説明したように、マクロ・ランタイムは、次に処理されるマクロ画面を判別する必要がある場合、候補マクロ画面の名前 (通常、現行マクロ画面の <nextscreens> エレメントで検出される) を、有効な次画面のリストに入れます。次に、ホスト・アプリケーションがセッション・ウィンドウを新しいアプリケーション画面で更新するので、マクロ・ランタイムは、リスト上の各マクロ画面のディスクリプターを新しいアプリケーション画面と比較します。最終的に、マクロ・ランタイムがリスト上のマクロ画面のいずれかをアプリケーション画面と一致させることができる (例えば、ストリング ISPF Primary Option Menu が行 3 に表示される) まで、アプリケーション画面が更新されます。一致したマクロ画面は、次に処理されるマクロ画面になります (プロセス全体 (3 つの全ステージ) の概要を参照)。

画面記述とは、マクロ画面の <description> エレメントに記述子を追加するプロセスです。画面記述を行うのは、マクロ画面の記述タブに進み、ディスクリプター (上記の例のストリング・ディスクリプターなど) を作成または編集する場合です。同様に、マクロ・オブジェクトは、マクロの記録時に、作成する新しいマクロ画面ごとに 1 つ以上のディスクリプターを作成します (説明の記録を参照)。