Excel サンプルの実行手順 (Windows のみ)

  1. Java セキュリティー・ポリシーを構成する。

    このサンプルを実行するには、Z and I Emulator for Web アプレットに対する所定の許可を付与する必要があります。policytool を使用して .java.policy ファイルを変更するか、新しいポリシー・ファイルを作成し、プラグイン Java ランタイム・パラメーター (-Djava.security.policy=PolicyFileName) でこのファイルを指定することができます。

    新しいポリシー・ファイルは、次のものを含む必要があり、ローカル・ホーム・ディレクトリーに置かれなければなりません。
    grant {
        permission java.lang.RuntimePermission
            "accessClassInPackage.sun.jdbc.odbc";
        permission java.util.PropertyPermission 
           "file.encoding", "read";   };  

    .java.policy を変更する (プラグインで上記のパラメーターを設定しない) 場合、Java プラグイン・インストールの bin ディレクトリーで policytool 実行プログラムを起動し、上記の行で指定された許可を設定してください。

  2. Excel スプレッドシートを ODBC データ・ソースとしてセットアップする。
    1. Windows マシンで、「設定」->「コントロール パネル」->「管理ツール」->「データ ソース (ODBC)」の順に進む。
    2. 「追加」をクリックする。
    3. Microsoft Excel Driver (*.xls) を選択する。
    4. 「完了」をクリックする。
    5. データ・ソース名 amnu を入力し、必要な説明を入力する (またはブランクのままにする)。
    6. 「ブックの選択」ボタンを使用して、この例で提供されるスプレッドシートを見付ける。OK をクリックしてください。
    7. このソースの「読み取り専用」オプションの選択を解除する。このボタンを見付けるには、「オプション>>」ボタンのクリックが必要な場合があります。
    8. OK をクリックしてください。これで、amnu.xls スプレッドシートが ODBC データ・ソース amnu として使用可能になりました。
    .
  3. Z and I Emulator for Web クライアントが EditDB クラスにアクセスできるようにする新しい「デプロイメント・ウィザード」ページを作成する。
    1. デプロイメント・ウィザードを開始する。
    2. 「追加オプション (Additional Options)」ページで、「拡張オプション (Advanced Options...)」をクリックする。
    3. 「HTML パラメーターの追加 (Add HTML Parameters)」パネルで、名前「AdditionalArchives」と値「amnu」を持つパラメーターを追加する。
  4. amnu.jar を Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリーに置く
  5. 新たに作成されたページを Web ブラウザーで開き、CICS セッションを開始する。

    AMNU の使用:

    トランザクション amnu は、CICS に付属の小さいサンプル・データベースです。amnu を開始する手順は、次のとおりです。
    1. CICS にログオンする
    2. CICS プロンプトで、amnu と入力し、Enter を押す。
    セッション・ウィンドウの左上の四分区間に amnu メニューが表示され、演算子命令を表示します。
    データベースにレコードがあるかどうかを調べる手順は、次のとおりです。
    1. ENTER TRANSACTION: フィールドに、以下を入力する: abrw
    2. NUMBER フィールドをブランクのままにする。
    3. Enter を押す。
    amnu トランザクションは最初の 4 つのレコードを表示します。画面上の指示にしたがって、データベースをブラウズします。
    データベースが空である場合、マクロを実行する前にレコードを追加する必要があります。データベースにレコードを追加する手順は、次のとおりです。
    1. ENTER TRANSACTION: フィールドに、以下を入力する: aadd
    2. NUMBER フィールドに、追加したいレコードの番号 (例えば、40) を入力する。
    3. Enter を押す。
    4. 画面上の指示にしたがって、新しいレコードに情報を指定する。
  6. amnu.mac をセッションにロードする。
    1. マクロ・マネージャー・ツールバーが表示されていない場合は、セッション・ツールバーで「表示 (View)->「マクロ・マネージャー」の順に選択して、マクロ・マネージャー・ツールバーを表示する。
    2. 「現行マクロのプロパティーを編集 (Edit current macro properties)」アイコンをクリックする。
    3. マクロ・エディターで「インポート (Import...)」ボタンをクリックする。
    4. amnu.mac のロケーションまでブラウズし、amnu.mac を開く。
    5. 「保管して終了」をクリックして、現行セッションにマクロを保管し、マクロ・エディターを閉じる。
  7. amnu メニュー画面にナビゲートし、「マクロを再生 (Play macro)」アイコンをクリックする。

    レコード番号を入力するように求められます。開始したトランザクションの番号、またはステップ 5 でデータベースをブラウズしたときに表示されたトランザクションの番号を入力します。「OK」をクリックしてください。入力した番号に対応するレコードの内容が、アプリケーション画面に表示されます。画面上のレコードをデータベースに保管したいかどうかをたずねるプロンプトが、表示されます。デフォルトの応答は「Y」です。OK をクリックしてください。トランザクション番号を入力するように求められます。必要な数のレコード番号を続けて入力できます (無効な番号を入力した場合は通知されます) が、終了するには、Q をクリックします。OK をクリックしてプロンプトを閉じ、もう一度 OK をクリックして、メッセージ「Good Bye!」を消します。マクロが終了し、amnu.xls が開きます。スプレッドシート内に、保管したばかりのレコードの内容が表示されます。

    うまくいけば、このサンプルにより、ビジネスに使用するマクロを書き込む強力な方法を思い付くことができます。このサンプルは簡単に変更できることに注目してください。例えば、別の種類のデータベースに書き込んだり (DB2 に書き込む方法については、下記を参照)、ローカル・データベースから読み取って、amnu データベースに書き込んだりすることができます。このサンプルの目的は、Java やマクロのコーディングの最良な実例のレッスンではなく、短く簡単に設計することです。例えば、レコードを書き出すたびに、ローカル・データベースに接続したり、切断したりしていることに気付きます。これを避けるには、マクロの再生ごとに 1 回の接続と 1 回の切断だけがあるように、amnu マクロにリンクされる「connect」マクロと「disconnect」マクロを作成できます。

Excel マクロ amnu.mac を調べると、Excel スプレッドシートとの接続に sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver ドライバーを使用していることが分かります。このクラスがご使用のクラスパス内にないと、このサンプルは正しく実行されません。このクラスは、IBM プラグインではなく、Sun Java 2 プラグインに含まれています。