画面タブの概要

このセクションでは、マクロ・エディターの「画面」タブと、直前のセクションで説明されている XML <screen> エレメントとの関連を示します。図 1 は、「画面」タブが選択された状態のマクロ・エディターを示しています。
図 1. マクロ・エディターの画面タブ
上記の図では、画面タブに次の項目が入っています。
  • このタブの上部にある「画面名 (Screen Name)」リスト・ボックス
  • 3 つの従属タブ (「一般 (General)」、「記述 (Descriptions)」、および「アクション (Actions)」)
現在、一般タブが選択されています。
画面タブには、次の 2 つの「画面名 (Screen Name)」フィールドがあることに注目してください。
  • 画面タブの一番上にある「画面名 (Screen Name)」フィールドは、マクロ内のすべてのマクロ画面の名前が入っているリスト・ボックスです。
  • 「一般 (General)」サブタブの一番上にある「画面名 (Screen Name)」フィールドは、現在選択されている画面に割り当てたい名前を入力する入力フィールドです。

画面タブの一番上にある画面名リスト・ボックスでは、使用したいマクロ画面の名前 (例えば、Screen1) をクリックします。マクロ・エディターは、そのマクロ画面に属する情報をサブタブに表示します。例えば、図 1 では、リスト・ボックスは、マクロ画面名 Screen1 を表示し、サブタブは、Screen1 に属する情報を表示します。ユーザーがリスト・ボックス内の別のマクロ画面名 (おそらく、Screen10) を選択した場合、マクロ・エディターは、マクロ画面 Screen10 に属する情報をサブタブに表示します。

一般タブの下の画面名入力フィールドには、現在選択されているマクロ画面に割り当てたい名前を入力します。Screenx のような画面名 (ここで、x は整数を表します。例えば、Screen1) は、一時的な名前であり、マクロ・オブジェクトがマクロ画面を作成するときにその画面に指定する名前です。この名前をそのまま使用することも、より覚えやすい記述名に置き換えることもできます。(すべてのマクロ画面に、Screen3、Screen10、Screen24 のような名前がある場合、どのマクロ画面が何を実行するかを覚えるのは困難です。)

画面タブ上のサブタブ (「一般」、「記述」、および「アクション」) は、直前のセクションで説明されている XML <screen> エレメントの主要部分に対応します。具体的には、次のとおりです。
  • 「一般」サブタブは、<screen> エレメントの属性に保管されている情報を提示します。
  • 「説明」サブタブは、<screen> エレメントの <description> サブエレメントに保管されている情報を提示します。
  • 「アクション」サブタブは、<screen> エレメントの <actions> サブエレメントに保管されている情報を提示します。
しかし、<nextscreens> サブエレメントはどうでしょうか。使いやすくするために、<nextscreens> エレメントに属する情報は、上位の「リンク」タブに表示されます。図 1 の画面タブのすぐ右に、リンク・タブが表示されています。
図 2 は、Screen1 という名前のサンプル <screen> エレメントの XML 開始タグと終了タグを示しています。
図 2. <screen> エレメントの開始タグと終了タグ
   <screen name="Screen1" entryscreen="true" exitscreen="false" transient="false">
   ...
   </screen>
上記の図では、省略符号 (...) は、XML テキストの一部ではなく、簡単にするために、<screen> エレメント内に含まれている必須エレメントが省略されていることを示しています。開始タグ内の属性は、図 1 の一般タブ上のフィールドに対応していることに注意してください。例えば、name 属性 (name="Screen1") は「一般」タブ上の「画面名」入力フィールドに対応し、entryscreen 属性 (entryscreen="true") は「一般」タブ上の「エントリー画面」リスト・ボックスに対応します。
図 3 は、囲まれているエレメントを含めて、<screen> エレメント全体の XML テキストを示しています。
図 3. サンプル XML <screen> エレメント
   <screen name="Screen1" entryscreen="true" exitscreen="false" transient="false">
      <description>
         <oia status="NOTINHIBITED" optional="false" invertmatch="false" />
      </description>
      <actions>
         <mouseclick row="4" col="15" />
         <input value="3[enter]" row="0" col="0" movecursor="true"
                   xlatehostkeys="true" encrypted="false" />
      </actions>
      <nextscreens timeout="0" >
         <nextscreen name="Screen2" />
      </nextscreens>
   </screen>
上記の図では、<screen> エレメントに、必須の <description>、<actions>、および <nextscreens> エレメントが入っていることに注目してください。