入力アクションの後に遅延を挿入する

セッションが通常の TN3270 セッションである場合、 またはコンテンション解消機能を使用しない TN3270E セッションである 場合には、遅延の挿入が最適な解決策です。つまり、入力アクション (この例では ScreenA) によって ホストが新しいアプリケーション画面を送信した後、 数百ミリ秒以上の休止を挿入します。この遅延により、マクロ・ランタイムが次のマクロ画面 (ScreenB) の アクションの処理を開始する前に、ホストがアプリケーション画面を更新する ための十分な時間を取ることができます。

このシナリオで、入力アクションの後に休止を挿入する 方法はいくつかあります。
  • 「アクション間の休止 (Pause Between Actions)」の遅延を増やす。
  • ScreenA の「休止時間の設定 (Set Pause Time)」を増やす。この方式をお勧めします。ScreenA に対してのみ休止時間 が延長されるので、影響を受けるのは ScreenA のみです。
  • ScreenA の入力アクションの直後に休止アクションを追加する。この方式もお勧めします。ちょうど必要な場所に休止が挿入されます。
  • ScreenB の最初のアクションとして休止アクションを追加する。シナリオによっては、この方式を選択する場合もあります。ただし、ScreenA の後に複数のマクロ画面が表示される可能性が あって (ScreenB、ScreenC、ScreenD など)、これらの後続マクロ画面それぞれに 画面の完了の問題が発生する場合は、この方式を使用すると、 これらの後続マクロ画面それぞれに対して、最初のアクションとして 休止を挿入する必要があります。前の項目で示した方式を使用して、1 つのマクロ画面 ScreenA に 休止アクションを挿入した方が簡単です。

通常の TN3270 セッションと、コンテンション解消機能を使用可能に した TN3270E セッションの両方でマクロを実行する必要がある場合は、XML マクロ言語 に備わっているいくつかの属性が役立ちます。画面の完了に関係する属性を参照してください。