「パスワード」チェック・ボックスの使用

マクロ記録中に入力キー・シーケンスが自動的に暗号化される場合、マクロ・エディターで入力アクションを表示すると、「パスワード」チェック・ボックスが選択されていて (チェック・マークが付いている)、暗号化されたキー・シーケンスを表すいくつかのアスタリスク (******) が「ストリング」フィールドに表示されています。

一方、マクロ記録中に入力キー・シーケンスが自動的に暗号化されない場合 (原因としてセッションが 3270 または 5250 セッションではない、または入力フィールドが非表示の入力フィールドであることが考えられる)、 「パスワード」チェック・ボックスはクリアされていて (チェックマークが付いていない)、 暗号化されていない入力キー・シーケンスが「ストリング (String)」フィールドに表示されています。

マクロ記録中に入力キー・シーケンスが自動的に暗号化されない場合は、マクロ・エディターで暗号化することができます。入力キー・シーケンスを暗号化するには、以下のステップに従ってください。始める前に、「パスワード」チェック・ボックスがクリアされていない場合はクリアしてください (チェックマークを外す)。
  1. 希望の入力キー・シーケンスが「ストリング (String)」フィールドに表示されていない場合は、 入力キー・シーケンスを「ストリング (String)」フィールドに入力する。
    • 入力キー・シーケンスは、通常どおり「ストリング」フィールドに表示される (例えば、「'myPassWord'」)。
    • 拡張マクロ形式を使用している場合は、入力キー・シーケンスを単一引用符で囲む (例えば 'myPassWord') ことを忘れないでください。
  2. 「パスワード」チェック・ボックスを選択する。
    • マクロ・エディターが入力キー・シーケンスを暗号化し、入力キー・シーケンスがアスタリスク (***********************) を使用して「ストリング」フィールドに表示される。
暗号化された入力キー・シーケンスを作成して、 「ストリング (String)」フィールドへの入力時に入力キー・シーケンスを暗号化されていない形式で表示しない場合は、 次の方法を使用します。
  1. 「ストリング (String)」フィールドが空になっていない場合は、フィールドをクリアする。
  2. 「パスワード」チェック・ボックスを選択する。
  3. 「ストリング (String)」フィールドに入力キー・シーケンスを入力する。
    • 拡張マクロ形式を使用している場合は、入力キー・シーケンスを単一引用符で囲む (例えば 'myPassWord') ことを忘れないでください。
    • 「ストリング」フィールドに入力すると、マクロ・エディターはアスタリスクを使用して文字を表示する ('myPassword'************ と表示される)。
    • 入力フォーカスを「ストリング」フィールドから移動すると (つまり、別のフィールドをクリックすると)、マクロ・エディターは入力キー・シーケンスを暗号化する。

入力キー・シーケンスの暗号化後に、入力キー・シーケンスを暗号化しないようにするか、訂正することができます。

入力キー・シーケンスが暗号化されていて、それを暗号化しないことにした場合、以下のステップに 従ってください。
  1. 「パスワード (Password)」チェック・ボックスをクリアする。
    • マクロ・エディターは暗号化されたストリングを破棄し、「ストリング (String)」フィールドをクリアする。
    • 何らかの理由で「ストリング (String)」フィールドがクリアされない場合は、Backspace キーまたは Delete キーを使用してフィールドの文字を削除する。
  2. 「ストリング (String)」フィールドに暗号化されていないキー・シーケンスを入力する。
入力キー・シーケンスが暗号化されていて、それを変更することを決定した場合、以下のステップに 従ってください。
  1. Backspace キーまたは Delete キーを使用して「ストリング (String)」フィールドをクリアする。
    • フィールドが空白になるよう、暗号化された入力キー・シーケンス全体を削除してください。
  2. 「ストリング (String)」フィールドに訂正した入力キー・シーケンスを入力する。
    • 拡張マクロ形式を使用している場合は、入力キー・シーケンスを単一引用符で囲む (例えば 'myPassWord') ことを忘れないでください。
    • 「ストリング」フィールドに入力すると、マクロ・エディターはアスタリスクを使用して文字を表示する ('myPassword'************ と表示される)。
    • 入力フォーカスを「ストリング」フィールドから移動すると (つまり、別のフィールドをクリックすると)、マクロ・エディターは入力キー・シーケンスを暗号化する。

「ストリング」フィールド内のアスタリスクのストリング (*******) を上書きしたり、ストリングに文字を挿入することによって、暗号化された入力キー・シーケンスを訂正しないでください。これを行うと、暗号化されていない修正によって、暗号化された入力キー・シーケンスが破壊されます。この場合、マクロ・エディターは暗号化されていないストリングが入力されたものと 想定し、壊れているシーケンスを再び暗号化します。その結果、マクロの再生中にマクロ・ランタイムが入力アクションを処理するとき、暗号化解除された シーケンスは、ユーザーの意図した入力キー・シーケンスになりません。(また、拡張マクロ形式を使用しているときに、壊れた入力キー・シーケンスを単一引用符で 囲まないと、マクロ・エディターはエラー・メッセージを表示します。)