変数更新アクション (<varupdate> エレメント)

<varupdate> エレメントは、変数に値を格納します。次の項目を指定する必要があります。
  • 変数の名前
  • 変数に格納する値
マクロの再生中に、マクロ・ランタイムは変数更新アクションを 実行して、指定の値を指定の変数に格納します。

<description> エレメント内で変数更新アクションを使用することもできます (説明内の変数更新アクションの処理を参照)。

値には演算式を使用でき、また変数とインポートしたメソッドの呼び出しを 値に含めることができます。値が式の場合、マクロの再生中にマクロ・ランタイムは式を評価し、 結果の値を指定の変数に格納します。

変数更新アクションは、プログラミング言語の代入ステートメントと 同様に機能します。Java プログラムでは、次のような代入ステートメントを書くことができます。
boolVisitedThisScreen = true;
intVisitCount = intVisitCount + 1;
dblLength = 32.4;
strAddress ="123 Hampton Court";
変数更新アクションでは、「変数更新 (Variable Update)」ウィンドウ の「名前 (Name)」フィールドに式の左側 (変数) を入力し、 同じウィンドウの「値 (Value)」フィールドに式の右側 (値) を 入力します。上記の Java 代入ステートメントに相当するものを作成するには、 次のように入力します。
表 1. 変数名と値の例
「名前 (Name)」入力フィールド: 「値 (Value)」入力フィールド:
$boolVisitedThisScreen$ true
$intVisitCount$ $intVisitCount$+1
$dblLength$ 32.4
$strAddress$ '123 Hampton Court'

指定する値は、コンテキストに応じた正しいデータ型、またはその 型に変換可能なデータ型 (自動データ型変換を参照) に 属している必要があります。

変数更新アクションは、次の点で非常に便利です。
  • 「値 (Value)」フィールド内のエンティティーに式を使用できる。
  • 式はアクションが実行されるまで評価されない。
式について詳しくは、データ・タイプ、演算子、および式を参照してください。