変数の転送

「変数の転送 (Variable Transfer)」リスト・ボックスを「転送 (Transfer)」 に設定することにより (デフォルトは「転送なし (No Transfer)」)、 呼び出し側マクロに属する変数すべて (これらの変数の内容を含む) を ターゲット・マクロに転送するようにマクロ・ランタイムに指示できます。

このように変数とその内容を転送することにより、 変数を使用して呼び出し側マクロからターゲット・マクロにパラメーターを 渡すことができます。

ターゲット・マクロに制御が渡された後、ターゲット・マクロは、 自身が宣言した変数の読み書きと同じように、転送変数を読み書き できます。

例えば、MacroA に現在 2 つの整変数 StartRow と StartCol があり、 その値が 12 と 2 である場合に、MacroA が PlayMacro アクションを 使用して MacroB を起動すると、MacroB には値が 12 と 2 の変数 StartRow と StartCol が最初に与えられます。

転送変数がインポート型に属していて Java オブジェクトを 含んでいる場合でも、ターゲット・マクロは転送変数を 参照して Java オブジェクトのメソッドを呼び出すことができ、 またその転送変数に他のオブジェクトを書き込むこともできます。