セッション・ウィンドウの長方形領域のキャプチャー

「連続抽出 (Continuous Extract)」オプションが false の 場合 (これがデフォルト値です)、マクロ・ランタイムは、2 組の列と行の値 をテキストの長方形ブロックの左上隅と右下隅 (隅を範囲に含む) と して扱います。長方形ブロックは、最小で 1 文字、最大でアプリケーション・ウィンドウ全体 にすることができます。

マクロ・ランタイムは、次の処理を行います。
  • 結果ストリングを空ストリングに初期化する。
  • テキストの長方形ブロックを 1 行ずつ読み取り、 それぞれの行を結果ストリングに連結する。
  • 結果ストリングを指定された変数に格納する。
一例として、セッション・ウィンドウの行 16、17、18 の先頭 40 文字 が次のとおりであるとします。
.8..Outlist.....Display, delete, or prin
.9..Commands....Create/change an applica
.10.Reserved....This option reserved for
さらに、マクロ・ランタイム が次の設定値を指定して抽出アクションを実行するとします。
  • 「連続抽出 (Continuous Extract)」は false。
  • 行と列の組は (16, 5) (Outlist の 'O') と (18, 12) ('Reserved' の 'd')。
  • 抽出名は 'Extract1'。
  • データ・プレーンは TEXT_PLANE。
  • ストリング変数 $strTmp$ が結果ストリングの格納先の変数。

「連続抽出 (Continuous Extract)」オプションが false なので、 マクロ・ランタイムは行と列の組をテキストのマーキング長方形ブロック として扱い、左上隅は行 16、列 5、右下隅は行 18、列 12 とします。

マクロ・ランタイムは、結果ストリングを空ストリングに初期化します。その後、マクロ・ランタイムはテキストの長方形ブロックを 一度に 1 行ずつ読み取り ('Outlist.'、'Commands'、'Reserved')、 それぞれの行を結果ストリングに連結します。最後に、マクロ・ランタイムは結果ストリング全体を結果変数 $strTmp$ に 格納します。これにより、変数 $strTmp$ には次のストリングが格納されます。
'Outlist.CommandsReserved'