ステップ 4: Web Express Logon を使用するように Z and I Emulator for Web セッションを構成する。

Web Express Logon を使用するように Z and I Emulator for Web セッションを構成するには、以下のステップを実行します。

  1. 「ホスト・セッション (Host Sessions)」ウィンドウを使用して、ご使用の FTP セッションを強調表示し、 「構成 (Configure)」ドロップダウン・メニューの下の「プロパティー (Properties)」を選択する。ウィンドウの左側で、「接続 (Connection)」の下の「Express Logon」を選択します。
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    また、セッション・アイコンを右マウス・ボタン・クリックして「プロパティー (Properties)」を選択することで、 セッション・プロパティーを開くこともできます。
  2. 「Express Logon」ウィンドウ (図 1 を参照) で、Express Logon タイプとして「Web Express Logon」を選択する。
    図 1. 「FTP Express Logon」
     FTP Express Logon セッション・プロパティー
  3. 「ユーザー ID タイプ (User Identity Type)」を選択する。
    • ローカル・システム ID: ユーザーのローカル・オペレーティング・システム ID。Web Express Logon では、現在、Microsoft Active Directory (Windows ドメイン) がサポートされています。
    • network ID: ユーザーのネットワーク・セキュリティー・アプリケーション ID。Web Express Logon では、現在、IBM Tivoli Access Manager および Netegrity Siteminder がサポートされています。
    • Portal ID: ユーザーの Portal Server ID。Web Express Logon では、現在、IBM WebSphere Portal のコンポーネントである Portal Server がサポートされています。
  4. 信任状マッパー・サーバーの完全な URL (例えば、https://server_name/junction/cm/CredMapper) を入力する。 ここで、各部の内容は、以下のとおりです。
    • server_name は認証サーバーの名前
    • junction はジャンクションの名前 (オプショナル)
    • cm は信任状マッパー・サーブレット・スペース
    • CredMapper はサーブレット名
    サーブレット名は XML ファイル内の名前に一致するようにしてください。例えば、ホスト・セッション内のサーブレット名を CredMapper として 指定する場合、XML 内のコードは以下のようになるはずです。
    <servlet>
          <servlet-name>CredMapper</servlet-name>
          <display-name>CredMapper</display-name>    
    <servlet-class>com.ibm.eNetwork.security.sso.cms.CredMapper</servlet-class>
    この URL にあるサーブレットは、ユーザーからの HTTPS 要求を処理し、ルックアップを実行し、ユーザーの 信任状を戻します。Z and I Emulator for Web クライアントは、入手した信任状を使用してログイン・プロセスを自動化します。
  5. 「OK」をクリックします。
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「FTP ホスト・セッション (FTP Host Sessions)」ウィンドウの左ペインにある「ログオン (Logon)」オプションに注目してください。このウィンドウでは、「ユーザー ID (User ID)」フィールド と「パスワード (Password)」フィールドは必ず、ブランクのままにしてください。「ユーザー ID」と「パスワード」を入力すると、Z and I Emulator for Web は「Express Logon」ウィンドウの設定を無視します。