B. web.xml ファイルの INIT パラメーターに精通する。

このステップでは、web.xml ファイルの 3 つのデフォルトの INIT パラメーターについて理解します。
  • Host Credential Mapper (HCM) プラグイン: このパラメーターの名前は CMPICredentialMappers であり、パラメーター値は CMPIDCASPlugin や CMPIVaultPlugin などすべての使用可能な HCM プラグインのリストが含まれている複合値です。現在、この値は echo になっていますが、最終的には使用する HCM プラグインの名前で置き換えます。
    コード例:
    init-param>
       <param-name>CMPICredentialMappers</param-name>          
       <param-value>echo</param-value>  
    </init-param>
  • Network Security プラグイン: このパラメーターの名前は CMPINetworkSecurity であり、パラメーター値はネットワーク・セキュリティー・アプリケーションへの CMS インターフェースを処理するクラスの絶対パス名です。この例は、amcms.war ファイルからとったものです。 このファイルは、Tivoli Access Manager ネットワーク・セキュリティー・アプリケーションに基づいています。
    コード例:
    <init-param>
         <param-name>CMPINetworkSecurity</param-name>
         <param-value>com.ibm.eNetwork.security.sso.cms.CMNPIAccessManager
    			</param-value>      
    </init-param>
    top グラフィック・イメージ
    Network Security プラグインは、Microsoft Active Directory (Windows ドメイン)、Portal Server、または証明書ベースの Web Express Logon には適用されません。Microsoft Active Directory の場合、ユーザーの識別には、Windows ログイン ID が使用されます。Portal Server の場合、ユーザーの識別には、Portal ID が使用されます。証明書ベースの Web Express Logon の場合、ユーザーの識別にはクライアント証明書が使用されます。
  • echo プラグイン: この INIT パラメーター (echo) の名前は、HCM プラグインの値と同じです。以降のステップで、この echo を、使用する HCM プラグインの 名前と置き換えます。
    Z and I Emulator for Web では、web.xml ファイルの編集を開始する前に、CMS を正しくデプロイできることを確認したい場合を想定して、このオプションの echo プラグインが用意されています。例えば、Web サーバーへ CMS をデプロイした後で、ワークステーションのブラウザー・アドレス・バーに以下の構文を入力して、そのテストを行うことができます:https://web_application_server_name/context_root/CredMapper、ここで、web_application_server_name は Web アプリケーション・サーバーの名前、context_root は CMS をデプロイする際に指定するコンテキスト・ルートの名前、CredMapper は CMS そのものの名前です。
    top グラフィック・イメージ
    一部の Web アプリケーション・サーバー製品では、最初にサーブレットをデプロイして、次に XML ファイル の編集を行うことができます。WebSphere Application Server バージョン 5 などのその他の製品は、XML コードの編集後に サーブレットをデプロイすると、最良の動作になります。詳しくは、使用している製品の資料を参照してください。
    コード例:
    <init-param>
       <param-name>echo</param-name>
       <param-value>com.ibm.eNetwork.security.sso.cms.CMPINetEcho,AuthType_All,*
    		</param-value>
    </init-param>